ブックマーク / call-of-history.com (14)

  • 近代女性小説家誕生の歴史を描く意欲作『カイニスの金の鳥』(秦和生 作)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    あらすじとみどころ――「秘密」と「信頼」時代は十九世紀初頭、英国グロスターシャーの牧師の家に生まれた女性リア・ボイドは幼いころから小説を書いていたが、“女性が小説を書くなんて“”女性に小説は書けない“といった周囲の無理解から、架空の男性アラン・ウェッジウッドを創作してアランの作品と騙るようになった。十九歳になっても小説家の夢捨てきれず、自身の作品をアラン・ウェッジウッドの筆名で出版社に投稿、ついに出版の運びとなり、リアは長い髪を切り、男装してアラン・ウェッジウッドという男性になりきってロンドンへ上京する。ロンドンではマイルズ・キーツという作家の知己を得て、彼のアパートの隣室で、自身が女性であることを秘したまま共同生活を始めることになる――というのが1巻の大まかなあらすじです。 近代、女性に対する抑圧と無理解という逆境の中で自身の夢に向かって突き進む主人公という王道のストーリーラインがまずあ

    近代女性小説家誕生の歴史を描く意欲作『カイニスの金の鳥』(秦和生 作)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    cider_kondo
    cider_kondo 2020/01/26
    単なる面白辞書おじさん(猫好き)だと思ってたサミュエル・ジョンソンが出てきて驚愕。そしてここでも名前が出て来るメアリ・シェリー(この年代の人間関係を掘ると登場する確率150%ぐらいはありそうだ
  • 「戦闘技術の歴史2 中世編(創元社)」マシュー・ベネット他 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    書は創元社から刊行されている「戦闘技術歴史」シリーズの第二巻目で、五世紀から十五世紀の中世ヨーロッパにおける様々な戦闘が一冊にまとめられている。同時代の戦いがどのようなものであったかを理解する上でぜひ読んでおきたい充実した内容の概説書である。 全体の構成としては歩兵(第一章)、騎兵(第二章)、指揮と統率(第三章)、攻城戦(第四章)、海戦(第五章)に章立てられ、それぞれのテーマに沿った様々な戦いが紹介される内容で、戦闘の展開や歴史の流れが中心で、武器や装備、技術的な解説は控えめといえる。 中世ヨーロッパの戦闘というと華やかな「騎士」がまず思い浮かぶが、実は騎士の時代は短く十二世紀頃から十四世紀初頭頃までが全盛期で以後中世末までに衰退していくことになる。一貫して眺めると、むしろ歩兵の有用さが光っていて、書でも最初に歩兵の活躍が描かれている。 「第一章 歩兵の役割」では東ローマ(ビザンツ)

    「戦闘技術の歴史2 中世編(創元社)」マシュー・ベネット他 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    cider_kondo
    cider_kondo 2020/01/21
    この辺の基礎は最初はダニガンの「ウォーゲームハンドブック」で触れたなあ。目次確認したら、歴史概説部分は20ページほどしかないが、古代から現代まで各時代の要点まとめてて、その後の個別勉強の助けになった
  • 「15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史」堀越宏一/甚野尚志 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    「中世ヨーロッパ」は現在のヨーロッパ地域における古代と近代に挟まれた概ね五世紀から十五世紀までの千年間を指している。現在の我々の生活にも大きな影響を及ぼしているヨーロッパ発祥の文化や思想、制度の淵源は概ねこの時代に端を発しているが、どんな時代だったのかといざ知りたいと思っても、その幅広く奥深い世界はなかなかにハードルが高い。そんな「中世ヨーロッパ」を知るために入門として一押しなのが書である。 何故一押しなのか。まず、書は通史ではなく、そのタイトル通り、十五のテーマに分けて論じられる分野史である。 かつてはヨーロッパ史も政治・外交・戦争歴史を中心に考察されてきたし、現在でもそれらへの注目は高い。ゲルマン人が侵入してフランク王国が成立し、カール大帝が戴冠し、ドイツとフランスとイタリアに分裂して神聖ローマ帝国とフランス王国とイタリア都市国家がそれぞれ繁栄し、ヴァイキングの侵攻やイスラームと

