なぜ、本を読むのか? Why do we need to read books なぜ、本を読むのか?本書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれた本の中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の
『ドラえもん』の紅一点、しずちゃん*1です。 *2 彼女のような髪型をなんと呼称するでしょう。 「二つ結び」でも「二つ結い」でも「ツーテール」でも「ツインテール」でもいいのですが、個人的には「おさげ」が一番しっくりきます。 辞書では「おさげ」は編むもの ところが、国語辞書を引いてみると、雲行きが怪しくなります。 少女の髪の結い方。編んで肩のあたりに垂らす。「―髪」 ――『新明解国語辞典』第7版 髪の結い方の一つ。髪を左右に分けて編み、肩のあたりにさげたもの。(お)下げ髪。 ――『明鏡国語辞典』第2版 女性の髪の結い方。頭髪を二つに分け、それぞれを三つ編みにしてたれさげたもの。さげがみ。「―の娘・―の髪〔浅草紅団〕」 ――『新潮現代国語辞典』第2版 髪を分けるのに限定するかしないかの違いはあるものの、どの辞書も、髪を編まないとおさげにはならないのだと言っているのです。もちろん、編んだものも「
聖セバスティアヌス キリスト教の聖人。人類史上、最も矢で射抜かれた人物。 元々は古代ローマの親衛隊長と伝わる。当時のローマはまだキリスト教を公認していなかったため、セバスティアヌスは秘密裏に布教等のキリスト教的行為を行っていた。しかしやがてその事が皇帝に発覚。彼の行為は皇帝への裏切りと判断され、幾多の矢で射抜かれる刑に処される。そのエピソードからの連想か、射手、兵士、ペストなどの守護聖人とされる。 というわけで、キリスト教美術の文脈で、上半身裸になって矢に撃たれた男性が居れば、十中八九は聖セバスティアヌスです。 その痛々しくも劇的な死のさまは画家のインスピレーションを引き起こし、多くの絵画が遺されています(といっても、実は彼は矢で射抜かれた際には殉教しておらず、最終的な死因はその後の殴打だったりしますが)。 絵画のモチーフとしてのみならず純粋に聖人としても厚く崇敬された人物で、特に15~1
このように決意を述べた、その舌の根が乾かないうちから俗書を読んでいる私・・・w 某氏から頂いた莫麗芸氏『唐詩里的衣食住行』(新世界出版社)。 いいんです。面白かったから(開き直り)。カラー図版で綺麗でしたし。 たとえば37頁「唐代女子画眉様式演変」などは一見の価値あるものでして、細眉が流行したと思ったら太眉に、そしてまた細眉がリバイバルと、現代のファッションの消長に通じるものがあります。というよりも、現代よりも流行り廃りの交替のペースが速い時期もありますね。 石田幹之助か原田淑人氏あたりが似たような考証をしていたような気もするのですが、それはともかく、この一覧表は便利(?)まあ便利かどうかはともかく、これによって我らが正倉院の樹下美人、つまり、鳥毛立女屏風(第四扇)に描かれた女性↓ この美女が「万歳登封美人」らしいことがわかります(ちょっと眉下がり過ぎかな)。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 全日本及び三千世界のみづら愛好家の皆様、御無沙汰を致しております。貯金分のみづらへの愛を、いまひとたびの咆哮にのせて発します。みづら万歳!! 今回は人物埴輪の美豆良を観察していて、解釈に困ったりしたものをこねくり回した結果をご覧頂こうと思います。 個別の埴輪観察という感じで総括はありませんので、美豆良についてお調べの方は、 前回*みづら祭*埴輪みづらを描いてみよう!~種々の埴輪美豆良記事や みづら祭の序 (附目次)をご覧下さい。 なお、図中の各部名称については、基本的に「原色日本服飾史」に拠っています。 おしながき ◆コトを弾く盛装男性埴輪 伝群馬県赤堀村出土 附:下垂部付きL字型美豆良の別解釈4種 ◆耳孔から美豆良を垂れてゐる人物像 常陸国筑波郡小野川村大字横場出土 ◆帽子を被
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100 years of East London style in 100 seconds. Sept 13th 1911 - Sept 13th 2011.
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