3月31 北陸古典研究会 カテゴリ:研究 すでに終了しましたが、記録のために、ここに掲載しておきます。 北陸古典研究会二〇一五年度下半期発表会 日時 二〇一六年三月二十六日(土) 午後一時三〇分~五時 場所 金沢大学サテライトプラザ三階【発表者と発表要旨】1.七絃琴とその琴曲をめぐって 正道寺康子(聖徳大学短期大学部) 奈良時代に七絃琴が日本に伝来し、日本でどのような音楽文化を形成したのか、さらには日本古典文学にどのような影響を与えたのか、特に琴曲に注目して考えてみたい。 『懐風藻』から『新撰朗詠集』まで奈良・平安時代の漢詩文には、南風・関山月・折楊柳・流水・風入松・陽春・幽蘭・三挟流泉・烏夜啼・別鶴操・梅花三弄・沈湘怨・淥水・白雪・唐虞・王昭君・双鳳・梁父吟・楚妃歎・蔡氏之曲など約二十曲の琴曲が詠みこまれる。『懐風藻』には、伯牙の故事に因んだ琴曲「高山流水」「高山」「流水