2月5日に投開票された北九州市長選挙は、元厚生労働官僚で新人の武内和久氏が、新人で元国土交通官僚の津森洋介氏などを破り、初当選をはたしたが、自民党内の溝は簡単には修復しないようだ。自民党福岡県連の松尾統章幹事長が6日に原口剣生県連会長に辞職願を提出。津森氏を支援した同市議会の最大会派「自民党・無所属の会」でも中島慎一団長と村上幸一副団長が、市長選敗北の責任を取るとして7日付で引責辞任した。 さらに、「自民党・無所属の会」は、8日、初当選した元厚生労働官僚の武内和久氏を支援し、現職の北橋健治市長の市政運営を批判したことを「重大な背信行為」として自民党の市議2人の処分を求める要請書を党福岡県連に提出した。 自民党・無所属の会が自民党県連に処分を求めているのは、三原朝利、大石仁人の2名の若手市議。三原、大石両市議は、12月2日に北九州市役所で行われた武内氏の政策発表に合わせて、「自民党・無所属の