4/13(水)19時よりDOMMUNEにてクリエイティブ・コモンズ・ジャパン presents 「CC0 CC4.0 Release Special!CCの航海、コモンズの現在地!!」の配信を行いました。出演者、関係者の皆様、ご覧いただいた皆様ありがとうございました! 2時間のトークプログラムとなった今回の番組では、ドミニク・チェン、原雅明、高橋幸治、上妻世海の4名をトークゲストにお迎えし、CCライセンスを用いた過去の音楽イベントの歩みから最近のインターネット環境の変化、また現在の環境下でいかに創造性を誘発していくかについてなど、CCライセンスそのものには限定されない幅広いトークが繰り広げられました。今回の番組が現状を認識し、今後の自由な作品の流通を考えるきっかけに少しでもなっていれば幸いです。 番組中に投稿されたtwitterをこちらにまとめていますのでぜひ当日の雰囲気を感じてみてくださ
昨年11月、Wired.comよりCCライセンス採用の嬉しい知らせが入りました。その内容とは、Wired.comスタッフによって制作された写真をCC:表示-非営利(CC BY-NC)のもと公開するというものです。Wired.com編集者長 Evan Hansen氏は言います。 「クリエイティブ・コモンズは発足10周年を迎え、“some rights reserved (限定された権利のみを主張するライセンス形式)”でコンテンツを発表するというシンプルな考えは、オンライン共有に革命をもたらし、リミックス・カルチャーを盛り上げる火付け役となりました。そしてWired.comの運営にあたり、 長年私たち編集スタッフはCCライセンスのつけられた写真を利用してきました。これまで写真を提供し共有してくれた方々に感謝すると共に、次は私たち自身のコンテンツを共有しようという決定に至ったのです。」 このよう
昨年11月、米クリエイティブ・コモンズは同国政府の科学テクノロジー政策事務局(Office of Science and Technology Policy, OSTP)が情報要請(Request for Information, RFI)に関連した2つの事項への意見を求めているとご紹介しました。1つは連邦政府の投資をうけた学術出版物へのパブリックアクセスに対し、連邦政府はどのように管理すべきかについて意見を求めたもの。もう1つは国の税金によって資金援助されたデジタルデータへのパブリックアクセスに対し意見を求めたものです。 クリエイティブ・コモンズはこれら2つのRFIに対し意見を提出しました。以下はその要点をまとめたものです。他の複数の団体や個人の方もOSTPへ意見提出しており、それらすべてのコメントはOSTPウェブサイトで今後公開されることになっています。 出版物RFIへの意見 国民は研
[caption id="attachment_4010" align="alignleft" width="300" caption="Bibliotheca Buloviana (Ausschnitt) / Georg Daniel Heumann / Public Domain"][/caption] *Open knowledge Foundation(OKF)はオンライン上で公開されているおもしろいパブリック・ドメイン(PD)作品を見つける第一歩として、有効な手引きを発表しました。10分もあればざっと読む事ができるこの手引きには、 PD作品がどこで見つけられるか、Europeana・インターネットアーカイブ・Project Gutenbergといったウェブサイトを含むオンライン・コレクションへの便利なリンク、それに付随した説明も書かれています。また、クリエイティブ・コモンズに対し
先日ご紹介したSOPA/PIPA議案に続き、現在アメリカでは H.R.3699“The Research Works Act (RWA)”とよばれる、またしてもオープン化の流れの脅威となる法案が審議中です。強い反対意見やストライキ(ブラックアウト)を受け、SOPA/PIPAの採決は延期されることになりましたが、この度のRWAも大きな議論を巻き起こしています。インターネットを中心としたメディアでは、読者にRWAへの反対意見を議会に届けるよう促すものが多く見受けられ、今後もオープン・アクセスをめぐる議論は白熱していくでしょう。 The Research Works Act (RWA)とは、昨年12月16日にアメリカ合衆国下院議員ダレル・アイサ(共和党-CA)とキャロリン・マロニー(民主党-NY)によって提案された現在審議中の法案です。内容として、民間からの出版物に掲載された研究成果の公開に関し
[caption id="attachment_3902" align="alignleft" width="300" caption="Image credits: CityCamp Honolulu"][/caption] 今月20日午後5時から翌日21日までの24時間、プログラマーと起業家達がホノルル市とその周辺の公務員と協力し、広範囲な政府データを用いたアプリケーション開発を行なうイベントが開催されました。 イベントは既に終了していますが、ホノルル居住者の日常生活向上を目的に、行政・ITに従事する人々・そして市民との協力で行なわれた素晴らしい内容でした。 このフリーイベントはThe CityCampHNL ハッカソン(訳注:ハッキング+マラソンの造語で、24時間等の限られた時間内でひたすらプログラミングを行い、成果を表彰するイベント形式)と呼ばれ、市民と政府の情報・サービスをより良
最近オープン・ガバメントの動きについて興味を持った人は、何から始めたらよいのでしょうか?そして、すでに活発な活動を行っているコミュニティーのどれに参加すれば、興味と情熱を注ぐことができるでしょうか?今回はこのような疑問の答えとなるopen source.comからの記事をご紹介したいと思います。 現在、Code for AmericaからThe Sunlight Foundation、GovLoopからCityCampのようなものまで、多種多様なオープン・ガバメント・コミュニティーが存在します。では、具体的に政府の透明性・協力・関与・オープン・データに取り組んでいる組織一覧はどこで見つけることができるのでしょう?これまで最適なものが存在しなかったと思います。 そこで、Online TownhallsのCEOであるLucas Cioffi氏はオープン・ガバメント・コミュニティーの情報をまとめ
