実に面白いよな、これw 金に困って落ちている財布をネコババしちゃおうかと思った奴が、他人が同じことをするのを目にした途端、声高に非難し始めるようなw あるいは、こっそり憧れのイケメンに近づこうとしていた女が、抜け駆けが発覚したクラスメイトを難詰するようなw またしても「欲望とは他人の欲望」w 自分と同じ欲望をあからさまに実現した奴に対して、人は冷静ではいられないw それが「良い」ことであった場合には嫉妬し、「悪い」ことであった場合には、自らの後ろめたさを糊塗するために他人を非難せずにはいられなくなるw 美人の元カノに再会した 藁けるw タイトルからして既におかしいw 話の焦点が果たしてヨリが戻るか否かにあったならば「元カノに再会した」でよく、事の成り行きには相手の意思も大いに影響するのだから、彼女が「美人」かどうかはそれほど重要ではない筈。勿論そういった話ではなく、増田が一方的にヨリを戻そ
この不況で問われているのは、日本人の働き方だと思う。日本企業が戦後の一時期、成功を収めた一つの原因は、農村共同体が解体したあと、その行動様式を会社に持ち込んでコミュニティを再構築したことにある。その労働倫理の原型は明治期より古く、江戸時代に市場経済が農村に浸透してきたころに始まるといわれる。速水融氏は、これを産業革命(industrial revolution)をもじって勤勉革命(industrious revolution)とよんだ。 イギリスの産業革命では、市場経済によって農村が工業化され、資本集約的な産業が発達したのに対して、日本では同じころ逆に市場が農村に取り込まれ、品質の高い農産物をつくる労働集約的な農業が発達した。二毛作や棚田のように限られた農地で最大限に収量を上げる技術が発達し、長時間労働が日常化した。そのエネルギーになったのは、農村の中で時間と空間を共有し、家族や同胞のた
『諸君!』の最終号が送られてきた。特集は「日本への遺言」。これを読んでいると、終わるのはしょうがないなと思った。西部邁「戦後的迷妄を打破する『維新』を幻想せよ」、渡部昇一「保守派をも蝕む<東京裁判遵守>という妖怪」、平川祐弘「皇室と富士山こそ神道文化の要である」・・・といった見出しだけで、おなかいっぱいになってしまう。 こういう雑誌の主な読者は、戦前世代の軍国老人だ。彼らにとっては、いつまでも「東京裁判」や「占領軍」や「平和憲法」が憎く、論壇の主流だった「戦後民主主義」に対するルサンチマンをこの種の雑誌で解消してきたのだろう。編集者は「われわれは右翼思想に共感してるんじゃなくて、大手メディアのすきまをねらってるんです。平和と民主主義は新聞で読めるから、雑誌で書いても売れない」といっていた。 右派誌が一定の解毒剤の役割を果たしたことは確かで、朝日新聞も無条件で「憲法を守れ」とはいわなくな
やられた。やってしまった。 どうしても手に入らない参考文献があって、それを購入するという名目で、amazonで本を購入してしまった。 amazonは、当たり前だがその辺の下手な本屋よりよっぽど品揃えが豊富で、マーケットプレイスの商品まで合わせれば、ここで手に入らない本は最早オークションか専門店に行かないと手に入らないのではないかという程である。 そんなamazonで、一度本を買ったら後は泥沼なのは、経験して知っていたはずなのに。 僕は本屋の雰囲気自体が好きで、これまで極力本を買う時は書店を利用するようにしていた。 神保町の近くに住んでいた頃は、自転車で汗だくになりながら神保町に行って古本屋はもちろん、書泉や三省堂、東京堂などを回るのが好きだったのだが*1、世田谷に越して来てから、下北沢まで行かないと品揃えの豊富な本屋が無い状況なので、本屋に行く機会は減っていた。 まぁそもそも、基本的に本を
On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう 「日本はもう立ち直れないと思う」というこのエントリが、はてなブックマークで大きな話題になっているのだけど、これは、言語と経済と政治と文化と生活と安全保証の国境が全部同じである「日本」という単位が消えるという意味ではないかと思う。そして、そういう全部ワンセットの「日本」というものに頼っていると、あとで困るよという話。私はそう受け止めた。 たとえば、このエントリは日本生まれで海外在住の人が日本語で書いている。「日本」と日本語のWebの世界はもう随分違っていて、海外在住の日本人の書くブログも渡辺千賀さんや梅田さんだけじゃなくて、他にもたくさんある。逆に、外国生まれで日本に住んでいる人が書いているブログもいっぱいある。 日本語圏は世界中に広がっているけど、隣近所が全員日本語を話し日本企業に勤めていて友達が全部日本人である「日本」は縮まって
http://news.livedoor.com/article/detail/4109939/ http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20090417/1239925575 自分はタバコは吸わないし、タバコの匂いは大嫌いです。「タバコ吸う奴なんてこの世からいなくなればいいのに」とかつては思っていました。 その一方で、自分は幼い娘を持つ親です。しかも、娘はいわゆる知的障害児です。 そんな子を持つ親として、赤木氏の記事に対しては極論だとは思わなかったし不快な気分にもなりませんでした。 実際、公共の場に幼い子供を連れていくと、少なからず「喫煙者を見る嫌煙家」のような目で見られるのですよ。いや、実際迷惑だしね。もう、ほんといたたまれなくなっちゃう。で、こんな肩身の狭い思いをきっとタバコを吸う人もしてるのだろうなって、最近考えるようになりました。 ブコメで「子育ては趣味なんかじ
