ハーレーのスポーツスターはフラットトラックレーサーの血筋を引いていることでも知られていて、2009年にはXR1200というモデルも発売している。新型「X350」は、そんな“XR”系と同じオレンジ×ブラックのカラーもラインナップしている。 ベースモデルは、イタリアンブランドで中国企業の傘下にあるベネリのストリートモデル「302S」のようで、フレームやエンジンの形状は日本でも販売されている250cc版の「TNT249S」にそっくりだ。 エンジンは、ハーレーダビッドソンとしては珍しい水冷の並列2気筒で最高出力36.7psを発揮。スチール製トレリスフレームやオフセットしたシングルショックなど、ベネリTNTベースならではのメカニズムを生かしている。にもかかわらずどこから見てもハーレーダビッドソンだ! と思わせるデザインの説得力はさすがのひとこと。『クラシカルデザインが街並みにフィットする』というコン