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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp (229)

  • 『ワンピース』で前年比プラスになったマンガ単行本売上:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    遅ればせながら「出版月報」2月号「コミック市場2010」(出版科学研究所 ※毎年2月号がマンガ特集)を取りよせた。マンガ雑誌、単行全部の売上は前年比2.3%減。ただマンガ単行(流通系の「出版月報」では「コミックス」と呼ぶ)は1.8%増。単行は、マンガを含む出版全体の市場ピークだった95年以後の15年ほどで5~6回は前年比増になっている。そのつど、コンビニ向け廉価版のヒットなど、出版の対応があった結果だが、今回は『ワンピース』単行の巨大なヒットが主因とされる。ほかに『進撃の巨人』ヒットや『鋼の錬金術師』完結などの前向き要因もあったものの、記事によるとほぼ『ワンピース』一作に頼った前年比増だった。 〈仮に『ONE PIECE』が2010年にこれほど部数を拡大せず、2009年と同数程度の発行数としてシュミレートすると、コミックス全体では約2%程度のマイナスとなる。〉(同誌6p) 『ワンピ

    『ワンピース』で前年比プラスになったマンガ単行本売上:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 成熟する日本で評価される歴史マンガ。これってガラパゴス?:山岡週報:オルタナティブ・ブログ

    メディアプランナーのつぶやき。ITおよび製造業のマーケティングについての考察。ときどきマンガとアニメ。 小雨の降る2月12日(土)、新国立美術館で開催されている文化庁メディア芸術祭に行ってきた。毎年この時期は雨が降っている気がする。そして寒い。客足も遠のいているのではないかと思ったが、参加費無料かつ3連休の中日ということもあって、多くの人でごった返していた。 いくつか刺激を受けるものはあったが、今回のエントリでは「マンガ部門」について感想を述べたい。 大賞を取ったのは岩明均さんの「ヒストリエ」。確かにいいマンガだ。みんな読んだ方がいい。 作者を知らない人には、「寄生獣」を描いていた人だと言えば分かるだろうか。これも読んでない人は読んだ方がいい。 「寄生獣」は現代SFなのに対し、ヒストリエは「紀元前」を舞台とした歴史マンガで、全く異なる世界観だが、人間の奥深くをえぐり出すような描写は共通して

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  • 絶版状態の著書を電子出版したいときに出版社と交渉する方法:点をつなぐ:オルタナティブ・ブログ

    前回に続いて電子出版の話です。今回は、自分の著書が絶版状態になっていても、出版社との出版契約が続いている場合に、どうすれば自分で電子出版することができるか、その方法について書いてみたいと思います。 を出版するときに出版契約書を結びますが、たいてい以下のような内容が入っています。 第○条(電子的使用)甲(著者)は、著作物の全部または相当の部分を、あらゆる電子媒体により発行し、もしくは公衆送信することに関し、第一次選択優先権を乙(出版社)に許可するものとする。具体的に条件については甲乙協議のうえ決定する。 2.前項の規定にかかわらず、甲が著作物の全部または相当の部分を講習へ送信しようとする場合は、あらかじめ乙に通知し、甲乙協議のうえ取扱いを決定する。 第○条(契約の有効期間)この契約の有効期間は、契約の日から初版発行の日まで、および初版発行後満3カ年間とする。 第○条(契約の自動更新)こ

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  • 9日の「クローズアップ現代」:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

    2月9日のNHK「クローズアップ現代」で『ワンピース』特集が放映されたようです(観てませんが)。 じつは、その回で僕は大学院の修士生たちと『ワンピース』を分析してほしいと依頼され、学生たちはけっこうな時間をかけてTV用に大きな『ワンピース』年表を作成し、半日ほどかけて撮影もしました。ところが、ほかの内容に押し出されて放映分に入りませんでした。TVというのは、往々にしてこういうことがある、ということは経験的に知ってますし、自分だけのことだったら僕もさして不愉快にはならなかったでしょう。が、研究依頼まで受けて全部カットというのは、さすがに経験がないのと、学生諸君に申し訳ないので、正直怒ってます。めったにこういうことで怒らなくなってますが、いかに何でも見通しが甘すぎると。まあ怒ったところで何がどうなるわけじゃないですが、同僚の身体表象の先生方や事務の方々、学生諸君には協力もいただき情報を回してい

