「1985年というと、そもそも映画を見ていないし、その上何となくコレジャナイ感があって当時は見なかった映画だな」 「今更見た理由はなんだい?」 「資料映像としてだな」 「えー」 「最近はそればっかりで辟易している。スーパー99は原作通りで今となってはつまんないし、マクロスゼロも2巻まで見ているのだがこれでもつまらん。コレジャナイ感が満載だ」 「全部、コレジャナイかよ」 「ちちち。そうじゃない」 「えー」 「実はオーディーンは悪くない。正しい方向を向いていると分かった。ただ生まれてくるのが早すぎてこれは理解されないなと思った」 「なんだよそれは」 「オーディーンというのはね。より大人になったヤマトファンのために、より大人になったヤマトの物語を語り直す作品だったと思うわけだ。この【よりマシなヤマトの語り直し】という要素は重要だ」 「より大人ってどういうことだい?」 お子さまに都合の良い人類滅亡