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  • 新元号「令和」に秘められた、かもしれない政治ドラマ

    安倍首相は、令和の背景にある政治ドラマに自らの政治人生を重ねていたのだろうか Franck Robichon-REUTERS <新元号の典拠である万葉集の「梅花の宴」の背景には、九州の大宰府に赴任した大伴旅人と朝廷をめぐる政治ドラマがあった> 新元号「令和」については、史上初めて中国の書物(漢籍)ではなく、日の書物(国書)である万葉集を典拠としたとされています。ですが、今回の典拠となった部分というのは、漢文、つまり中国語の書き言葉で綴られた序文の部分です。 また、既に多くの識者が指摘しているように、そもそもこの「梅花の宴」の箇所自体が、中国の詩文集である「文選」にある張衡の「帰田賦」へのオマージュであることは間違いないでしょう。もっと言えば「令」も「和」もこの「帰田賦」にも出てくるわけで、こうなると「令和」の典拠は「純粋に日の国書」というのは無理があります。 それよりも興味深いのは、

    新元号「令和」に秘められた、かもしれない政治ドラマ
    cider_kondo
    cider_kondo 2019/04/03
    http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2019/04/post-3f35.html と同様に「そういう裏読みもできる」程度の話であり、同様に読み物としては面白。太宰府+梅と言えば確かにサジェスト1位は菅原道真。
  • アメフト悪質タックル事件を、アメリカから考えると

    アメリカでも一線を越えた悪質なラフプレーをすれば選手は将来を絶たれる(画像はコラム内容とは直接関連していません) Winslow Townson-USA TODAY Sports/REUTERS <アメリカのNFLでもラフプレーは問題視されているが、今回のように露骨にやることはあり得ない> 問題の日大選手のタックルについては、何度もビデオで確認したのですが、アメリカでプロや大学、高校の試合を見てきた自分としては、全く見たことのないプレーだと感じました。悪質といえばもちろん悪質なのですが、行為として危険だという意味の悪質性に加えて、あんな風に露骨にやるというのが非常に不思議です。 あくまで推測ですが、ラフプレーを命じられてやったというだけでなく、「確かに自分は堂々とやった」というアピールをしなくてはならない、タックルを行った選手はそのような圧力を受けていた可能性が感じられます。とにかく、あの

    アメフト悪質タックル事件を、アメリカから考えると
    cider_kondo
    cider_kondo 2018/05/18
    こういう話の冷泉さんは本当に頼りになるよな。ちなみに事件名としてはhttps://en.wikipedia.org/wiki/New_Orleans_Saints_bounty_scandal で直訳だと「報奨金事件」ぐらい。アルカポネを脱税で逮捕したようなものか。
  • FBIコミー長官解任劇の奇々怪々

    トランプ政権が突如コミー長官を解任したその裏には、「ロシア疑惑」に関して切羽詰まった事情があるとしか考えられない> 米東部時間の9日夕刻、FBI(米連邦捜査局)のジェームズ・コミー長官が、トランプ大統領によって突如解任されたというニュースが駆け巡ると、ケーブルテレビ各局は一斉に速報体制に切り替わりました。 ロスサンゼルスに出張中だったコミー長官は、テレビで自身が解任されたニュースを見て最初は冗談だと思ったそうですが、やがて解任通知が部に届いていたことを知らされると、急遽専用機でワシントンDCに戻りました。 その際に専用機に乗り込むコミー、そして誘導路を移動して滑走路から離陸する専用機の映像をCNNなどはずっとライブで追っており、まるで90年代の「白いブロンコで逃走するO・J・シンプソンを追っかけた映像」の再現のようでした。そのくらい話題性のある「事件」だということです。 メディア、特に

    FBIコミー長官解任劇の奇々怪々
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    cider_kondo 2017/05/13
    本題ではないが『まるで90年代の「白いブロンコで逃走するO・J・シンプソンを追っかけた映像」の再現のようでした』という表現を理解できる読者が日本に何人ぐらいいるか気になる。分かりやすいけど伝わらんよなあ
  • オバマ政権がイランへ支払った17億ドルの意図とは何か | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <イランとの核合意の後にオバマ政権が支払った「清算金」は17億ドルに上っていたことが発覚。合意後の対イラン関係を重視するのはわかるが、それも含めて中東外交の大方針を説明していないことは問題>(写真は今週ラオスで開催された東アジアサミットに参加したオバマ) アメリカのオバマ政権は、ケリー国務長官を中心としてイランとの「核合意」を推進してきましたが、そのプロセスの一環として、6億ドル(約600億円)の「キャッシュ」をイランに支払っていたことが明らかになっています。 これには保守派からかなり非難が出ていたのですが、今回イランに渡った総額は6億ドルではなく、全部で17億ドル(1700億円)に上ることが明るみになりました。国務省もこれを認めています。 国務省によれば、このカネは1978~79年にかけて発生したイラン革命「以前」からの経緯として「イランに対するアメリカの負債」の清算金だというのです。つ

