衆院選を前に突如結党された新党、「希望の党」と「立憲民主党」。注目を集める新党には、分裂した民進党の前衆院議員を中心に大勢の立候補予定者が流れた。信念を通すための移籍か、議席を得るための戦略か。これまでも政党を渡り歩いてきた2人に聞いた。 「関西一番乗りで希望の党に参画しました」 民進党に離党届を出し、希望の党から兵庫7区(兵庫県西宮市、芦屋市)に立候補する元衆院議員の畠中光成(みつなり)氏(45)は7日、JR芦屋駅前で訴えた。 芦屋市は、希望代表の小池百合子・東京都知事の出身地。「地元阪神間で活躍した小池代表と共に」。そう書かれた小池氏の写真入りの看板を隣の西宮市の事務所に掲げ、「小池色」をアピールする。 衆院選は今回で5度目の挑戦だ。その間、六つの政党を渡り歩いてきた。 2003年、05年の衆院選…