    「15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史」堀越宏一/甚野尚志 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    cider_kondo
    cider_kondo 2020/01/19
    音楽以外の14テーマはある程度勉強したことあった。D&D(新和版)を買った時にはこんなことになるとは想像してなかった。
  • 『ネオ・エヌマ・エリシュ 1巻』(マミー作)感想~アッシリア愛に溢れた歴史漫画開幕 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    簡単なあらすじカリスマ女子高生ギャル須藤英里(エリちゃん/エリ様)は姉のデートに付き合わされて博物館で見たバビロニアの創世神話「エヌマ・エリシュ」の原とされる粘土板から聞こえる声に誘われて、気付くと紀元前669年の古代オリエント世界にタイムスリップしてしまいます。 バビロニアの最高神マルドゥクの使いという翼を持った白いライオンの姿を持つパズズの背からエリちゃんが落下した場所は新アッシリア帝国とクシュ・エジプト王国(エジプト第25王朝)が争う戦場。そこでアッシリアの皇子アッシュールバニパルと運命の出会いを果たします。パズズはアッシュールバニパル皇子の庇護下に入ったエリちゃんに、元の世界に戻るためには、七つに割れた「エヌマ・エリシュ」の原を一つに集める必要があると語ります。 舞台となるアッシリア帝国の略史最近ではセミラミスの名とセットで覚えている人も多いであろう、古代オリエント世界に君臨し

    『ネオ・エヌマ・エリシュ 1巻』(マミー作)感想~アッシリア愛に溢れた歴史漫画開幕 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    cider_kondo
    cider_kondo 2019/11/18
    id:machida77さんの貼ってるページ行って「歴史短編」みたら「セイヤヌスの娘の受難」「ヒュパティアの最後」とかあってタイトルだけでヒイッってなった(内容でヒイッっとならないとは言っていない(絵柄とギャップある
  • オルレアン包囲戦~勃発の背景からジャンヌ・ダルクの登場、終結まで | Call of History ー歴史の呼び声ー

    前史フランス王シャルル6世が発狂して統治能力を失って以降、対立していたブルゴーニュ派とアルマニャック派はイングランド王ヘンリ5世に同盟を求め、両者の対立を好機としたヘンリ5世は1415年フランスに侵攻、アジャンクールの戦いでフランス軍を壊滅させ、北フランスを占領した。 イングランドの侵攻に対しブルゴーニュ派とアルマニャック派は手を結ぼうとするが、1419年、ブルゴーニュ公ジャンがフランス王太子シャルルの配下によって暗殺されると、跡を継いだブルゴーニュ公フィリップ3世はイングランド王ヘンリ5世と「トロワ条約」(1420年)を締結して軍事同盟(アングロ=ブルギニョン同盟)を結び、フランス南東ブールジュへ逃れた王太子シャルル擁するアルマニャック派と対立した。 1422年、ヘンリ5世、シャルル6世が相次いで亡くなり、ヘンリ5世とシャルル6世の娘との間に生まれた生後9か月の王子がイングランド王にして

    オルレアン包囲戦~勃発の背景からジャンヌ・ダルクの登場、終結まで | Call of History ー歴史の呼び声ー
    cider_kondo
    cider_kondo 2019/09/07
    脚注と参考文献の充実振りを見るとそりゃー1年ぐらいかかるよなー、と思ったので振り込みしました(そしてBesieged: 100 Great Sieges from Jericho to Sarajevoの目次が面白くてついつい読んでしまう罠
  • 良作の予感「エーゲ海を渡る花たち」少女二人の中世ヨーロッパ旅行漫画開幕!

