タグ

ブックマーク / blog.tinect.jp (12)

  • 「説明能力の高さ」はどこに現れるか

    職業柄、昔から人の「説明」を聞くことがとても多かった。 会社の現状、技術的な見解、商品のスペック、あるいは人の経歴についての話もあった。 そして、説明がとても上手な人もいれば、下手な人もいることを知った。 例えば、こんな具合だ。 「では、御社の事業説明をお願いします」 「わかりました、こちらが会社案内です」 「では、始めてください。」 「はい、では1ページ目をご覧ください。弊社の主要な株主は……全国に展開しており……事業所は……」 ……5分経過 「では次は、弊社の主要な事業です。おもに3つあり……」 「(退屈だな……後ろのページでも見ているか)」 ……5分経過 「次に今回お問い合わせの商品についてです……こちらの……」 「(その話はもうサイトで見たからいいよ……話ながいな……内職でもするか)」 ……5分経過 「以上となりますが、なにかご質問はありますか?」 「………いえ。」 例えば上のよう

    「説明能力の高さ」はどこに現れるか
  • なぜ、多くの有名企業のCEO達は、早起きしてジム通いしているのか。

    学生時代、多くの有名企業のCEO達が早起きしてジム通いしているという文章を読んで随分と面らった記憶がある。 当時の僕はとんでもなく夜型であった。 惰眠をむさぼるのは何よりの快楽でり、人生の超面白い事は深夜にこそあると強く確信していたその頃の僕は、世のCEO達の行動原理がサッパリわからなかった。 その当時読んでいた自己啓発やビジネスには「成功する人間は早起きだ」という文面がそこかしこに並んでいた。 暇を持て余していた当時の僕は「朝方にすれば人生変わるんやろか?」と思い何度か生活リズムを変えてみた。 だが、惰眠と夜ふかしの快楽以上のものは何もみあたらず、何度やっても元の生活に戻るという日々を繰り返していた。 気がついたら意識高い系の権化のような生活習慣になっていた 「人間、朝方と夜型があるっていうし、僕は夜型なんだろう」 そう思い30代中盤ぐらいまで夜型のライフスタイルを謳歌していたのだ

    なぜ、多くの有名企業のCEO達は、早起きしてジム通いしているのか。
  • 「一発屋の苦しみ」を覗いてみた。

    彼の事を知らない人もいるだろうから簡単に説明すると、山田さんはいわゆる一発屋芸人というやつである。 髭男爵というコンビ名で貴族のような出で立ちをしたヒゲ男が「ルネッサーンス」の登場挨拶と共に乾杯を連続する芸風をみたことがある人もいるだろう。 このはそんな彼の人生を辿っていくものだが、彼の人生はその明るい芸風とは逆に波乱に満ちたものとなっている。 彼はある事件をキッカケにヒキコモリ生活へと突入するのだが、ヒキコモリ生活に突入した後に彼が放った一言が実に重い。 「人生、余っちゃったなぁ」 成功しても人生は仕上がらない 現代社会は若くして成功した人が実によくスポットライトを当てられる。 僕は若い頃、彼・彼女らをみてよくこう思った。 「いいなぁ、若くして人生が仕上がって」 「きっとこれから夢のように楽な日々が続くのだろうな」 「はぁ…僕もサッサと人生というゲームをクリアして、楽になりたい」 しか

    「一発屋の苦しみ」を覗いてみた。
    clavier
    clavier 2021/04/12
  • 「評価を気にせずモチベーションを保ち続けられる」ジャイアンの強靭なメンタルに憧れる。

    しんざきはこれでも管楽器奏者でして、ケーナという南米の民族楽器を好んで吹いています。 「SE」だとか「ブロガー」だと言う前に「ケーナ吹き」と名乗る程度には、ケーナという楽器に思い入れがあります。 ケーナって日で言うと尺八に似ている、葦や竹に穴を開けて作られた楽器なんですが、滅茶苦茶いい音がする楽器なんで良かったら一度聴いてみてください。 個人的には巨匠ウニャ・ラモスのケーナ曲が特にお勧めです。 Camino de llamas(リャマの道)、一生聴ける度が高過ぎます。 さて、私がケーナを始めたのは大学に入ってからの話です。 元々は長距離走をやっていた流れから、大学でも何かしら運動部に入ろうと思っていたところ、道端で街頭演奏をしていた民族音楽グループをぼーっと眺めていたらそのまま拉致られるという、数奇な運命を経て民族音楽愛好会というサークルに入ることになりました。 高校までは楽器演奏とはほ

