#5の者です。追加のご質問にお答えします。 1つ間違えてはならないのは、「広がる」という時に、広がり のある空間の中に物質が広がる、というイメージを持っては いけない、という事です。 それは、空間的、エネルギー的に小さな領域に暮す我々の、 近似的な錯覚(空間は平坦に延長される=ユークリッド空間) であり、実際の時空は、物質の存在と運動によって、非ユーク リッド的なのです。 つまり、質量密度が高ければ空間は閉ざされ、ちょうど球の 表面のように“端がない有限な広がり”のものになります。 「宇宙がビッグバンで広がる」と簡単に言っていますが、 そうした重力閉鎖したブラックホール状態から、どのように 拡大できるかは問題であり、量子トンネル効果やインフレー ション理論など、様々な提案がなされています。 ただ、膨張すれば密度が低下し、重力閉鎖も大きくなるので、 「膨張すれば膨張する」ので、現状に矛盾はあ