    エーゲ海を渡る花たち | 妹を探すため、ふるさとのクルムへと戻りたいオリハと、その旅に同行したいリーザ……ふたりの旅が今始まる! 15世紀半ばのイタリア・フェラーラにて、世界を旅することを夢見る少女・リーザは、クルム(現クリミア)から来た少女・オリハと出会う。妹を探すため、ふるさとのクルムへと戻りたいオリハと、その旅に同行したいリーザ……ふたりの旅が今始まる! 公式ページ・ストーリーより 8月22日に第一話が公開されたばかりの新作ですが、とても面白かったです。主人公の一人リーザ・ロセッティが旅することを夢見る通称「跳ねる嬢(インペンナータ)」と呼ばれるおてんばな商家の娘、もう一人のクルム(クリミア)からイタリアへと紆余曲折を経てたどり着いた物静かで思慮深そうなスラブ系少女オリハが出会い、心打ち解けて旅立とうという第一話でした。舞台となる中世後期のイタリア都市フェラーラの観光案内やメシ、そし

    良作の予感「エーゲ海を渡る花たち」少女二人の中世ヨーロッパ旅行漫画開幕!
    cider_kondo
    cider_kondo 2018/09/06
    絵柄は柔らかいが考証はかなりハード。これクレタ行くまででも大変だし、着いても全然終わらんよなあ(やっぱりクリム行く前にガラタ編とかあるんだろうか?
  • 「古代天皇家の婚姻戦略」荒木 敏夫 著

    古代天皇家の婚姻の特徴はその強い閉鎖性である、ということを様々な史料を元に当時の東アジア諸国の婚姻関係との比較も交えつつ大局的に描いた一冊。一言で言うと「お兄ちゃんだけど政治目的さえあれば関係ないよねっ」って話(たぶん)。 倭・日の古代王権は濃密な近親婚によって強い結束力を保とうとした。皇族男性は外部からキサキを迎えることはあっても、皇族女性が非皇族と結婚することはほぼ無く、皇族女性は皇族男性と婚姻関係を結ぶという婚姻規制が存在していた。その特徴は、一つに異母兄弟姉妹婚による同世代婚、もう一つがオジ―メイ婚・オバ―オイ婚による異世代婚である。 六~八世紀を通じて、歴代天皇のキサキを整理するとその多くが異母姉妹か、畿内の諸豪族、一部のほぼ限定された畿内の外(「外国(ゲコク)」)の諸勢力から女性がキサキとなっていることが書で明らかにされている。 例えば天智天皇の子女四人の皇子と十人の皇女の

    「古代天皇家の婚姻戦略」荒木 敏夫 著
    cider_kondo
    cider_kondo 2015/03/17
    話がずれるけど、こういうの見ると、プトレマイオス朝みたいな事例は他にあるのかとか色々思考がとっちらかっていくので整理する技術が欲しい
  • 「カントリー・オブ・マイ・スカル―南アフリカ真実和解委員会“虹の国”の苦悩」

    1990年、ネルソン・マンデラが釈放され、アパルトヘイト政策の撤廃がデクラーク大統領によって宣言されると、南アフリカは内戦の危機に陥った。それまで特権を享受していた白人は黒人からの復讐におそれをなし、極右白人勢力は爆弾テロを開始、アパルトヘイト体制に近い黒人ズールー民族主義者が同じ黒人の反アパルトヘイト運動政党アフリカ民族会議(ANC)派の民衆を攻撃し始め、各地で白人、黒人、カラード入り乱れての暴動と武力衝突が頻発する。 ポストアパルトヘイト体制への移行をどうするか?最大の問題点は各勢力とも、勢力が均衡して武力を行使しうるだけの力を持っていることだった。ゆえに一方を排除した体制を構築するならば、たまりにたまった民衆の怒りと憎悪に後押しされて容易に内戦に突入しかねない。そこで彼らは権力移行に際してすべての勢力を取り込んでの体制づくりという妥協の道を模索し、アフリカ民族会議(ANC)と旧与党国

    「カントリー・オブ・マイ・スカル―南アフリカ真実和解委員会“虹の国”の苦悩」
    cider_kondo
    cider_kondo 2015/02/17
    デクラークのオレの中評価が大暴落。そら国民党なくなりますわ。ゴルバチョフと同じで、変革をもたらした人がその後のリーダーとして相応しいかは別問題、という話か。難しい。
  • 「ハプスブルクとオスマン帝国-歴史を変えた<政治>の発明」河野 淳 著