  • リリースから8日で800万人がプレイした史上最強(最凶?)のソーシャルゲーム「CityVille」が誕生:ソーシャルアプリ・インパクト:オルタナティブ・ブログ

    リリースから8日で800万人がプレイした史上最強(最凶?)のソーシャルゲーム「CityVille」が誕生 先週、ソーシャルゲームの主戦場がスマートフォンになるかという記事を書きましたがPCでとんでもないソーシャルゲームが登場しました。Facebookで12月にリリースされたばかりで、わずか8日間でデイリーアクティブユーザーが800万人を突破したという驚異的なソーシャルゲーム「CityVille」です。 Facebookアプリ:CityVille http://www.facebook.com/apps/application.php?id=291549705119 [TechCrunch]Zyngaの新ソーシャルゲームCityVille、わずか8日で600万ユーザー/日に成長 実際に今日、Inside Facebookで調べてみると、なんとデイリーアクティブユーザーが1000万人を超えて第

    リリースから8日で800万人がプレイした史上最強(最凶?)のソーシャルゲーム「CityVille」が誕生:ソーシャルアプリ・インパクト:オルタナティブ・ブログ
  • 「tsudaる」の功罪:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    先日から告知させていただいておりますが、12月25日に毎日コミュニケーションズさんから『リアルタイムウェブ-「なう」の時代』というを出させていただきました。その関連で、少しリアルタイムウェブ系の話を。 MSN産経ニュースで、Twitterによる実況中継、いわゆる「tsudaる」行為に関する議論が提示されています(※「tsudaる」という言葉の用法については追記部分もご確認下さい): ■ 【次世代マーケティング考】今こそ“ツイッター”の功罪が議論されるべきでは (MSN産経ニュース) セミナーやパネルディスカッションなど、様々なイベントの様子がTwitterを通じてレポートされるというのは、ごく普通の光景になりました。参加したいのにできなかったイベントの様子をリアルタイムに把握できるという状況に、便利な時代になったな~と実感したことがあるという方も多いでしょう。しかし会場から発信されるツイ

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  • 「BSマンガ夜話」再放送:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    NHKよりお知らせがきました。 > > 突然ですが、12/24深夜に「マンガ夜話」が5再放送されることになりました。 BSデジタル10周年を記念して、12月にさまざまな過去のBS名作を振り返る 「BSベスト・オブ・ベスト」と銘打ったシリーズのひとつとして選ばれたものです。 再放送の内容は未定だそうです。 ↓ 放送内容が決定したそうです! >> 25日(土) 前0:15:30~1:15:30 童夢 1:16:00~2:16:00 攻殻機動隊 2:17:00~3:17:00 ナニワ金融道 3:17:00~4:17:00 編集王 4:18:00~5:18:00 みどりのマキバオー

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  • 諫山創『進撃の巨人』1~2:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    京都の集中講義後、事会から帰る途中で書店に入った。増田のぞみさん、泉信行(イズミノ・ウユキ)さんと一緒だったが、泉さんが薦めてくれたのが諫山創『進撃の巨人』1~2巻(講談社)で、その日、京都のホテルであっというまに読んだ。 東京に帰ってからヤマダトモコさんが発表してくれた自主ゼミがあり、そこに参加してくれた金田淳子さんが、ゼミ後の事会のときに強くオススメしたのが、やはり同作品だった。 間違いなく面白いマンガである。客家の住居みたいな、高い塀に囲まれた都市にかろうじて生存する人類と、彼らをう謎の巨人たち。閉塞した中で長い時代を過ごしてきた人類を中心に描かれ、謎の巨人はみななぜか男性型で、大小がある(へんに顔のでかい巨人がおかしい)。彼らと絶望的な戦いを強いられる人類の兵器は、これも奇妙な現実感のレベルで設定され、要するに巨人によじ登って、首の後部をそぎ落とす他殺すことができない。 この

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  • 電子書籍の普及が早いか、貸本屋の裁断本が早いか:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:オルタナティブ・ブログ

