かつて北海道には偉大な深夜番組があった。 全国にその名を馳せ、DVDがいまだに出され、出演タレントは全国区になった。 悲しいことに、北海道の深夜番組では、2016年の現今でもなおいまだにあの深夜番組と同じようなネタを繰り返している。 若手の劇団員や芸人を中心に、道内や国内をある一定のルールの下で移動する。 旅情をそそる、あの番組と同じ構成だ。 要するに北海道の深夜番組は、水曜どうでしょうのパラダイムを抜け出せていない。 というか、それしか知らないのだ。 だから、いつまで経っても同じことの繰り返し。そして、徐々に先細って言っているように思う。 これがことさらにさびしい。北海道のモノカルチャー的な産業を如実に表しているような気がするからだ。 石炭だったら石炭。小豆だったら小豆。鰊だったら鰊。魅力あるコンテンツを、ただそれだけに特化して生産流通消費させるシステムを構築させる。 コンテンツの需要が