    オバマ政権がイランへ支払った17億ドルの意図とは何か | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    cider_kondo
    cider_kondo 2016/09/09
    外交ではこの位の手練手管は普通かせいぜいでも必要悪程度だと思うけどなあ。本当の意味で何を「買った」か(特にイランのような国が相手の場合には)公開されないのも当然としか思えぬ。難しいな
  • 選挙戦最大のピンチに追い込まれたトランプ

    <対ヒラリーで見たトランプの支持率が急落している。焦点になっているのは、乱射事件への対応のひどさやあくまでも銃規制に反対する姿勢、そして共和党主流派との対立だ> 共和党予備選で過半数を越える代議員を獲得して「統一候補」とみなされているドナルド・トランプですが、ここへ来て選挙戦が始まって以来の最大のピンチを迎えています。何よりも支持率が急落しています。政治情報のポータルサイト「リアル・クリア・ポリティクス」によれば、直近の世論調査では、 ■CBSニュース・・・ヒラリー43%、トランプ37% ■ブルームバーグ・・・ヒラリー49%、トランプ37% など、ヒラリーとトランプの差が急速に開いていて、6月後半に結果の出た複数の調査の平均値では、「ヒラリー44.0%」対「トランプ38.4%」とハッキリと差が出てきています。 なかでも衝撃的なのは、ABCテレビとワシントンポストが合同で実施した調査で、トラ

    選挙戦最大のピンチに追い込まれたトランプ
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    cider_kondo 2016/06/17
    今回、謎の新人大暴れとか、社会的に大きな事件が起きて対応が試金石になるとか、昔の大統領選挙感あって、見物しているぶんには面白い。党大会での騒乱状態はリアルタイムでは見たことないので期待したい(悪趣味
  • なぜ日本には「左派勢力の旗手」が出現しないのか?

    今週のアイオワ党員集会では、自称「民主社会主義者」のサンダースがヒラリーに肉薄した Rick Wilking-REUTERS 各州の予備選が始まったアメリカの大統領選では、民主党のバーニー・サンダース候補に若者の支持が集まっています。今月1日のアイオワ党員集会では、盤石と言われたヒラリー・クリントン陣営に1%未満の差まで詰め寄る一方で、今月9日に予定されているニューハンプシャーの予備選では自身の選挙区バーモントの隣ということもあって、大差での1位が見込まれています。 このサンダースですが、60年代から「反戦・反格差」を主張として掲げており、自分は「民主的な社会主義者」という立場を一貫して通しています。さらに大統領選で「政治による革命を目指す」としています。政策としては「空前の大増税を行って富裕層の富を吐き出させ」、「スウェーデンや日のような政府一元化の健康保険制度」を導入、さらには「公立

    なぜ日本には「左派勢力の旗手」が出現しないのか?
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    cider_kondo 2016/02/05
    些末だが「(4)単身者世帯が増えることで~」は理由を説明する文章になってないような。「若者の経済的困窮が、消費の抑制と非婚化という形で『解決』されてしまい、社会への不満に結びつかない」とかすべきでは
  • 暴言大炎上でも共和党の「トランプ降ろし」が困難な理由

    トランプの「イスラム教徒入国禁止」発言で共和党予備選はこのままの形で継続させることが困難に Mark Kauzlarich-REUTERS 今週飛び出したドナルド・トランプの「すべてのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ」というコメントは、与野党一体となっての非難の大合唱に包まれました。 オバマ政権のアーネスト報道官が「大統領候補の資格なし」と切って捨てたのを筆頭に、民主党サイドだけでなく、ブッシュ前大統領、チェイニー前副大統領、ライアン下院議長などの共和党の大物も口を極めて非難をしています。 ペンシルベニア州のフィラデルフィアといえばアメリカ建国時の首都であり、来年7月に民主党の党大会が予定されている大都市ですが、同市のマイケル・ナッター市長は「トランプの入市禁止」を宣言。一方で海を渡ったイギリスでも、「トランプ入国禁止措置を求める請願」が盛り上がっています。 そんなわけで、まともな