    僕のタイムラインで拝見したのですが、Yahoo!オークションには多数の裁断済みが出展されています。余談ですが、裁断か断裁か、ちょっと調べてみましたが、両方正しいようです。 で、他の方が「ブックオフに断裁済(裁断済)コーナーができるのでは」と書かれていました。ブックオフだけが中古書店ではないので、どこかが先に仕掛けるかも知れません。僕個人的には、貸屋さんが一番早いんじゃないか、なんて思っているんですよね。 昔は都内だけでも3,000店くらいあったと言われる貸屋ですが、今は4店舗(都内?)だという情報があります。 でも、裁断を置くことで貸屋業が一気に復活してくるんじゃないか、なんて個人的に考えています。貸して代金を受け取るということに変わりはないのですから、切ってあってもいいんじゃない?という曖昧なところを突いてくるお店が出てきても不思議じゃないかな、と。この辺りは、レンタルDVDや

    電子書籍の普及が早いか、貸本屋の裁断本が早いか:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:オルタナティブ・ブログ
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    copyright 2010/08/17
    断裁本の貸本とは思いつかなかった。
  • 経済産業省がTwitterでも参加できるネット審議会を開設するそうだ:ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦:オルタナティブ・ブログ

    2月12日の日経朝刊に「IT政策、ネットで議論」という記事が出ていた。産業構造審議会の情報経済分科会における有識者の議論や論点をネットで公開して広く一般からもアイデアや意見を集めると言うことらしい。NIKKEI NETの記事では省略されているが、新聞紙面の記事には意見のうち賛成多数のものはページ上位に表示したりTwitterでもテーマを捕捉して参加できるようにするとある。 今のところネットではあまり話題になっていないようだけどこれはちょっと注目したい。政策案や審議会の報告書に関するパブリックコメントはもっと広くかつ迅速に議論されるべきだと思っているからだ。今までのやり方では報告書が固まった後にパブリックコメントが提出され結局それにおざなりな反応が返されるだけ、みたいな感じが多かった。ネットを活用すれば立案や調整段階から意見が出せるし、これまで出来なかった反応に対する再意見もできるようになる

    経済産業省がTwitterでも参加できるネット審議会を開設するそうだ:ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦:オルタナティブ・ブログ
  • ローリスクハイリターン投資としての特許:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    メキキという日の小規模企業がSNSに関する特許侵害に関して米国でfacebookと係争中というニュースが 伝えられています。米国の小規模企業が米国や日の大手企業を特許侵害で訴えるというパターンはありますが、日側から攻めるパターンは珍しいのではないかと思います。なお、メキキはいわゆる「パテントトロール」ではなくちゃんと自社で会員制のSNSを運営しています。賢明にもサービス開始に伴い基特許を 日米で取得していたというわけです。実は、私も微妙に利害関係者なのでブログ上では特許の内容自身についてコメントできませんが、米国の大手法律事務所ク イン・エマニュエル法律事務所が成功報酬型で受任してくれたということから、少なくとも(たまにある)アホみたいな特許ではないと言えると思います。 特許制度(特に、ソフトウェア特許)については批判の声が聞かれることがありますが、このようにアイデアひとつで小規模

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  • 小田切博『キャラクターとは何か』ちくま新書:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    しのごのいわずに、読め! とりあえず、読んでおけ! ・・・・と、このようにいいたいがまた一冊。 ベンキョになります! キャラクターという存在を、コンテンツ文化として語る系統と、ビジネスとして語る系統の双方に共通する陥穽と、その理由を、じつにわかりやすい文体で、簡潔に、しかし豊富な具体例をもって語った好著。産業論、市場論としては、中野さんの『マンガ産業論』以外に、これをウチのゼミでも必須の著書として挙げておくつもり。 まったく難しい議論はないので、すぐ読めるし、この一冊あるとキャラクター・ビジネスの世界的な経緯についても簡便な参照文献になる。 とくに、マンガやアニメを必要以上に「日文化」として奉る傾向や、とにかく作品の質を上げれば(面白いマンガを作れば)雑誌が売れると信じているような人に具体的に反論するときには便利。 〈文化とはある社会の中で固有の文脈によって消費されるものであり、単にコ

