2013年10月13日20:11 カテゴリソ連の話 ちょっとこわいソ連の話 前回、息子の公立小学校の入学手続きについて書きましたけれども、書いていて私が大学に入るときのことを思い出しました。公立小学校とは違って、ロシアの大学には、決まった記入用紙がしっかりありました。そして、実は、私には、その用紙にまつわる、一生忘れられない体験があります。今日はその話をしたいと思います。 ソ連の大学入学願書の前半は日本の履歴書とそう変わらない内容でした。しかし、後半になると、入学希望者の家族に関する下記のような質問が並んでいました。 1)あなたの家族・親戚で「富農」(クラーク)として流刑になった人がいますか? 2)あなたの家族・親戚で「人民の敵」として逮捕された人がいますか? 3)あなたの家族・親戚でドイツ軍が占領した地域に残っていた人がいますか? ソ連の歴史を日本語で説明するのは難しいので、ごく簡単にま