ブックマーク / reki.hatenablog.com (11)

  • 世界の「言語純化運動」の5つの事例 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「我が国固有の言語」に戻すための取り組み 確か「はだしのゲン」だったと思うのですが、戦争中は「敵性語」は禁止されていたため、ストライクは「いい球ひとつ」、ボールは「悪い球ひとつ」と審判が言って、主人公が「何でわざわざ言い換えるのか」とポカーンとするいう描写があったのを覚えています。実際当時どれだけの人が守ったか定かじゃありません。 これら戦前戦中の「日語の純化」が無意味なものだと皆わかったので、現在はこういう「伝統的日語への回帰」というものの社会的な関心度は高くありません。 ただし一概に「言語純化は無意味」は言い切れない側面もあり、たしかにナショナリズム的な側面も強い一方で、文化や言語の保護・育成といった側面もあります。 言語純化の取り組みは世界中にあり、いくつかの国では現在でも進行中のものもあったりします。 1. ケマル・アタチュルクによる「トルコ語純化運動」 コスモポリタンなオスマ

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    confi 2019/01/11
  • 【西洋史】下層階級から国王になった人物列伝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    あまり数がないヨーロッパ史の「太閤様」 日史の成り上がり者と言えば豊臣秀吉をすぐに連想します。 彼の出自には諸説あって、農民足軽の出身であったとも、その下の身分であったとも言われています。 日史と同じく、中国史や中東史でも最下層身分出身の王は登場しますが、ヨーロッパでは最下層身分出身の王はあまりいない印象です。 階級社会が昔から明確なヨーロッパでは社会階級の流動は起こりづらく、ある程度は流動はありましたが、一代で王になるような人物は登場しづらい社会でした。 そんなヨーロッパ史における「成り上がり者」をピックアップしてみます。 1. セルウィウス・トゥッリウス(王制ローマ)?-紀元前535年 奴隷の身分からローマの王へ 伝説的な建国者ロムルスを初代の王とする王政ローマは、ローマ市民以外の者や、移住してきたエトルリア人など外部の者を王に据えたり、征服した町の貴族をローマ貴族として認めたり、

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    confi 2018/04/05
  • 「福祉国家スウェーデン」はどのように成立したか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「理想的福祉国家」スウェーデン ちょっと前まではスウェーデンやデンマークなど北欧の国々の手厚い福祉政策が「理想的」と喧伝されていました。 今でも教育や人権、福祉、労働条件の問題を語る時に、北欧の国々の取り組みは引き合いに出されることは多いです。何というか北欧諸国は理想郷とお思いの方も多いに違いありません。 確かに北欧諸国の取り組みは先進的で、我々が学ぶべきことも数多くあるのですが、一朝一夕に実現するものではなく、長い歴史的努力を経てこのような社会システムが出来上がっているのです。 今回はスウェーデンの福祉国家成立の経緯を見ていきたいと思います。 1. スウェーデン・モデルとは スウェーデンの福祉国家のコンセプトは「高い経済成長」を維持し「雇用を確保」しながら「福祉を充実」させることにあります。 資主義とも社会主義とも異なり、この両方の良い部分を統合したような仕組みで、市場の競争原理で国際

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    confi 2017/11/09
  • 【コブラ効果】全くの逆効果になった5つの法律 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    全くの逆効果になってしまった法律 逆効果というのは世の中に溢れています。 ダイエット品をべすぎて太ってしまった。 健康のためにサウナに行ったら貧血で倒れてしまった。 コストを下げるためにレイオフをしたら会社の業績が下がってしまった。 そしてこのような逆効果を国単位でやらかしてしまった事例もたくさんあります。 1. コブラの数が増えてしまった「コブラ駆除法」 コブラの死骸に報酬を出した結果 大英帝国支配下のインド・デリー。 大のヘビ嫌いのイギリス人知事は「コブラを駆除し届けて出た者には報酬を出す」というお触れを出しました。 当初は人々はせっせと野山に出かけてコブラを狩って報酬を得ていたのですが、次第により大規模により効率的に報酬を得ようとするものが現れ始めます。 なんと、デリーの町中のあちこちに「コブラ農場」がオープン。 農場ではコブラを交配して飼育し、ある一定まで成長したら殺害。そして