    小田切博『キャラクターとは何か』ちくま新書:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 離陸する電子書籍ビジネス(4):日本市場の行方:『ビジネス2.0』の視点:オルタナティブ・ブログ

    これまで米国を中心に電子書籍ビジネスや電子書籍リーダの攻防について整理をしてきましたが、日の市場はどうなっているのでしょうか。 電子書籍リーダーの市場は日が先行していました。ソニーの「リブリエ」やパナソニックの「Σ Book」が2004年に発売されており、注目を集めました。しかしながら、端末価格が高く、紙の書籍市場を死守しようとする出版業界の抵抗もあり、コンテンツが充実することなく、販売台数は伸び悩んだ結果、撤退を余儀なくされています。 その後、日でのケータイ文化を背景に、携帯電話向けの書籍コンテンツの売上が急速に拡大してきました。2007年前後では、ケータイ小説ブームが起こったのは記憶に新しいところです。電子書籍ビジネスは、コミックや写真集が中心となっており、アダルト系のコンテンツが大半を占めています。2008年の市場は推定で464憶円となり、今後も拡大が見込まれる市場です。 世界

    離陸する電子書籍ビジネス(4):日本市場の行方:『ビジネス2.0』の視点:オルタナティブ・ブログ
  • 西島大介『魔法なんて信じない。で君は信じる。』太田出版:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

    これは、非常に面白いです。いろんな意味で(笑)。 2007年5月、描き下ろしの『世界の終わりの魔法使いⅢ~影の子どもたち』全184pを入校した西島氏は、その後、手直しのため一部原稿の返却を請求し、出版社は送付をアルバイトに依頼。その後、送付するはずだった67pが紛失した。このの西島氏によるマンガは、その経緯をマンガ化したものである。つまり、一次的には紛失をめぐる出版社とのやりとり、ことの進み方を業界モノのように楽しむことができる「面白さ」があるなのだ。 けれど、西島氏の対応は、じつはふつうの作家さんとかなり異なる。もちろんショックを受け、悲しいと書いているのだが、同時に、マンガの生原稿がなくなる、という事態そのものにある種「マンガの価値」(描くことや出版サイドへと流通することの間で生じる価値の差異など)を考えるという意味での興味をもってしまう。感情的なことより、その推移を冷静に経験し

    西島大介『魔法なんて信じない。で君は信じる。』太田出版:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ
  • 【速報】 昨日の「#au2009プチ炎上」に見る企業Twitterの課題と提言:In the looop:オルタナティブ・ブログ

    昨日,KDDIが,10月19日に予定されているau冬モデルの発表会でTwitterを活用するとのニュースがあった。 ・au、冬モデルを19日に発表 Twitterも活用 (ITmedia,2009/10/16) 記事にある通り,発表会の前段階でTwitterアカウント(@au_official)を立ち上げ,そこで発表会に関する情報を事前に流すとともに,発表会当日の模様をリアルタイムに中継するとのこと。 今まで,イベントに参加したTwittererが自発的に実況中継することは多くあり,最初に活用した津田大介氏をモジって tsudaる などと言われているが,企業自身がtsudaるというのは新しいアプローチだ。 その中で,#au2009というハッシュタグを使用する旨もあわせて発表された。このハッシュタグとは「#」で始まる単語のことで,ユーザーが申し合わせて共通に使うことで,特定の話題やイベントに

    【速報】 昨日の「#au2009プチ炎上」に見る企業Twitterの課題と提言:In the looop:オルタナティブ・ブログ
  • 3)「夏目漱石」登録商標の申請について:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

    9月18日、ある方から「夏目漱石」の登録商標が申請され公示されているとの情報をいただきました。以下はその方から送っていただいたURLです。出願日は8月4日(解散に関する財団評議会7月30日の直後)、公開が同27日。 http://mendoza.cocolog-nifty.com/trespesos/2009/08/post-6374.html 即座に、この件を親族に知らせ、同時に財団理事I氏にも知らせました。I氏は「寝耳に水」であったとし、財団とは無関係な出願であるとしつつも、出願者である夏目一人氏に事実確認をするとの返答でした。が、なかなか一人氏がつかまらないようでした。 その間に私は、同様の歴史上の人物を巡る登録商標問題がすでに複数起き、特許庁でその件を巡る小委員会が開かれており、一応の結論が10月5日にまとめられるようだとの情報を得ました。 もし、取り下げが行われないのであれば、登

