65の主要ブランドを世界約70カ国で展開する世界最大級の消費財メーカー、P&Gの存在感が年々増している。競合ひしめく消費財の各分野で成長を続けている大きな要因は「Consumer is Boss」を企業戦略とし、深い消費者理解に基づくビジネスを展開している点にある。そのカギを握るのが「A&I」と呼ばれるP&G独自の職種だ。マーケターとは違う、その実像に迫る。 戦略策定から効果測定までコミット P&Gと聞いて何を思い浮かべるだろう? ファブリーズ? アリエール? あるいはスキンケアの「SK-II」だろうか? もちろんこれらの商品を思い浮かべる人も多いだろうが、ビジネス文脈で見ると少し違う意見もあるだろう。それは「マーケティングに強い」ということ。最近では、P&Gで培ったマーケティングスキルを武器に各所で活躍する人が増え、各メディアでも取り上げられているほどだ。 だが、優れたマーケターがいれば
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