シャープが、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行から、4月にも経営幹部の派遣を受ける調整をしていることが28日分かった。役員に就任する可能性もあり、人選や具体的な役職を詰めている。 シャープは計3600億円の融資の返済期限が今年6月に迫っており、主力行との関係を強化し支援の継続を狙う。財務面の課題をあらためて精査し経営改善のスピードを上げる。 主力行は経営危機が表面化した2012年夏ごろから、幹部派遣をシャープに打診してきた。シャープは当初、経営の選択肢が狭まる恐れから受け入れに否定的な考えを示していた。