うちの「かふか」を見い出して捕獲してくれた、地域猫の世話をしてるおばあさんがいるのだが、かわいい子猫がいるから3匹目にどう? と声をかけてくれたのが昨年(2010年)末。不用意に増えてしまった子猫を見つけては、里親を捜しているのだ。 「その界隈に猫がたくさんいるので一度見に来ませんか?」と声をかけてもらったので、散歩がてら行ってみた。 野良猫問題はほぼ人間の問題だったりする。住宅街の一角に近所と没交渉のひとり暮らしの老人の家があり、そこに居ついた猫たちが去勢されてないため、増えてしまうのだ。 でも、子猫の世話をきちんとしないので路上にあふれるという。去勢をお願いしようにも、「うちの猫のことはほっといてくれ」と言う始末だそうな。 今の東京で生きていくのは、人も猫も大変である。 さて、住宅街は隠れ場所がたくさんあり、猫もなかなか出てきてくれない。「今日はいないわねえ」と歩いていると、「にゃあ」