クリエイティブ・コモンズのリーガル・アフィリエイトであるクリエイティブ・コモンズ・フランスとフランスの著作権管理団体 SACEMの間で新しい試験的プロジェクトが立ち上げられました。このプロジェクトはSACEMが所属メンバーに対し、3つ存在するCC-非営利3.0ライセンスの中から、 作品へいずれか1つの利用を許可するというものです。以前は、SACEM(フランス最大の著作権管理団体)によって制作された音楽作品の作者・作曲者は、いかなるCCライセンスの使用も禁止されていました。メンバーは独占的な基準で団体への権利譲渡を要求されていたのです。 この度の指針はクリエイティブ・コモンズによってサポートされた、4番目の大規模な著作権団体指標となります。CCは既にメンバーへのCCライセンス利用を認めている著作権団体 BUMA/STEMRA(オランダ)・KODA(デンマーク)・STIM(スウェーデン)と共に
Daisuke Tanabe, Bun / Fumitake Tamuraという二人のトラック・メイカー/プロデューサーが原雅明氏と立ち上げた新プロジェクト「Cloud」。原雅明氏はクリエイティブコモンズとL.Aのネットラジオ局dublabの共同企画「Into Infinity」の日本側キュレーターを務め、また著書「音楽から解き放たれるために」でサウンドの新しいあり方を提案している。 「Cloud」は、急激に利用者を伸ばしているサウンドクラウドを使ったインターネット上でのリミックスプロジェクトであり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開されている課題曲のリミックス等を募るものであるが、さらにリアルイベントも開催される。昨年12月に第1回目が開催され、サウンドクラウドにはBunが提供した課題曲に対して60曲近くのリミックスが集まり、さらに幡ヶ谷のイベントスペースForest Limit
Tweet 2012年01月24日 | Twitterでつぶやく | ドイツ・ユネスコ委員会が文献“Open Content Lizenzen-Ein Leitfaden für die Praxis”(pdf) 日本語で“オープン・コンテンツ・ライセンス-実践ガイドライン”を公表しました。この文献は、独ユネスコの法律顧問委員会のメンバーであり、消費者のための法律に関する情報ウェブサイト iRights.info の創設者であるDr. Till Kreutzerによって著されました。内容としてはCCライセンスを主要な例として挙げながら、オープン・ライセンス利用方法について説明されたものです。もともとは企業・協会組織向けに作られたものですが、CCライセンスで作品発表することに興味をもつ誰しもが理解できるコンパクトな内容となっています。また、この文献にもCC BY-NCがつけられており、 O
SOPA/PIPAをめぐる論議について。 米テキサス共和党員であり下院法務委員会議長であるラマー・スミス議員は昨年10月26日、SOPA (Stop Online Piracy Act) とよばれるオンライン海賊行為防止法を発案しました。あわせて上院ではIP保護法:PIPA (Protect Intellectual Property Act)が審議されます。長年に渡り違法ダウンロードに悩まされてきた映画・音楽業界はこの法案に賛成してしますが、その内容はインターネットおよび技術企業に制約を与えるとしてGoogle, Wikipedia, Facebokなどのネット関連企業や米電子フロンティア財団(EFF)は大規模な抗議行動を起こしています。私たちCCもSOPA/PIPAに対して反対の立場から議論します。 今月24日に審議が行われる予定であったSOPA/PIPAですが、大規模な抗議活動を受け
By Dr Julius Neubronner (Public domain), via Wikimedia Commons 学者、作家、アーティストの方々が、パブリックドメインの作品(映画・写真・楽曲など)を紹介するウェブサイト“The Public Domain Review”が始まりました。このサイトではパブリックドメイン作品に関する背景、文脈、歴史や評論が記述されています。すでにいくつかの記事が投稿されており、今後も毎週更新される予定です。なお、レビュー記事は一般公募からも受け付けています。 “このサイトは利用者に広大なパブリックドメインの世界に足を踏み入れてもらうための入り口となることを目的としています。あまり世に知られていない芸術作品に触れてもらうと同時に、より有名な作品についても様々な角度からの新しい考察を提供していきます。” 投稿された記事はWikimedia Common
Tweet 2011年07月23日 | Twitterでつぶやく | 6/16、渋谷の株式会社ロフトワークのイベントスペースにおいて、MITメディアラボ所長に就任した伊藤穣一氏の『The Power of Open』の出版記念イベントが開催されました。 『The Power of Open』は、オープン化の大きな潮流の中で、そのようなオープンの力を信じて活動しているクリエイター達のストーリーを集積した本です。 当日は、伊藤氏に縁のある各界の著名人が集結し、出版のお祝いをするとともに、今後もますます加速していくだろうオープン化の流れについて有益な議論を行いました。 『The Power of Open』のPDFファイルは、以下のサイトにおいてCC-BYのライセンスで公開されています。 http://thepowerofopen.org/ ぜひ『The Power of Open』のクリエイ
Tweet 2011年07月23日 | Twitterでつぶやく | RiP!リミックス宣言 早稲田大学上映会 開催結果のお知らせ 解説:永井幸輔(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局スタッフ) 司会:岡野直幸(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局インターン) この上映会では、ローレンス・レッシグ、Girl Talkらが出演する映画「RiP! A Remix Manifesto」(カナダ、2007)に、福岡のアート集団ドネルモが日本語字幕を付けたドネルモ版「RiP!リミックス宣言」を上映しました。 映画上映後には、弁護士の永井から映画を踏まえた20分程度の解説がなされました。 著作権の一般的な解説から始まり、CCライセンスのお話、CCライセンスを利用した作品群の紹介にまで話は及び、参加した学生の中にはメモをとっている学生も多くみられました。 学部で著作権関連のゼミに所属し
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