    暴言大炎上でも共和党の「トランプ降ろし」が困難な理由
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    cider_kondo 2015/12/10
    女性大統領を見てみたいので「面白い」とか暢気なことを言ってみたいが後半の話はかなり深刻。ブルーカラーの政治離れというか既存政治家離れは今後10年単位で大問題になりそう
  • 乱射事件、「イスラム教徒の容疑者」に苦悩するアメリカ

    今週2日、ロサンゼルス近郊のサンベルナルディーノにある福祉施設で発生した銃乱射事件は、14人の犠牲者を出すという規模の大きさが全米に衝撃を与えました。同時に、事件の背景に「原理主義テロ」の可能性が否定できないため、メディアの報道には明らかな「歯切れの悪さ」があります。オバマ大統領のコメントも同様です。 メディアや大統領は真実を隠そうとしているのでしょうか? 違うと思います。アメリカは今回の事件に対して、どのように理解し、どのように対応するかという点で、苦悩の最中にあると言えます。捜査と情報開示がまったくの現在進行形の事件ですが、とりあえず現時点での論点について整理しておこうと思います。 まず、射殺された男女2人の容疑者ですが、28歳の男性サイード・ファルークと、27歳の女性タシュフィーン・マリクであり、2人は夫婦だったと発表されています。 同市の市警の発表と一部報道によれば、死亡したファル

    乱射事件、「イスラム教徒の容疑者」に苦悩するアメリカ
    cider_kondo
    cider_kondo 2015/12/05
    冷泉氏的には最後のトランプの話が一番書きたかったことなんだろうか。括弧に入れてわざわざ「地元の人間として断言できますが、100%デマです」とか書いてるところから類推するに。
  • なぜアメリカはFIFA汚職の摘発に踏み切ったのか?

    何とも突然でした。新任のロレッタ・リンチ司法長官率いるアメリカの司法省は今週、贈収賄などの疑いでFIFA(国際サッカー連盟)の幹部9人を含む15人を起訴したと発表したのです。起訴された幹部には、現職の副会長2人と元副会長が含まれているというのですから大変です。ちなみに、今週末の会長選挙で再選を目指しているゼップ・ブラッター会長は現時点では入っていません。 起訴に踏み切ったのは米司法省ですが、スイス当局と密接な連携の上で捜査が行われており、リンチ司法長官は、被疑者の逮捕についてはスイス当局に依頼しています。その逮捕は、例えばFIFA幹部に関しては会長選挙などの会議のために滞在していた高級ホテルで、27日に粛々と進められたそうです。 捜査の指揮をしているのはリンチ司法長官ですが、今回の捜査に関しては司法省(日で言う最高検察庁)に加えてその傘下にあるFBI(連邦捜査局)、更にはIRS(内国歳入

    なぜアメリカはFIFA汚職の摘発に踏み切ったのか?
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    cider_kondo 2015/05/29
    FBI(というかフーバー)がメジャーになったのはギャング退治がはじまりだったという故事を思い出した。「巨悪に対する制裁」は普通の国では政治的に大いに受ける筋だとは言える。
  • 朝日「誤報」で日本が「誤解」されたという誤解

    いわゆる「従軍慰安婦」問題をめぐる証言記事に関して朝日新聞が誤りを認め、取り消したことに関連して、あらためてこの「従軍慰安婦」の議論が盛んになっています。その議論の多くは「誤報」、つまり「狭義の強制」があったと報道されたことで、「国際社会の誤解」を招いた朝日新聞には責任があるという考え方です。 例えば安倍首相は9月14日のNHKの番組で、朝日新聞が「世界に向かってしっかりと取り消していくことが求められている」と述べたそうですし、加藤勝信官房副長官も17日の記者会見で、「誤報に基づく影響の解消に努力してほしい」と述べています。 また朝日新聞の訂正直後に実施された、読売新聞の世論調査によれば、『朝日新聞の過去の記事が、国際社会における日の評価に「悪い影響を与えた」と思う人が71%に達した』そうです。 しかし、こうした「国際社会に誤解されている」という議論は、それ自体が「誤解」であると考えるべ