    十六世紀初頭から十七世紀末にかけて、神聖ローマ帝国=ハプスブルク家は強大なオスマン帝国の侵攻を撃退し続けた。フランスのように絶対主義体制の構築ができたわけでも、イギリスのように四方を海に守られていたわけでもなく、宗教戦争と度重なる国際戦争で疲弊し分裂した神聖ローマ帝国に、なぜオスマン帝国からの防衛が可能であったのか。その大きな要因として書は、ハプスブルク家における実証主義的政治の誕生を挙げている。 『書のテーマは単純で、オスマン帝国から国を守るという極限状況がハプスブルクに強いた、理想を追わず現実を直視するという心性が、十六世紀的な、世界を客観的、数量的に把握し分析するという技術と出会い、そこに強力な、説得力のある実証主義政治が生まれたというものである。脱魔術化しているという点において、この政治はすぐれて近代的な政治である。』(P229~230) この分析がとても面白い。もちろん、みん

    「ハプスブルクとオスマン帝国-歴史を変えた<政治>の発明」河野 淳 著
    cider_kondo
    cider_kondo 2015/01/23
    考えてみれば「軍事革命」は、強大すぎるスペイン・テルシオと戦うために継続的かつ組織的に軍事システムをマウリッツ先生が組み立てる所から始まったわけで、なんというか鏡の両面というかいずこも同じ話か。
  • 「心霊の文化史ースピリチュアルな英国近代」吉村 正和 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    十九世紀半ばから二十世紀初頭にかけて英米を中心に隆盛を迎えたのが心霊主義(スピリチュアリズム)である。近代的な思想運動として始まった心霊主義は第二次大戦後衰退するものの、60年代のニューエイジ、70年代のオカルトブーム、80年代以降の新宗教運動などを始めとして文化、学問、思想など現代社会の隅々に大きな影響を残している。その心霊主義はどのような過程で広がっていったのか、十九世紀の心霊主義進展の見取り図を描く一冊である。 心霊主義の見取り図といっても、その範囲はあまりに広く、その思想は限りなく深く難解だ。様々な研究書・概説書が出ており、そのアプローチは多様である。書では心霊主義を『合理主義という時代環境の中で誕生史、成長し、変容していった<自己>宗教の一つ』(P9)と捉え、『心霊主義の社会精神史的な意義を(ⅰ)骨相メスメリズム、(ⅱ)社会改革、(ⅲ)神智学(ⅳ)心理学(ⅴ)田園都市という五つ

    「心霊の文化史ースピリチュアルな英国近代」吉村 正和 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/11/12
    イメージ的には19世紀ドイツ思想界の混沌っぷりは凄まじく、その整理作業が二度の世界大戦を含む20世紀の歴史そのものだったと思っている。
  • 古代ローマから英国海軍まで欧州を中心に近代以前の海戦の歴史 | Kousyoublog

    序章 船の誕生船の誕生がいつのことだったか、はっきりとしたことはわからないが、少なくとも紀元前八千年頃にまで遡ることが出来る。 有史、人類は木の幹を束ねて「筏(いかだ)」を作り、長い棒きれを「櫂(オール)」にして海に浮かべ沿岸に漕ぎ出した。あるいは筏ではなく丸太を一浮かべただけだったかもしれないし、皮袋だったかもしれない。次の段階、束ねた木の前方を削り流線形にしてより進みやすく改造する。「船首」と「船尾」の区別の始まりだ。やがて巨大な樹木をくり抜いたカヌーや、木々を組み合わせた骨組みにパピルスやイグサ、丈夫な樹皮を張り付けて防水加工した船を造り始める。 紀元前四千年中期、世界最古の帆掛け船がメソポタミアに登場、紀元前四千年後期のエジプトでもより改造された帆掛け船が見られるようになる。「マスト」と「帆(セイル)」の誕生は最初の画期であった。ゆっくりと技術革新を繰り返しつつ海上移動・運送に使

    古代ローマから英国海軍まで欧州を中心に近代以前の海戦の歴史 | Kousyoublog
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/10/03
    まあいいか(達観)。ヨーク公は軍政家だけじゃなくてローストフトの勝利者で実戦指揮官としても有能だけど。チェサピーク湾海戦の書き方はどうだろ?(英艦隊が弱いわけじゃなく、後日カリブで仏艦隊叩きのめしてる
  • 「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著

