政治 普天間移設、辺野古以外も検討へ 再編で日米共同文書2012年4月27日 Tweet 記者会見する玄葉外相=27日午前、外務省 日米両政府は27日、在日米軍再編見直しの共同文書を同時発表した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古へ県内移設する現行計画をめぐり、政治的に実現可能なことなどを条件に挙げ、辺野古以外にも検討の余地を広げる文言を盛り込んだ。代替施設が完全に運用可能となるまでの普天間補修の必要性も指摘し、日米の経費分担を明記。普天間の辺野古移設は事実上、不可能との見方が強まっており、普天間使用の長期化は避けられない。 キャンプ瑞慶覧や牧港補給地区など沖縄本島中南部の米軍5施設・区域については、13カ所に細分化し、(1)速やかに(2)沖縄で代替施設が提供され次第(3)在沖縄海兵隊の国外移転後―の3段階で返還する方針を示した。年内に具体的な返還計画を策定する。 玄葉