    朝日「誤報」で日本が「誤解」されたという誤解
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    cider_kondo 2014/09/18
    極東国際軍事裁判がなんで開催されたのか分かってない人は多い気がする。戦国時代を終わらせるのに生類憐れみの令が必要なのと似た問題か(謎
  • 田母神俊雄氏のイスラエル訪問計画、3つの懸念

    田母神俊雄氏(元自衛隊航空幕僚長)の支持グループが「イスラエル国防視察団」を編成し、同氏を「団長」として9月にイスラエルを訪問する企画をしているようです。 その告知の文章によれば、趣旨としては「日において、いよいよ集団的自衛権行使について閣議決定がなされました。中東では不安定な国々が争っていますが、その中でも三千年以上の流浪の民族が近年建国したイスラエルの国防に学ぶところが多々あると思います」ということです。 ちなみに、募集人員は22~25人というのですが、稿の時点で閲覧した募集のホームページでは4名しか応募がなく、最少催行人数に達していないので、視察自体が実現するかは分かりません。 この「視察」ですが、日が枢軸国として参戦した先の大戦の評価に関して肯定的である田母神氏が、ナチスドイツの被害者の代表団体とも言えるイスラエルを訪問するというのは、ある種「異なる立場同士の和解」になるわけ

    田母神俊雄氏のイスラエル訪問計画、3つの懸念
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    cider_kondo 2014/08/09
    告知文はどうでもよくて「真意」が気になる。具体的に言うとイスラエル側でセットアップしてる人がどこのどういう立場の人なのか。
  • ウクライナ問題、「苦しいのは実はプーチン」ではないか?

    ウクライナでは、クリミア半島にロシア軍が展開する中で、ウクライナ軍との睨み合いが続いています。一方で、アメリカやEUの行動には毅然とした姿勢が見られずプーチンが「やりたい放題」のようにも見えます。 ですが、週明けの情勢を分析してみると、その奥には「プーチンのロシア」の苦境がチラチラと姿を見せている、今回はその辺をお話しようと思います。 まず、プーチンの行動ですが、クリミアが欲しいとか、東ウクライナがどうとか、あるいはウクライナを丸ごと「ユーラシア連合入り」させたいなどというのは、全て求心力維持のためのポーズだと思います。2~3月にかけての彼の一連の行動の動機は別にあり、その正体を見せてしまうと権威が失墜してしまうので、「強がる」ために軍隊を見せて領土がどうとか、戦争がどうという「イメージ」を流させているだけです。 実はプーチンは困っているのです。というのはウクライナでは金融危機が再燃してい

    ウクライナ問題、「苦しいのは実はプーチン」ではないか?
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    cider_kondo 2014/03/06
    面白い。id:oguogu<いや、入れても入れなくても、全体のピクチャーは大して変わらないから問題ないかと。この論考にとっては(そして現実のプーチンにとっても)それすらも「要素の一つ」に過ぎませんから。
  • 「金髪・付け鼻」はどうして差別になるのか?

    ANA(全日空輸)は今月中旬から放映が始まった同社のテレビCFに対し、人種差別的だとの苦情が寄せられていることを理由に放映を打ち切ったようです。問題とされたのは、3月から羽田空港発着のANA国際線が増便されることをアピールするキャンペーンのCFで、ANAのパイロットに扮した俳優の西島秀俊さんとお笑いタレントのバカリズムさんが、今回の「大増便」に伴って同社のイメージアップをしようと英語で会話している内容です。 就航地を紹介して「増便の喜び」で盛り上がったところで、バカリズムさんが「じゃあ、ハグしよう」というと、西島さんは「何とも日的なリアクションだね」とこれを否定。そこで "Let's change the image of Japanese people!" と西島さんが言うと、バカリズムさんが "Sure." と応じるのだが、このときバカリズムさんの見た目は、金髪のカツラと高さを強調

    「金髪・付け鼻」はどうして差別になるのか?
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    cider_kondo 2014/01/30
    金髪美女は頭空っぽってネガティブなステロタイプは大昔からいろんな映像作品に溢れていると思うので、この論の進め方はなにか変でモヤモヤする
  • 米民主党が「反日」という誤解

