俺は止めない。 暗殺はよくないことだけど、今の日本を見てると安倍元首相がいなくなって明らかになったことが大きすぎる。 旧統一教会との癒着、裏金問題、賄賂問題… 安倍元首相がいなくなったからこそ政治の闇が暴かれたのは間違いない。 止められるとしても、何もせず自然に起こるままにしておくよ。 みんなならどうする?
文明交錯 (海外文学セレクション) 作者:ローラン・ビネ東京創元社Amazonこの『文明交錯』は、スペインがインカ帝国を征服した史実を反転させ、逆にインカ帝国がスペインを征服していたら世界はどう変わっていったのかを描き出す歴史改変長篇だ。著者は『HHhH――1942年』などで知られるローラン・ビネ。 『HHhH』はメタ歴史小説とでもいうべき傑作で、本作もその設定のキャッチーさからかなり期待して読み始めたが、期待以上のおもしろさだ。普通に考えたら資源にも装備にも劣るインカ帝国がスペインを征服できるはずはないのだが、何が起こったらそれが起こり得るのか? を追求していく手付きはまるでノンフィクションを読んでいるかのよう。そして、征服の過程、また征服を終えた後、反乱を抑え周辺諸国と渡り合っていくために内政をいちから整えていく様はまるでゲーム『シヴィライゼーション』をプレイしているかのようなスピード
少し先の出来事を予測する技術は存在しても、その精度は確実なものとはいえず、ましてや「未来予測」は2019年の技術では不可能です。そんな中、1966年の少年少女が西暦2000年という約30年以上も先の未来について、「その時代はどうなっているのか」という予想を語る当時のムービーがYouTubeで公開されています。 1966 Children about future - YouTube 伏し目気味の男の子は、「2000年には、月に行く宇宙船が誕生していると思います。それから、口述筆記するロボットや裁判官ロボットが誕生して、『コンピューターの墓地』があるんじゃないかな。あるいは、核爆弾のせいで洞窟に住んで狩りをする時代にまで戻ってるかも」とコメント。なお、アポロ11号が月面着陸を行ったのは、少年の予想から3年後の1969年でした。 ボブカットの女の子は、「キャベツの錠剤を朝食に食べてるかも」との
菊池俊輔さんが(89歳没)4月24日、小林亜星さんが5月30日(88歳没)と、1960年代からテレビアニメの音楽を支えてきた作曲家があいついで亡くなられた。非常に寂しさを覚えながら、代表曲をベスト盤で聴き直している日々である。 さて今回はこれを契機に、ずっと気にしてきた話をする。アニメ文化の基礎を築いた方々には共通点がある。生まれ年が昭和6~7年(西暦1931~1932年)あたりに集中しているのである。3月15日に亡くなったアニメーターの大塚康生さんも89歳没である。 私事で恐縮だが、テレビアニメ第一世代と呼ばれる筆者の実父もまた昭和7年生まれである。そしてこの20年近くの取材対象者に同年代が集中していて、気になり始めた。「宇宙戦艦ヤマト」(74)の効果音を担当した柏原満さん、よみうりテレビ側プロデューサーの佐野寿七さん(たぶん昭和7年生まれにちなんだ命名)、「ウルトラマン」(66)でバル
デジタル越しに、母国の親しい人々と語ることはできる。だが、もし危機的状況に陥ったとしても、お互い何ができるわけでもない。日常と化しかけたコロナの時間の中で、ドイツ人・マライ・メントラインは「コロナ的日常」の奥を見据える。ヨーロッパの歴史を遡り、幻視した未来はかなりマズい。 コロナ問題発生以前の日常に比べて…… 2020年4月の緊急事態宣言以降、しばらくつづいた緊迫状態のケリがなんとなくつかないまま、いろいろと制限が付加された状態で「それなりの日常」が表面的に継続してしまっている、それが今の「コロナ的日常」な気がする。 政治・医学・その他的に議論が乱れ飛び、決定的な改善に向かわない一方で決定的な破局もない。そんな社会の状況があらゆる人にストレスを蓄積させ、ネット上にとげとげしい極論として噴出し、ストレス再生産の材料となる。残念な悪循環だ。 しかし……と私は思う。 たとえばネットがなく、外部か
『機動戦士ガンダム』で1980年代に一大ブームを巻き起こした安彦良和さんだが、自作の不振と世界史の激変を受けて89年、きっぱりとアニメ界を去ることになる。「歴史は動く。でも人間は変わらない」。挫折のなかで新たに得た認識を手がかりに、歴史漫画の道に進んだ。 >>インタビュー前編からつづく 「日本はどこで間違ったのか」 歴史に挑む 専業漫画家になって安彦さんが取り組んだのは、古事記に登場する神々や神話上の人物を生き生きと描いた『ナムジ 大國主』『神武』や、日清戦争や日露戦争に材を取った『王道の狗』『天の血脈』など、日本の古代史と近代史に焦点を当てた作品群だ。 いずれも、東アジアの融和を目指す者と覇道を唱える者の対立構図が仕組まれ、理想主義の挫折も主題になっている。アムロ・レイのように弱さや矛盾をはらんだ人間臭いキャラクターたちが交錯する歴史群像劇としての物語は、ガンダム同様、勧善懲悪とは程遠い