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    confi 2017/03/30
  • WWEにおける「日本」の描写・恐怖からCOOLへ - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    アメプロにおける「日」描写はどう変わったか ブログは世界史専門ブログと銘打っておりますが、個人的にアメリカン・プロレス(以下アメプロ)が非常に好きで、どうしてもプロレスと歴史を絡めて何かを書きたいという衝動にかられます。 その書きたい衝動にかられて、WWEのヒールレスラーに見る「アンチ・アメリカ」という記事を書いたところ、賛否含めそこそこ反応をいただきました。 この時はアメリカの現代史とアンチ・アメリカ文脈の変化という点にトピックを当てましたが、今回は「アメプロにおける日の描写の変化」という点を見ていきたいと思います。 注意していただきたいのは、「日人レスラーの歴史」ではなく、どう「日」が描写されたかという観点でして、故に日人ギミックの外人レスラーというのも登場してきます。 なんであの人を出さないんだ!事案が多数発生しような予感がしますが、あらかじめご容赦願います。 1. 「狡

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    confi 2016/10/20
    もう暫く経つと現地の中国韓国系の影響でレイパーの嘘つきの劣化民族で悪のかっこよさもない害虫みたいな扱い受けるようになるよ。
  • 実はふさわしくない?神話をモチーフにした企業名・ロゴ - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    企業のロゴや名前に似つかわしくない「当の意味」とは 企業のロゴやブランドの名称というのは、 実は相当時間をかけて作られています。 企業の向かう方向性をとりまとめてステークホルダーに了承を得、整合性が取れる形状やトンマナ、モチーフを選んでデザインし、他国・地域に展開した時に問題は起きないかを確認し…等々。 「企業がロゴを一新しました」 と言われても、一般の人ならふーんで終わりますが、その後ろではたくさんの大人が血へどを吐きながら作り上げているんです。 さて、「信頼」や「安心」を伝えたい場合は、トラディショナルな意匠やモチーフ、名称を借用することも多くあります。ロゴやブランド名が何やら見なれた / 聞きなれたものだと、人はなにかしら安心した気持ちになり、その会社や製品・サービスと受け入れることができるからです。 ですが、よくよく背景を知ると「このモチーフで当にいいのか?」と思うものもあった

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    confi 2016/03/30
  • 中世イタリア商人の「為替で簡単に儲ける方法」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    中世の「金儲けの悪知恵」とは 「楽していっぱい儲けたい」のは人類の永遠の夢であります。 世界史はそんな詐欺師が掃いて捨てるほどいるし、今でも「秒速で数億稼ぐ」とかうそぶくペテン師がもてはやされてしまうのですが、そういう強欲な連中はたいていそれ相応の十字架を背負うものです。一瞬で破産したり、不正取引で逮捕されたり、ライバルとの抗争の挙句殺されたり。 人自身はまったく発達しないわけですが、そのような「強欲さ」がテクノロジーやシステムを発達させてきたことは事実で、 日のテーマである「為替取引」もそんな中世ヨーロッパ商人の「楽していっぱい儲けたい」思いから発展したものであります。 1. 「利子を取ることは神に対する罪」 1-1. 商業技術の発達 近代資主義を支える様々な商業技術、例えば銀行や保険、簿記、会社などはルネサンス期の北イタリアで誕生しました。 互いにライバルだったフィレンツェ、ベネツ