追加経済対策15兆円の中身をよく見ると、「緊急対策」に4.9兆円で「成長戦略」に6.2兆円と、中長期の予算のほうが多い。これは「短期的なバラマキ」との批判を意識したものだろうが、その成長戦略の中身はといえば、太陽光システム、エコカー、介護、観光大国、コンテンツ産業など流行の話題を雑然と並べた、古めかしいターゲティング政策だ。これは官僚(特に経産省)が最近の経済学を知らないためだと思う。 日本経済にとって本質的な問題は一時的な需要の追加ではなく、持続可能な潜在GDP――Mankiwの言葉にならうと自然GDP――の水準をいかに高めるかである。これはマクロ経済学というより、成長理論のテーマだ。本書は、シュンペーターの創造的破壊の概念を中心にして最近の成長理論をまとめたもので、Acemogluに比べると質量ともに読みやすい。 経済成長の最大のエンジンがイノベーションだということについては、理論
2009年03月19日11:42 ドルは暴落するのか? カテゴリユーロドルチャート分析 slalom2007 Comment(1)Trackback(0) ベン・バーナンキ議長の愛称はヘリコプター・ベンです。 1990年代日本が不良債権処理に苦しんでいた時、ヘリコプターで空からお金をまけと言っていたからです。 彼はまさに米国で昨晩ヘリコプターからお金をばら撒く決定をしました。 90兆円近い債券を買い取り市中にお金を供給します。 米国経済の支えにはなるでしょうが、米国ドルにとっては昨日書いたように急落する危険性があります。 中国、中東、ロシア、日本などドル及び米国債券を大量に保有する国にとっては悪夢です。 これらの国々はどのように動くのでしょうか。 また長期投資家でドルの保有が多いところはどのように動くのでしょうか。 昨日のFRBの決定はドルが大きく下落する危険性があります。 チャートはユー
アゴラで、北村隆司氏が鳩山邦夫総務相の一連の行動を批判している。ダイヤモンド・オンラインでも辻広雅文氏が、行政手続きを無視した介入を批判している。私もまったく同感だ。 当ブログでも鳩山氏の暴走を批判したが、その後出てきた「疑惑」なるものの中には、彼の主張を裏づける証拠は何もない。もし鳩山氏の主張するように不正行為があったのなら、彼は警察に告訴すべきだ。東京中央郵便局の建て替えに至っては、言語道断である。重要文化財の指定を申請するのは任意であって義務ではない。それも含めて総合的な都市計画が立てられたのに、土壇場になって大臣が介入するのは、北村氏もいうように途上国なみの独裁政治だ。 今回の事件の特異な点は、通常の行政のスキャンダルのように当事者の内部告発で具体的な事実が問題になり、それを捜査当局やメディアが追及するという形ではなく、当の主務大臣が「オリックスの出来レースじゃないか」という憶
校則大嫌い、のだだです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000041-maiall-soci 校則に関しては「社会のルールを学んでるんだから従うべき、破れば当然ペナルティ」という意見が一部で覇権的みたいですが、いかがでしょう。 私は、この校則には問題があると思っています。それは、ジェンダリズムです。 そう、ことは程度問題ではありません。私は別に「校則や規則を破っててもそこまで責めることはないじゃないか、ある程度自由でいいじゃないか」と言いたい訳じゃありません。そんなことはどうでもいいのです。 違うのです、そもそもこんな校則や規則はあってはならないのです。様相を性別で規定する校則規則自体あってはなりません。学校側にそうした権限を与えてはならないのです。与えられてるなら剥奪しなければなりません。だって差別だもの。 丸坊主ももちろんの事
よく状況が見えないので日和見していたら、言いたかったことをfinalventさんに先に言われてしまった。 検察権力が恣意的に正義のツラをして市民社会に介入してくるのを市民はいわば本性として批判しないといけないということ。それは市民の義務にも近いものなんですよ。 世論調査からみる動向では一国の総理になりうる人だった。それを検察権力が市民の手の届かないところで打ち落としてしまったということなんですよ。 それがいかなる「正義」であっても、民主主義というのは、こういう危険な回路を除去しないといけないのですよ。 民主主義というのは市民が失敗したら市民が尻ぬぐいをする。愚かさのすっぱい果実をみんなで囓るのです。失敗しないような甘美な「正義」に身を委ねてはいけないのですよ。いかなる権力もそれを市民が「ちょっと待ってね」と制止する回路を組み込まなくてはならない。 私は、今の民主党をとても信頼できない。でも
⇒はてなブックマーク - 毎日社説 社説:小沢民主代表 やはり世論は厳しかった - 毎日jp(毎日新聞) - finalventの日記 toronei 社会, 政治, news, media もう自分は小沢に期待していない、といいながら、ここまで擁護しているのも凄い。 2009/03/10 toroneiさん、それは本当に違うんだよ。 小沢を擁護しているんじゃなくて、検察権力が恣意的に正義のツラをして市民社会に介入してくるのを市民はいわば本性として批判しないといけないということ。それは市民の義務にも近いものなんですよ。 今回は、それがたまたま小沢だったし、小沢は、私がそう望むという意味ではないし、実際には不可能なんだけど、世論調査からみる動向では一国の総理になりうる人だった。それを検察権力が市民の手の届かないところで打ち落としてしまったということなんですよ。実際に総理ではないし、まあ、昭和
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く