    「評価を気にせずモチベーションを保ち続けられる」ジャイアンの強靭なメンタルに憧れる。
    clavier
    clavier 2021/03/23
  • 大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。

    「恩師」の意味を「人生全体に渡って、大きく影響を及ぼす程の薫陶を受けた人」と定義した場合、私には恩師と言って良さそうな人が二人います。 一人は、小学校の3年から4年の時に担任をもってもらったH先生。 もう一人は大学の専門課程、国語学研究室でお世話になったS先生。 H先生については、人生の選択に関わる重要な示唆を色々と頂いたなーと思っていて、例えば昔この記事で書いたんですが、 忍者ハットリくんが、私の人生を大きく変えた、という話。 「ファミコンの忍者ハットリくんに巻物が出てきてかっこいいから、物の巻物にも触ってみたい」 と素っ頓狂なことを言い出した私に、 「巻物は大学行かないと触れないよ」と答えて、さり気なく「大学=巻物」という刷り込みを行ったのがH先生です。 多分私、この教えがなかったら大学行ってませんでした。 上記の記事でも書いた通り、私は大学での専攻として、「巻物に触りたいから」とい

    大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。
    clavier
    clavier 2021/02/08
  • 「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。

    コンサルタントをやっていた頃、良いか悪いかは別として、採用に関して「地頭の良さ」を重視する風潮があった。 地頭の良い人間は一定の訓練でそれなりのコンサルタントになる。 だが、お世辞にも地頭の良いとはいえない人間は、いつまでたっても一人前になれなかったからだ。 実際、私が20代半ばで所属していた部署では、中途採用にあたって「学歴」をさほど重視していなかった。 重視していたのはとにかく「地頭」だ。 ある応募者は、「高卒」で「自動車整備工」になり、そして「先物取引の営業」に転職、そして最後に「漁師」という経歴を持っていたが、彼は採用された。 彼の言動は、地頭の良さを十分に感じるものであったからだ。 彼の業務経験の貧しさは訓練でなんとかなる、皆がそう思ったのである。 彼はその後、会社に大きな貢献を残し「支社長」まで努めたのだから、その時の判断は間違っていなかった。 ■ この「地頭」の正体について、

    「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。
  • 採用選考に「AI」を導入しようとしたが、断念した会社の話が面白かった。

    最近とある企業の採用担当者と会い、大変興味深い話をうかがった。その方の会社は中々に革新的で、昨今話題のAIによる採用判定を書類選考に絞って導入してみたのだという。 結果はなかなかに上々だったとの事だけど、最終的には採用におけるAIの導入は断念した。 AIの採用を見送った理由はAIの判断が悪かったからではない。結果だけみれば、AIの判断はプロの採用担当者と比較して、そう悪いものではなかったようだ。 問題となったのは、AIが「なぜこの人を選んだのか。なぜこの人を選ばなかったのか」を説明してくれなかったところにあったという。 これは実に大変興味深い指摘で、今後AIが導入される社会を生きる私達にとって非常に有益な知見が詰まっている。今日はこれを掘り下げて、僕なりのAIが導入された後の社会の行方についてみていく事にしよう。 AIの思考回路は人間と随分違う AIは囲碁の世界チャンピオンを打ち倒したり、

    採用選考に「AI」を導入しようとしたが、断念した会社の話が面白かった。
  • 「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。

    こんにちは。日植物燃料株式会社、代表の合田です。 今回は、前回に引き続き、モザンビークで「バイオディーゼル事業」に着手したところからの話です。 バイオディーゼル燃料事業を成立させるためには「生産」と「販売」の2つが課題です。 ですから何よりもまず、私たちは「バイオディーゼル燃料」を安定して生産できなければなりませんでした。 そこで、前回も少し触れましたが、ヤトロファの種を現地の人に提供しました。 今利用している農地にヤトロファを植えてもらうことはできませんが、今ある畑の脇に「柵」としてヤトロファを植えてもらい、収穫したヤトロファは私たちが買い取り、加工して燃料とします。 「組合」と言う形態をとりながら、1万人の農民たちに協力してもらい、なんとか私たちはモザンビークでバイオディーゼル燃料の原料となるヤトロファを栽培し、燃料を作り出すことはできるようになりました。 ですが、もちろんそれだけで

