米Xeroxは10月4日(フランス時間)、赤外線を当てると浮かび上がる“隠し文字”の印刷技術を発表した。電子写真方式プリンターの一般的なトナー(乾式インク)と普通紙を使って印刷するため、比較的低コストで利用できるのが特徴。文書の偽造防止に応用できるという。 「InfraredMark Specialty Imaging Font」と名付けている。一般的に使われているCMYK(シアン、マゼンタ、黄、黒)のトナーで、各トナーの赤外線反射率が異なる性質を利用する。ある色の背景上に、特定の色の文字を印刷すると、人間の目では背景色しか見えないが、赤外線をあてて赤外線カメラで見ると文字が浮かび上がるという。 この技術で印刷した文書は、コピーしても隠し文字だけが写らない。従来の旅券や紙幣の偽造防止技術よりも安価に導入可能で、社員証、チケット、クーポン券などにも応用できるとしている。 Xeroxが9月に発
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