郊外のショッピングモールは、今や下流ファミリーのたまり場ではない。あらゆる層のニーズを満たし、若者からお年寄りまで続々と押し寄せるパワースポットと化した。中でも人気なのが、「イオンモール」と「ららぽーと」だ。商業施設の巨大化・進化につれて、そこに集う「イオニスト」「ららぽーたー」が増殖している。 人々は何に魅せられてショッピングモールに行くのか? 人気ショッピングモールの背景を5日連続で分析する。5日目は、失敗するモールと成功するモールの分析をする。 なぜピエリ守山に客が来なかったのか 日本にあるショッピングモールの数は3134(日本ショッピングセンター協会調べ、2013年12月末時点)。当然ながら、すべてのモールが繁盛しているわけではない。 たとえば、「明るい廃墟」「ネオ廃墟」と呼ばれる「ピエリ守山」、滋賀県琵琶湖畔にたたずむ正式名称「琵琶湖クルージングモール ピエリ守山」は、商業施設面
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