オウム真理教による1994年6月の松本サリン事件で、教団幹部らが松本市北深志の駐車場で噴霧した猛毒の神経ガス「サリン」が当時、噴霧開始10分後には北東800メートルにまで拡散し、中毒症状を起こす濃度が2時間にわたって続いたとみられることが16日、中部大(愛知県春日井市)の客員教授、那須民江さん(76)=環境毒性学、名古屋市在住=の解析で分かった。拡散範囲は事件後に行われた疫学調査とほぼ一致。「市街地でサリンが放出された特異な事件における中毒発生状況を裏付けた」としている。
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全国1位のキノコ産地の県内で、経営に行き詰まるキノコ生産企業が相次いでいる。今年に入り4社の倒産が判明。生産に使う培地や電気代の高騰で、他の農産物と比べてもコストが増大している。一方、製品の安値が続き、借入金の返済が重くのしかかっている―との指摘もある。 ◇ 帝国データバンク長野支店などによると、4社のうち3社はエノキタケなどを生産していた中野市内の企業だ。悦和産業(負債約7億円)が2月に破産手続き開始決定を受け、マルヨ(同約13億5千万円)が4月に民事再生法の適用を申請。5月にはウインダム(同約6300万円)が破産手続き開始決定を受けた。 残る1社は、ブナシメジ栽培のホクサン(飯山市)。組合員向けに培地となるおがくずの共同仕入れを担った長野木糠(きぬか)事業協同組合(同)の関連会社で、負債額は合わせて約3億円に上る。 今月10日、悦和産業があった場所を訪ねると、工場が残っていた。破産管財
政府は、永住権を得た外国人が納税などの公的義務を怠った場合に永住許可を取り消すことができるとする法案を提出する方針を固めた。29日、外国人技能実習に代わる新制度を創設する政府方針案を自民党側に示し、その中で明らかにした。
10日午後3時半ごろ、長野市中御所の長野公共職業安定所(ハローワーク)の1階で男とみられる不審者が立ち入り、両手にハンマーを持って1階中央部にある求人検索用のパソコン13台の画面をたたき割る事件があった。男の身柄は確保。長野労働局によると、けが人はいないもよう。 ◇ 続報は以下のリンクからご覧…
噓(うそ)をつかれた。昨夏、北朝鮮政府に損害賠償を求める訴訟を、在日コリアンら5人が日本の裁判所に起こしたことは、あまり知られていません。 □ □ 北朝鮮は「地上の楽園」だ、という60年前の噓。食べものも家も服も、もちろん仕事も好きに選んで、豊かな生活ができる。その噓のもと、だから帰国しましょうと促され、または説得され、場合によっては強いられ、多くの在日コリアンが日本から朝鮮半島北部へ渡りました。5人も、その中に。 「帰国事業」が告発されている、とも言えます。帰国事業の実態には不明な点が多く、それを明らかにすることも、裁判を起こした大きな狙いのひとつ。 先月、NHKのETV特集で放送された「北朝鮮"帰国事業″60年後の証言」を見ました。日韓で、帰国事業の真相に迫る聞き取り調査が始まっています。そうした証言と、米国や旧ソ連の最近公開された資料から、帰国事業とそれによって「帰国者」に何が起
集団行動できず、責められ続けて カーペットの下に密かな「SOS」【ふつうって何ですか? 発達障害と社会】
北安曇郡白馬村神城の山林で、太陽光発電施設の発電パネルが台から外れたまま放置されていることが30日、分かった。保守点検などを担う上田市の管理会社によると、3月の大雪で壊れ、東京都の発電事業者に連絡したが、費用負担などを理由に修理や撤去の見通しが立っていない。 施設は山林を切り開いた斜面にあり…
南信地方の自宅居間で新聞を読む千代さん。約30年前に旧統一教会に献金し、今も老朽化した家を改修できないでいる=7日夜 ■夫の死亡保険金から支払い促され「不安植え付けるのが宗教か」 安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、政治家との接点が次々に表面化し、高額献金などの問題が改めて浮上している世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡り、南信地方の千代さん(81)=仮名=が14日までに取材に応じ、約30年前に700万円を献金した経験を語った。事故や病気で家族を亡くしたことを責められ、生活資金を奪われた影響は今も続く。「明日を生きる不安を植え付けるのが宗教か」と訴えている。 元号が平成に変わった1989年ごろのある日、昼時に自宅のインターホンが鳴った。玄関を開けると、20代ほどの若い女性が立っていた。「買ってもらえませんか」。数珠を薦められた。 前年までに千代さんは夫を交通事故で、大学生だった長男を…
参院選が終わりました。 となれば本欄では、選挙特番を振り返るのが恒例です。しかし今回はいよいよ困惑しています。 なにしろ各局、見事に消化試合でした。選挙特番のPRからして少なく。今度の選挙特番は誰が仕切るかが、記事になっていた時期もあったのに。そして今思えば、あれらのPRや記事は「今、選挙期間中ですよ」のお知らせとしても機能していました。 選挙があると知らない人も多かった、という調査結果も出ているからです。実際、ニュースや情報番組でも、選挙を扱うことが少なくなったと私も感じています。 □ □ 政府の希望に沿ってそうなったという声もネットや一部スポーツ紙などでありますが、テレビの作り手として私が想像するのは、池上症候群とでも名付けたい傾向です。 2010年の選挙から始まった、池上彰率いる選挙特番。もともとは、スター的なキャスターを持たないため、選挙特番の「顔」も持ち得なかったテレビ東京が
鯨肉の竜田揚げは懐かしい。昭和30、40年代小学校の給食に出た。やがて豚や牛の肉が普及し商業捕鯨が封じられ、とんと口にしなくなった。今鯨肉は「日本の食文化」と聞かされてもピンとこないのは山国信州人ゆえでもないらしい ◆ 年間23万トンだった消費量はこの50年で5千トンほどに。1人当たりで年間30グラムだ。それなのに「日本の食文化」のイメージが根強いのは、40年ほど前から展開された広報戦略の影響という。捕鯨団体から委託を受けた民間会社が成功事例として挙げている ◆ 同社は大手新聞社に働きかけて鯨食文化論を社説に定着させ、捕鯨に好意的な流れをつくった。だが実態と懸け離れる食文化論は海外に誤解を広げた。商業捕鯨を再開すれば日本人が大量に鯨肉を食べるに違いない、と。ジャーナリスト佐久間淳子さんの調査が本紙に載っていた ◆ 一方の反捕鯨派。米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」は残虐性を強調し沿岸捕鯨
上伊那郡飯島町のJR飯田線田切駅近くに「アニメ聖地巡礼発祥の地」の石碑が建てられ、28日、除幕された。同駅などが登場するアニメ「究極超人あ〜る」のファンが、アニメゆかりの地を訪問する「聖地巡礼」を最初に行った場所として、同駅開業100周年に合わせて企画した。 アニメは漫画家ゆうきまさみさん原作で1991年公開。主人公らが田切駅から伊那市駅(伊那市)まで自転車で走る場面があり、ファンが2012年から両駅間を自転車で走る催しを開いている。 ファンの寄付金で建てた石碑は高さ約2・3メートルで、自転車や登場人物が着ている学生服の絵も刻んだ。今年の催しに合わせた除幕には、北海道から沖縄までコスプレ姿の約200人が集まった。アニメをきっかけに伊那谷に何度も来ているという京都市の大学生崎本遥華さん(22)は「石碑設置を機に、もっと多くの人に伊那谷の魅力を知ってほしい」と話していた。 (7月29日)
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