ここぞというところで、「折れない」人がいます。 どう見ても、あなたが間違っているでしょ、というときでも、「いや、これは……」と断じて自説を曲げない。「企画について意見をください」と言われて、改善点を指摘すると、「でも、これはこういう意図なんです!」と怒り出す。こちらとしては、「求められて意見を言ったのに、なぜ怒られなければいけないんだろう」という気持ちになります。 夫婦や恋人でも、「洗濯物には必ず柔軟剤を入れたい!」「いや、セーターとか大事なものだけでいい」みたいなどうでもいい話で口論になります。 思うのですが、どうでもいいことで頑張っても、本当に大事な道を見失うだけです。 「折れる」からこそ、うまくいく 僕の役職は、NHKエンタープライズのエグゼクティブプロデューサーです。とはいえ実際の仕事はディレクターで、ずっと現場でドラマやコントの演出をしてきました。「サラリーマンNEO」「あまちゃ