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    confi 2016/01/12
  • なぜイギリスにはガーデニングマニアが多いのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    大英帝国とガーデニングの関係 イギリスの住環境は、日の狭いアパートに住んでいる人間からしたら天国かと思うほど豪華で豊かなものです。 建築に対するこだわりもそうですが、庭やガーデニングに対するこだわりは並々ならぬものがあり、さほど大きくない家でも花壇の配置や花のカラバリなど、趣向を凝らした庭を持っていたりします。 イギリス人がガーデニングに目覚めたのは18世紀にさかのぼるのですが、植物との関係は大英帝国が世界の国々を植民地にし、その影響力を拡大していく様と並行し、イギリスのガーデニングも発展するに至ります。 今回はイギリスの帝国主義とガーデニングの切っても切れない関係見ていきます。 記事三行要約 各地を植民地にして植物を採集・繁殖させ、工業製品に役立てようとした その過程で入ってきた外国産植物は、ガーデニングブームを起こした 外国産の植物がもてはやされる一方、地味なイギリス固有植物も注目さ

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  • 「売国奴」と呼ばれる人たち:ベネディクト・アーノルド - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    第13回:ベネディクト・アーノルド(1740 - 1801) ベネディクト・アーノルドはアメリカ独立戦争で活躍した、アメリカ植民地軍の将軍。 様々な戦役で活躍して武功を挙げ、将軍ワシントンにも信頼された優秀な将軍でしたが同時に、カネを巡って様々な疑惑が付きまとった人物でもありました。 周囲と衝突し、大陸会議のメンバーに信頼されず、その活躍に見合うだけの報酬や昇進ポストを与えられず不満が爆発。 あろうことか敵のイギリス軍に寝返ってニューヨークのウェストポイント砦の引き渡しを画策します。結局謀略は未遂に終わりますが、アーノルドはイギリス軍に逃亡し、独立戦争後はイギリスに移住します。 そのためアメリカの愛国者の間では、アーノルドは「裏切り者」であり「300万人のアメリカ人を売った男」と言われています。 1.  没落した家を立て直す 没落するアーノルド家 アーノルドは1741年、コネチカットの生ま

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  • 日本よ、これが無能だ!世界のダメな王様たち 7選 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    聡明な君主がいれば、その逆も・・ このブログでは、偉人・賢人・傑人を多く紹介してきました。 ところが実際に歴史の教科書を開いてみると、有能な人物よりダメな人物のほうが多かったような気がします。 そしてそんなダメな人物が王様になってしまって、国中を混乱させるケースも多くありました。 今回はそんなダメな王様の中でも、とびっきりダメな人たちを集めてみました。 母さん、日は平和です。 1. ジョン失地王(1167-1126)イギリス とにかく人望がなかった 無能な王様の代表格と言えばこの人。 当時イングランドは現在のフランスに領土を持っていました。 ところが、強力なカリスマ性を持っていたフランス王フィリップ2世は、これを奪還することを宣言。 イングランド臣下のフランス諸侯の多くは、何か頼りないジョンよりも有能なフィリップ2世を選びます。 結果、援軍を欠いたジョンは戦いにことごとく敗退。イングラン

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    confi
    confi 2014/12/14
    安倍ちゃんも駄目な王様とか言ってる人はいるけど鳩山の名前は上がらない。安倍嫌いの人たちはちょっと冷静つを欠いてる。
  • 【日本の半独立国】会社統治領・大東諸島 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo by 衛兵隊衛士 日にかつてあった「会社統治領」 沖縄県の東に浮かぶ大東諸島。 北大東島と南大東島、沖大東島から成り、人口は2,000人ほど。 主力産業はサトウキビ農業と近海漁業。 日列島はもちろん沖縄島とも離れた孤島で、島に行くには那覇から飛行機をチャーターするか、週1〜2便の定期船に乗り13時間かけて行くかしかありません。 ※訂正 上記情報が古かったようです。現在は琉球エアーコミューターによる飛行機の定期便が、那覇~北大東/南大東を結んでいます。 のどかなこの島は、かつて主権は大日帝国にあるものの、行政はすべて会社が行うという「会社統治領」の島でした。 島を統治する「玉置商会」 島を支配したのは、玉置半右衛門が創業した「玉置商会」。 半右衛門はアホウドリの羽毛の販売で巨万の富を築きましたが、乱獲のためアホウドリが絶滅すると、1900年に23人の八丈島からの移民を引き

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    confi 2014/12/03
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