九大ファントム墜落50年 機体引き下ろしは当時の「学長が指示」 半世紀の謎、解明 2018/6/1 6:00 (2024/1/4 14:08 更新) [有料会員限定記事]
岸田文雄首相は、自らが掲げる「成長と分配の好循環」に向けた取り組みの一つとして、介護や保育現場で働く人の賃上げに着手した。19日に閣議決定した経済対策には、来年2月にも介護職や保育士の賃金を月額9千円引き上げることを盛り込んだ。ただ、過去の賃上げ策は全ての働き手には届いておらず、今回の対策も有効性を疑問視する声がある。労働組合関係者は、働き手全体の収入を底上げする新たなルールづくりを求めている。 福岡県内の高齢者施設で働くパート雇用の女性(63)はこの秋、上司に詰め寄った。「国の制度で出るお金なのに、どうしてパートはもらえないんですか?」 勤め先の事業所は、昇給につながる賃金体系整備などの条件を満たすと介護報酬が上積みされる「介護職員処遇改善加算」を受けている。2012年度、国が介護職員の給与を上げるため設けた制度だ。上乗せ分は従業員に配分する決まりだが、手当は正社員にしか出ていない。 仕
東洋一の規模を誇ったとされる旧日本陸軍大刀洗飛行場(福岡県)を題材としたノンフィクションを刊行した直木賞作家の安部龍太郎さん(66)=同県八女市出身=が13日、読者からもらい受けた旧陸軍の戦闘機部品などの戦争資料を大刀洗平和記念館(同県筑前町)に寄贈した。戦後76年がたち、戦争体験者が少なくなる中、記念館は「物言わぬ証人」として、戦争の歴史を後世に伝えていく。 寄贈品は九三式単軽爆撃機の木製プロペラと西部軍管区作成の敵機来襲空路図。機種不明の戦闘機の主輪と尾輪もあり、記念館は主輪が一式戦闘機「隼(はやぶさ)」で、尾輪は二式複座戦闘機「屠龍(とりゅう)」のものと推定し、特定のために調査する。 同飛行場は1919年に旧陸軍の航空拠点として設立。特攻隊の中継基地でもあった。2009年10月に開館した記念館には零式艦上戦闘機(ゼロ戦)や九七式戦闘機、特攻隊員の遺書などが展示されている。 7年前に記
大韓航空は5日、北九州空港と韓国・仁川国際空港間で運航している貨物定期便を、これまでの週3往復から4往復に増便した。福岡県などが同日、記念式典を北九州空港で開き、関係者がさらなる発展を願った。
米IT大手グーグルの日本法人が、福岡市・天神に拠点を開設する方向で調整を進めていることが分かった。市の再開発促進策「天神ビッグバン」の規制緩和第1号として9月末に完成した天神ビジネスセンター(BC)への入居を検討。巨大ITの進出が決まれば今後、外資系企業の福岡進出が加速する可能性もある。 複数の関係者によると、グーグル合同会社(東京)は数年前から福岡市内にある既存のオフィスビルに入居し、福岡拠点の開設に向けて情報収集や準備作業を進めてきたという。 天神BCは、地場デベロッパーの福岡地所(福岡市)が開発。グーグルはエンジニアらのためのオフィスを検討しているとみられる。天神BCには、NEC(東京)やジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)、米ボストンコンサルティンググループなどが入ることを決め、ほかにも外資系企業が入居を検討している。 福岡地所は、天神BCの計画段階からグローバルIT企業
JR九州は27日、来年秋の西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業に合わせ、新しい観光列車「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」を投入すると発表した。佐賀、長崎両県の新幹線の並行在来線区間となる長崎線と大村線を主に運行。車窓から有明海や大村湾を眺める「西九州の海めぐり」をコンセプトにする。新幹線と同時期の運行開始を予定する。 車両は気動車のキハ40、47形を活用。観光列車を多く手掛ける工業デザイナーの水戸岡鋭治さんがデザインを担当する。午前便は武雄温泉駅から長崎線経由で長崎駅に向かう。午後便は長崎駅から大村線を通ってハウステンボス駅などを経由し、武雄温泉駅に戻る。土日・祝日を中心に1日各1本を運行予定。両ルートとも約3時間を想定。停車駅の詳細は検討中という。 乗車券と指定席特急券を合わせた料金は、武雄温泉-長崎が4180円、長崎-武雄温泉が4500円など。弁当やスイーツなどの車内販売も検討して
長引くコロナ禍に心が疲れたあなたを応援します-。福岡県粕屋町を“基地”に、誰かを応援することを使命とする人がいる。応援ヒーロー「ガンバ李(がんばりー)α」。変身するのは、着ぐるみに入って演技するスーツアクターとして35年のキャリアがある吉田和宏さん(51)。清掃活動や高齢者慰問、献血会場などいろんな場所を駆け回っている。 「さあ、くじを引いてみよう。あー1等賞だ、おめでとう!」。敬老の日の20日、粕屋町にある農産物直売所「なのみの里」のイベント。旬の果物が当たる抽選会で、当選した子どもと一緒に大喜びするガンバ李αがいた。名前は敬愛するブルース・リーと、博多弁の励まし言葉「頑張りい」を掛けた。 高校時代のヒーローショーのアルバイトからアクションの道に入った。ゴジラと闘う大怪獣、変身ヒーロー、忍者…。1995年のユニバーシアード福岡大会ではマスコットの「カパプー」も演じた。 後進を育てながら裏
