Mac OS Xでは、コピー&ペースト用のバッファに「ペーストボード」を使用する。歴史的な経緯から、クリップボードと呼ばれることが一般的だが、ドラッグ&ドロップやサービスを含めシステムに常駐するペーストボードサーバ(/usr/sbin/pboard)がデータの受け渡しを担当する。Cocoa/Carbonをかじった経験があれば、NSPasteboardクラスを耳にしたことがあるはず。そう、接頭辞からわかるとおり、NEXTSTEP以来連綿と利用されている機構なのだ。 そのペーストボードをハンドリングするコマンドが「pbcopy」と「pbpaste」だ。前者は標準入力から受け取った内容をペーストボードに渡し、後者はペーストボードの内容を標準出力へと書き出す。 例を示しつつ使い方を解説してみよう。以下のコマンドラインでは、UTF-8エンコードのプレインテキストを標準出力へ書き出し、それをpbcop
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