    自民党の総裁特別補佐である萩生田光一衆院議員は、同党の青年局会議の場で、オバマ政権が安倍首相の靖国神社参拝に「失望」を示したことについて「共和党政権のときはこんな揚げ足をとったことはなかった。民主党のオバマ政権だから言っている」と述べたそうです。 このような「民主党は反日」であり、「共和党は親日」という認識は、確かに戦後の日の政官界には強くありました。また、それなりの理由はあったのです。例えば、民主党は何と言っても第二次大戦を遂行した政党です。FDR(ルーズベルト)にしても、トルーマンにしても戦前の日にとっては「敵」であり、また彼等の手によってなされた一連の「戦後改革」についても、その「逆コース」に乗って右派的政権を作っていった自民党の多くの人々にとっては反発の対象であったのだと思います。 これに対して、共和党というのは「日の保守の直接の敵」ではなかったとも言えます。例えばアイゼンハ

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    cider_kondo 2014/01/21
    日本から見ている分には共和党は実に複雑な政党で分かりにくい。リンカーン以降の変遷をどっかに分かりやすくまとめてる日本語のページとかないものかなあ
  • 「安倍靖国参拝」、アメリカの許容範囲はどこまでか?

    昨年末に安倍首相が行った「靖国参拝」に関しては、駐日アメリカ大使館並びにアメリカの国務省省から「失望」というコメントが出ています。この点については「これで日米関係が悪化する」とか「米中接近のきっかけになる」というレベルのものではないし、まして、この事件を受けて、アメリカの一般の世論における対日感情が悪化するということはないと思われます。 アメリカは年始以来、異常な気象状況が続いています。特に「ポーラー・ヴォーテックス(極渦、北極からの低気圧)」が吹き込んだ寒波のために、西海岸とフロリダ半島の先以外の北米大陸は記録的な低温となりました。私の住むニュージャージー州でも7日の火曜日は、快晴であるにも関わらず最高気温が華氏11度(摂氏マイナス12度)という厳しい寒さになりました。 ですから、ニュース報道としては「それどころではなかった」のです。ですが、そうした異常な状況がなくても、「安倍参拝問題

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    cider_kondo 2014/01/09
    こちらはこちらで分かりやすい(信用を消費した、というのが一般向けの説明としては一番スマートだ)。米側理由は二つ目が一番重要。野党に政権担当能力が無かったことの証左でもある
  • 平等院鳳凰堂を「金ピカ」にしてもいいのか?

    国宝である宇治の平等院鳳凰堂が大改修されているというのは知っていましたが、創建時の原色の塗装を施して瓦も色の濃い新しいものに変え、更には屋根の鳳凰には金箔を貼るというのを聞いて、私は少々驚きました。 理由は色々と推察ができます。1つはコストの問題です。年月の重みによって色あせて傷んだ寺社の建物を、痛みや「くすみ」を再現しつつ補強するというのは手間も費用もかかるはずです。単純に鮮やかな色で塗ってしまった方がコストダウンになる、更には今後の経年変化が抑えられるという点が考えられます。 一方で「創建時の再現」がアリだということになれば、遺構しか残っていない建物の「再建」もアリということになります。例えば同じように「ピカピカ」に作った平城宮の朱雀門や大極殿のように「客寄せのハコモノ」ビジネスが拡大できるという「昨今のカネの使い方」のトレンドに乗っている面もあると思います。 もう1つは、観光ビジネス

    cider_kondo
    cider_kondo 2013/07/12
    金ピカでええやん。ほっといたら千年後にはちゃんとワビサビに戻ってるよ
  • 大学への「TOEFL」導入案、総論はいいが各論は?

    この欄でも再三主張していた大学入試へのTOEFL導入ですが、ようやく政府も動き出したようです。大学入試が変わることで、「翻訳メソッド+文法理解+語彙暗記」という「言語中枢とは何の関係もない、大脳の暗号解読機能」を刺激して「英語教育」などという大誤解から、日の高校以下の教育が自由になるのは良いことだからです。 このTOEFLですが、そもそもの目的が非英語圏の留学生が英語での大学教育に参加できるかを判定するものであり、その内容は大学入試に使用するにはふさわしいものだと思います。また、長い使用実績がありますし、大学で使用する英語のプロフィシエンシー(流暢さ)を測定するテストとして、恐らく最も適切な選択でしょう。 ですが、今回の報道を通じてアナウンスされている案の各論をはじめとして、細かな点に関しては疑問に思われる部分もあります。以下、疑問点を箇条書きしておこうと思います。 (1)この案が国立大

    cider_kondo
    cider_kondo 2013/04/03
    最後に書いてある日本語を広める話の方が実は大事な気がする。まずは母語をどうしようか考えとくべきだよね、たしかに
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