    「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。
  • AmazonやGoogle、リクルートなどが行っているように、社内から良い新事業アイデアを集める方法とは。

    ホーム > AmazonGoogle、リクルートなどが行っているように、社内から良い新事業アイデアを集める方法とは。 こんにちは。Relicの北嶋です。 今回は「事業アイデアの社内公募」についてです。 (写真は弊社CCOの黒木です) 実は社内からの提案がアイデアがスタートのきっかけだった、という世界的事業は数多くあります。有名所ではAmazonAWSや、GoogleのGmailなど、数え上げればキリがありません。 こういった成功事例を見て、経営陣が「新しい事業について、社内公募制度をやろう!」と言い出すことが多々あるのではないかと思います。 特に、会社が大きくなってくると ・経営陣が現場から遠ざかっており、新しい事業アイデアが出にくい ・ボトムアップ型組織への移行を果たしたい ・若手にチャンスを与え、抜擢するきっかけとしたい などの理由から、社内公募制度を多くの企業が採用します。 実際

    AmazonやGoogle、リクルートなどが行っているように、社内から良い新事業アイデアを集める方法とは。
    clavier
    clavier 2017/02/12
    新規事業創出と社内公募の話
  • 「手が動かせない人」への処方箋

    ところで私は、かつて「手を動かさない人」でした。 仕事にせよ、勉強にせよ、創作にせよ、音楽にせよ、どんなことでも「ごちゃごちゃ考えているより、まずやってみて場数をこなした方がスキルは育つ」というのは、大体の場合で当てはまる普遍的なセオリーであると思います。 ゲーム開発、アプリ開発なんかでも、実績を残している人はみんな「いいからまずやってみろ」って言いますよね。 手を動かすこと、超大事です。手を動かすことによって、課題が生まれ、自信が生まれ、ノウハウが蓄積されていく。頭で考えているだけでは何も始まりません。考えたものは、出力しなくてはいけません。 ところが、世の中には「手を動かさない人」がいます。取り敢えずやってみろ、というアドバイスを受けつつも、なかなか「取り敢えずやってみる」という実施タームに移れない、もしくは移らない人ですね。先日、Books&Appsさん内でもそれについての記事が掲載

    「手が動かせない人」への処方箋
  • 若手向け、「きちんと質問できる人」になるための5つの気をつけるべきポイント。

    若手は、仕事の秘訣として「人に聞け」と教えられることが多い。 「自分で考える前に質問をしに来なさい」 「質問することが大事」 そう言われる。Googleでは、新人のオリエンテーションに5つの行動指針を教えるが、その1つ目は「質問する。とにかく質問する!」である。※1 だがそれを素直に信じて質問を実行した結果、その方の評価は2通りに別れる。 「すぐに聞きにくる、できる奴」と 「自分で考えない、ダメな奴」 である。 同じように質問しているはずなのに、何が評価を分けるのだろうか。観察すると、できる人の質問には以下のような特徴があることがわかる。 自分の意見を持って質問している できる人は、私は◯◯と思うのだけど、どうか?と、自分の意見を持って質問をする。これは、どこまでわかっているのかを相手に伝えるためにも有効である。 そのために、質問をするときは予め、自分は何がわからないのか?を紙などにまとめ

    若手向け、「きちんと質問できる人」になるための5つの気をつけるべきポイント。
  • 「努力する人」と「努力できない人」の6つの大きなちがい

    数々の「仕事のできる人たち」は、ほぼ例外なく努力をしていた。 無論、努力をしたからといって成功するわけではない。だが、努力なくして成功はない。努力は成功のための前提条件であり、要件である。 だが、「努力が苦手」という人は少なからずいる。頑張れない、続けられない、「どうしたら努力できるか?」と悩む方も大勢いるだろう。 私は、数々のコンサルティングの現場で数多くの「努力できる人」と「努力できない人」を見聞きし、そして、両者は一体何が違うのかということに強い関心を持った。 その結果、努力できる人とできない人は、「能力」が異なるのではなく「考え方」が異なるのだという結論に至った。 実際、能力の高低にかかわらず、努力を続ける人達がおり、現場ではそのような人たちが結果を出していた。 では、その「考え方」のちがいはどこにあるのか。それは大別すると6つある。 1.努力とは、精神論でなく、方法論である 努力

    「努力する人」と「努力できない人」の6つの大きなちがい
  • 1