もともとはサラリーマン。独身で年収は1千万円台。営業成績が1位になり、海外の本社で表彰されたこともある。3年前、リズムが崩れた。「心がプツッと切れた」。心臓病や糖尿病も患い、出社できなくなって4月に辞めた。 退職金はない。失業手当は会社との手続きが苦痛で申請していない。心身の不調でよく考えることができないまま、コロナ禍で苦しむ知り合いの飲食店主の求めで750万円もの大金を貸してしまった。それが、路上生活の引き金になった。 「雇ってください」。従業員募集の張り紙を見つけると店に飛び込んだ。15軒ほどに断られ、手持ちは600円台になった。やがて体が悲鳴を上げ、心臓に痛みが走る。薬も切れた。「泥沼に沈んでいく感じ。自分で何とかしたいけど」 自分で何とかする―。いわゆる「エリート」として第一線で働いてきた自負。「最終的には生活保護(公助)という仕組みがある」と、時の宰相が唱えた際に併せて強調した「
福岡県中間市で7月末に私立保育園に通う男児(5)が送迎バスに取り残され、亡くなった。北海道でも2018年、当時2歳の女児が送迎バスに放置される事故があった。命に別条はなかったが、うなされる夜が続くなど、女児は心に深い傷を負った。「もう放置事故は最後にして」。家族は再発防止を訴えている。
陸上自衛隊で最も過酷な訓練の一つとされるレンジャー訓練の帰還式が1日、陸自小倉駐屯地(北九州市小倉南区)であり、約2カ月半の訓練を終えた隊員8人が、同僚や家族らの出迎えを受けた。8人には「レンジャー記章」が授与された。 レンジャー訓練は、災害時など過酷な現場で任務を遂行する力を養うため、トップクラスの体力を持つ隊員でも脱落するほど過酷な内容。ロープ上りなどで基礎体力を付け、山中でがけからがけを渡るなどして適応力や判断力を身につけるという。 9月に始まった今回の訓練には当初、体力試験などに合格した隊員25人ほどが参加。途中、耐えきれず脱落したり、疲労骨折でやむなく断念したりする隊員が相次いだという。 訓練最後の4日間は、山中に泊まり込み、50キロの荷物を背負った状態で道なき道や池の中を歩く。睡眠時間は計1時間に満たず、カエルやヘビを捕食したりヘリコプターから降下したりする。 帰還式では、隊員
西日本鉄道などが企画した屋根なし2階建てバスで福岡空港の制限区域を巡るツアーの報道向け試乗会が5日あった。通常は関係車両のみが走行できるエリアに入ると、駐機する旅客機を約3メートルの高さから間近に眺めたり、着陸する旅客機のごう音を体感できたりと迫力満点だ。 一般向けは11月6、7日に計8回(定員各36人)実施。今月6日から予約を受け付け、好評なら定期開催も検討する。コロナ禍で打撃を受けた運輸・観光業界。空港運営会社の担当者は「飛行機を身近に感じてもらい、空港のファン層を広げたい」。換気も万全な屋根なしバスで再起を誓う。
学生の約半分を留学生が占め、「多文化・多言語環境」を掲げる大分県別府市の立命館アジア太平洋大(APU)で、未入国の留学生が千人を超える事態に陥っている。国が新型コロナウイルス対策で留学ビザ発給を停止しているためで、九州の各大学も留学生が入国できない状況が続く。米国など既に入国を再開した国もあり、APUは「優秀な学生が他国に流れ、日本の外国人材の減少にもつながりかねない」と懸念する。 政府は1月から水際対策として全ての国・地域からの新規入国を原則停止。留学ビザ発給は国費留学生を除いて停止している。 APUの学生(大学院生含む)は約5600人。うち約45%を、韓国や米国、ケニア共和国など約95カ国・地域からの留学生が占める。9月に入学した留学生約450人はほぼ全員が入国できず、同24日の入学式はオンラインで開催。今春までに入学した学生なども含めると、未入国の留学生は概算で計約1300人に上る。
拡大 御供田遺跡で発見された米軍板付基地の遺構。木製の鳥居型電柱(写真右上)の近くからは、鉄製のタンクや埋設管が見つかった 福岡県大野城市は1日、同市白木原で発掘調査を行っていた御供田(ごくでん)遺跡の調査結果を発表した。弥生から飛鳥時代にかけての遺構に加え、戦後に米軍が整備した板付基地春日原住宅地区で使われた地下タンクや埋設管などが見つかった。現地は3日に一般公開した後は埋め戻し、来年以降、県の施設が整備される予定という。...
拡大 ㊤解体せずに活用策を探ることになった新温泉の前に立つ永見明子さん=24日、熊本県人吉市、㊦新温泉の外観=24日、熊本県人吉市 昭和初期の木造建築で、昨年7月の熊本豪雨で浸水被害に遭った熊本県人吉市の共同浴場「新温泉」。公費での解体を申請していた3代目の永見明子さん(67)は、思い直して建物を保存・活用する道を探り始めた。浴場としての営業再開は諦めたものの、「温泉街の歴史を後世まで伝えたい」と思案している。 新温泉は祖父が1931年に開業。創業時の外観をほぼ残し、昔ながらの番台、レトロな体重計やマッサージチェアが残る脱衣所、昭和期の広告看板などが県内外の温泉ファンから人気を集めていた。永見さんは中学生から店を手伝い、亡き父が病気になった二十数年前に3代目を継いだ。 昨年7月4日の豪雨では球磨川支流の堤防が決壊し、本流との合流点近くにある新温泉周辺も濁流に襲われた。向かいの自宅で母親(9
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