今回は歴史を変えたネットワーク機器として、ブロードバンド環境でも使える高速ファイアウォールの礎となった「NetScreen-100」を取り上げる。販売代理店である日立システムアンドサービスの話を元に日本市場投入からの10年を振り返ろう。 ソフトウェア型ファイアウォールから ASIC型アプライアンスへ インターネットからの不正アクセスを防ぐ装置として、ファイアウォールはすっかり定番となっている。常時接続とブロードバンド化が普及した昨今、ファイアウォールなしにはインターネットを利用することすらできないとさえいえる。 こうした現在のファイアウォールの礎ともなっている代表的な製品が、1998年に登場した米ネットスクリーン・テクノロジーズ(以下、米ネットスクリーン)の「NetScreen-100」である。 1990年代前半に登場したファイアウォールの多くは、ファイアウォールの元祖であるチェック・ポイ
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