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  • 2)漱石財団の経緯と財団解散を巡る議事録:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    当ブログで「漱石財団なるものについて」という記事を公表したのが、年7月10日でした。 http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2009/07/post-25af.html 以後の経緯を、簡単に紹介します。 ブログ公開後、夏目一人氏などからのFAXがあり、数度のやりとりののち、財団の理事であるI氏からも連絡をもらいました。I氏によれば、多くの参加者は、一人氏から「他の親族の同意を得ている」旨確認した上で財団への参加を承認していたため、当ブログ記事を見て驚嘆した。多くの親族の反対があるかぎり財団は存続できないとして、理事会で解散決議を行った(賛成2、反対1)。7月30日、同議事を評議員会にかけたが、A氏を除く2名(夏目沙代子氏他一名)の反対で解散決議はできず、条件付きで事実上の活動停止を決めた、というものでした。この件で私はI氏と面談し、解散が当面無理であるなら

    2)漱石財団の経緯と財団解散を巡る議事録:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 1)一般財団「夏目漱石」の解散:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    7月に一般財団「夏目漱石」なるものが設立されたことにつき、私と多くの親族が反対する旨を、このブログで公表し、新聞記事にもなりました。その後、私は財団の理事であったI氏から連絡をいただきました。氏によれば、多くの財団参加者が他の親族の同意を得た上でのことと信じて参加したとのことでした。I氏とは、その後財団問題の解決を探って面談もし、メールでのやりとりを続けておりました。 I氏の対応は率直で誠実でした。氏も財団解散を望みましたが、議決に至らず、他の親族の同意なければ活動休止という線でようやく落ち着きそうでした。そこにさらに「夏目漱石」の登録商標申請の問題が起きました。さいわい、こちらも取り下げとなり、ほぼ落着といって状態にたどり着きました。 これらの経緯をブログに公表すべく原稿を用意し、I氏にも確認してもらっておりました。それが10月1~2日のことです。 10月3日(土)夜、I氏よりメールが届

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  • 岩下朋世「手塚治虫の少女マンガ作品における表現の機構」:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    東北大大学院情報科学研究科のマンガ研究者・岩下朋世(ほうせい)氏の2008年度博士論文である。 ずいぶん前からもらってたのだが、何だかんだでようやく読了したのだ。岩下さん、ごめん。 タイトルからだけだと、手塚の少女マンガの作品論的なものかな、と思うかもしれない。あにはからんや、この論文、これまでのマンガ論を整理し、組み替えて、あらたな地平を開こうと試みる壮大な論文なのだ。正確を期すために、岩下自身の文章で要約する。 〈日の戦後マンガに関する研究は、範型としての手塚治虫を論じることを通じて体系化していった経緯がある。したがって、手塚治虫に関する研究の中で、体系づけられて論じてこられなかった「手塚治虫の少女マンガ作品」について論じる以上、従来のマンガ研究の理論的枠組みをさまざまなレベルから問い直す必要が生じる[略]そのためには手塚を範型として採用してきたマンガ研究の歴史を相対化する新たな視角

    岩下朋世「手塚治虫の少女マンガ作品における表現の機構」:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 「碧いうさぎ」、iTunes Storeナンバー1に復活:CloseBox & OpenPod:オルタナティブ・ブログ

    Twitterで教えていただいたのですが、酒井法子「碧いうさぎ」がiTunes Storeに復活していました。圏外からいきなりナンバー1。これは快挙ですよね。 もう1曲「鏡のドレス」も復活。どちらもVeCTORY!というオムニバスアルバムに収録されているもの。268→5→0→2と数奇な運命を辿ったのりピーの楽曲ですが、少なくともこれだけは残っていくといいですね。そして、いつか復活できますように。 2曲を含んだiMixプレイリストはこちらです(iTunes Storeへのリンク)。 しかしこのネタですでに3個目のエントリーです。もうこれで打ち止めにしたいところ。 関連記事: ・一瞬で消えた263曲 ・のりピー最後の5曲も消えた

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