    十七・十八世紀に英国から新大陸アメリカへ渡ったのはどのような人々だったのか?書は移民の出自調査から当時の英国階級社会の実像を分析し、社会階層を反映した国内外の人の大規模な移動に大英帝国形成の過程を見ている。岩波現代文庫からの発売は2008年だが、原は1990年刊であとがきによると章のタイトル変更など最小限の改訂だけのようなので、四半世紀前のではあるが、非常に興味深い内容になっている。 当時、イギリスに限らず欧州からアメリカに渡った人々は『自由移民と不自由移民に大別され、後者はさらに、(1)年季奉公人、(2)リデシプショナー、(3)政治犯・浮浪者などを含む囚人で流刑となった者』に大別され、そのおよそ三分の二が『渡航費や生活費をプロモーターに支弁してもらう代わりに、プランテーションでふつう四年間の強制的労働に従事することを約束して、アメリカに渡った移民たち』(P3)すなわち「年季(契約)

    「民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民 (岩波現代文庫)」川北 稔 著
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/09/16
    英海軍の人手不足はガチ。そりゃアメリカも米英戦争おこすよ
  • 「アルドノア・ゼロ」の火星カタフラクトの名前の由来まとめ

    現在放送中(第一期2014年7月~9月、分割二クール予定)のロボット戦争アニメ「アルドノア・ゼロ」の敵方ロボット火星カタフラクトは名前がそれぞれ、ギリシア語・ギリシア神話を元にした火星の地形の名やギリシア神話の名が多く使われています。(実際天体に関する名称はその多くがギリシア神話由来ではありますが)その元ネタについての簡単なまとめです。 前記事「火星観測・探査の簡単な歴史」はこの記事の前置き用に書いたものでしたが、長すぎたのと、筋とはあまり関係ないので分割しました。お読みいただいておくとこの記事の火星の地形関連の記述はよりわかりやすくなるかと思います。 火星カタフラクトの由来ニロケラス初っ端からこれどうやって勝つの・・・と絶望感を与えてくれた火星騎士みんな大好きトリルラン卿のカタフラクト「ニロケラス」の元ネタは火星の「ニロケラス地溝帯 (Nilokeras Fossa)あるいはニロケラス

    「アルドノア・ゼロ」の火星カタフラクトの名前の由来まとめ
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/09/12
    いつも混ざるけどカタクラフトじゃなくてカタフラクト。「全」の意味のcataに「柵(つかフェンス)」の意味のphragをくっつけてた語で原義としては「全(身)防御」ぐらい。実は横隔膜(diaphragm)の親戚語だったり
  • 大日本帝国憲法審議での伊藤博文と森有礼の「臣民の権利義務」論争

    大日帝国憲法を巡る議論は新設の枢密院で明治二十一年四月から翌二十二年一月まで集中審議された。枢密院会議議事録第一巻(P217-219)から、伊藤博文と森有礼の論戦を引用してみる。憲法史で有名な伊藤-森論争である。 憲法草案第二章「臣民権利義務」に森が異を唱える。権利義務ではなく「臣民の分際」と改めるべきではないか?と。分際とは「レスポンシビリテー」即ち責任であるという。対する伊藤博文の反論。 『十四番(森)ノ説ハ、憲法学及国法学ニ退去ヲ命シタルノ説ト云フヘシ。抑憲法を創設スルノ精神ハ、第一君権ヲ制限シ、第二臣民ノ権利ヲ保護スルニアリ。故ニ若シ憲法ニ於テ臣民の権利ヲ列記セス、只責任ノミヲ記載セハ、憲法ヲ設クルノ必要ナシ。又如何ナル国ト雖モ臣民ノ権利ヲ保護セス又君主権ヲ制限セサルトキニハ、臣民ニハ無限ノ責任アリ、君主ニハ無限ノ権力アリ、是レ之ヲ称シテ君主専制国ト云フ。故ニ君主権ヲ制限シ、又臣

    大日本帝国憲法審議での伊藤博文と森有礼の「臣民の権利義務」論争
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/05/10
    森と伊藤の論争は、基本、森が天才すぎて本質が誰にでも見えてると思い込んでて、何のために議論してるのか分かってない感すごいある。
  • 1