日本のSF作家「小松左京」の公式サイトです。 (The official site of a SF writer of Japan "Sakyo Komatsu".) 「欠けていた「海」の視点」(『大震災`95』より) 一九九五年一月十七日の震災当日からほぼ六カ月の間に、中部方面隊を中核とする全国の陸上自衛隊の災害出動人員数は、延べ百六十四万人にのぼった。しかし、こういった大規模震災に対する救難救助については、中部方面隊はあまり出動要請経験がなく、 --第一、この地域では、自衛隊設立以来、「大震災」というものがなかったのである --それだけに圧倒的な「震災対策用装備不足」に悩まされた。倒壊家屋、ビルの下からの人命救助に必要な、チェーンソーやジャッキ、カッターさえ数えるほどしかなく、バールやつるはし、シャベルなどを使って、人海戦術で対処するしかなかったという。 それでも規律正しい集団の、屈強
かちょー嘉一 @sleek00 『宇宙の戦士』と『機動戦士ガンダム』について、時系列関係をきちんと把握してる方がいらっしゃったら教えて頂きたいのですが、『宇宙の戦士』の文庫は1979年9月、『ガンダム』の放送開始が1979年4月。これだと「文庫の挿絵を参考にした」と云うのが成立しないんですが、これは何故なのか。 かちょー嘉一 @sleek00 「『ガンダム』が『宇宙の戦士』を参考に」と云う記述の中に「『SFマガジン』に掲載されたスタジオぬえによるパワードスーツのイラスト」と云う表現があった様に記憶しているのですが、文庫が出る前にSFマガジンにそうしたイラストが掲載された事があったんでしょうか。
I わたしは更なる存在の段階に達した者である。わたしは時間の束縛から解放され、空間とは新たな関わりを持つようになった。 わたしがこの記録に過去時制を用いねばならないのは、ひとえに英語の貧弱さによる。時間の制約を受けない変化形を持つ動詞というものもあるが、わたしたちの言語はそれを持っ...
想像してみて欲しい。 十九世紀のロンドン、ヴィクトリア朝。蒸気機関の時代であり、いまや外観しか残っていないかつての大英帝国のその姿。日本は開国したばかりで、福沢諭吉らが使節団をアメリカとヨーロッパに派遣した頃だから、まだ明治政府が生まれたばかり。「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」なんて言葉が流行った時代だ。そこに、わたしやあなたが今利用しているようなインターネットやコンピュータなどの電子機器の姿は当然、見受けられない。 だがそこに、蒸気で動く計算機関(エンジン)の姿がある。 何枚もの歯車を規則正しく並べられ、蒸気を吹き出しながら人の手によって与えられた様々な問題を解決するための計算を走らせている(ラン)姿を想像して欲しい。 この計算機は我々の目の前にある機器(デバイス)と同じ働きをする。単純だ、情報を処理し、仕事を効率化する。十九世紀のロンドン、産業革命の時代に、このような働きを
スチームパンク風の写真 スチームパンク(英語: steampunk)は、レトロフューチャーやサイエンス・フィクションのサブジャンルの1つである。関連ジャンルとしてファンタジー、歴史改変もの、スペキュレイティブ・フィクションがある。 概要[編集] "Maison tournante aérienne" (旋回住宅)。アルベール・ロビダが自著『20世紀』につけた挿絵。19世紀に20世紀の生活を想像した作品 1980年前後が勃興期であり、1980年代から1990年代初めごろまで特に人気を博したが[1]、その後もSFの1サブジャンルとして定着し現在に至る。 現実世界における内燃機関が存在しないか研究中という設定のもとで蒸気機関が広く使われている前提があり、イギリスのヴィクトリア朝やエドワード朝の雰囲気がベースとなっている世界観である。イギリス以外の国も概ねそれと重なる時代、アメリカでいえば西部開拓
Photo by Mark Fischer 悲劇の少年王、ツタンカーメンの副葬品のダガーは宇宙からやってきたものでした。詳細は以下から。 古代エジプト第18王朝のファラオ、ツタンカーメン。紀元前14世紀中頃に幼くして即位し、20歳を前に謎の死を遂げたこと、そしてほぼ盗掘の被害を受けていない墓が発掘されたことから古代エジプトの長い歴史の中でも最も有名な王として現在世界中に知られています。 そんなツタンカーメンの黄金のマスクをはじめとする数々の副葬品のひとつに鉄のダガーがあったのですが、人類最初の鉄器文化は紀元前15世紀頃に現れたヒッタイトとされています。 紀元前1190年頃にヒッタイトが滅亡した後に秘匿されていた製鉄法が周辺民族に伝わり、エジプトやメソポタミアで鉄器時代が始まることになるのですが、ツタンカーメンの治世はそれよりもはるかに昔のこと。 そのツタンカーメンの墓の、ミイラの右太股に置
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く