復刊ドットコムWebマスター、熊野です。 突然ですが、重大発表です。 復刊ドットコムを運営する「株式会社ブッキング」は、明日から「株式会社復刊ドットコム」に社名を変更いたします。 元々ブッキングは、日本出版販売株式会社と出版社29社の共同出資による日本初のオンデマンド出版会社として、1999年10月に事業をスタートさせています。(ちなみに熊野はその頃、ただの高校生でした) その後、出版社8社による共同復刊事業「書物復権」を支援するWeb活動“復権ドットコム”を経たのち、2000年6月に絶版・品切れ本の復刊リクエスト投票を募るWebサイト「復刊ドットコム」が誕生しました。 復刊ドットコム誕生からの9年間は本当に紆余曲折といった感じで、酸いも甘いも数多く経験したわがブッキングなんですが、今年10年の節目を迎えるのを契機に社名を「復刊ドットコム」に変更する事に決めました。これは今後、より「復刊」
復刊ドットコムWebマスター、熊野です。 今日は社内メンバー全員で、これからの復刊ドットコムをさらに良くしていくためにはどうしたら良いだろうという事をざっくばらんに意見交換しました。いわゆる“ブレインストーミング(ブレスト)”というやつです。 そのブレストの中で「あの本のタイトルが知りたい」掲示板についても話題が及びました。この掲示板、実はすごい機能を備えているにも関わらず、現状まったく有効的に生かせていないのがもったいないとの意見が大半で、熊野自身もやはり同じ感想を抱いています。 このブログをご覧の皆さんは、そもそも復刊ドットコムの中にこんな掲示板があるなんてご存じでした? わかりにくいと悪評高き復刊ドットコムのトップページの中でも、ダントツにわかりにくいとされる右上ゾーンに、実はひっそりと掲示板へ行くための秘密の入口があったりします! って、ここまで開き直れると逆に自分でも清々しいです
復刊ドットコムWebマスター、熊野です。 今日配信のメルマガでついに大々的に告知を行った『軍艦島実測調査資料集 追補版』。このブログをご覧の皆さんは、すでに仮予約いただいたでしょうか。やはり少々値が張るからか、どうやら長期戦となりそうです(汗) それはさておき、今日は皆さんに書籍販売の新しいシステムとして先月立ち上がったばかりの「35ブックス」についてご紹介したいと思います。この「35ブックス」は、書籍業界にとって長年の悩みの種であった書籍の返品率を少しでも改善させようと王手8社の出版社によって企画されたもので、書店さんと出版社さんが強力なタッグを組んで書籍の販売を行うことで、先の見えないいまの出版不況を打破しようという意図が込められています。 いちネット書店でもある復刊ドットコムもぜひ何かの形で協力できないかということで、なんと今回はノミネートされた全26タイトル(全47冊)を一挙に取り
副編集長Bです。 長く書いております「復刊はどのように決まるのか?」ですが、自分でも流れが把握できなくなってきたので一旦まとめてみます。 (1)復刊の種類と、復刊の可能性が高くなる要素と難しくなる要素 (2)復刊の可能性が高くなる4要素 (3)復刊が難しくなる5要素 (4)本が絶版になる4つの理由 (5)「絶版」と「品切れ重版予定なし」の違い (6)海外版権の場合 (7)出版契約の話(1)出版契約は「著作権者の意向」で決まる (8)出版契約の話(2)著者の連絡先を調べ方 読み返してみますと、結構踏み込んだ内容を書いているなと思ってしまいました。 さて、本日は閑話休題です。 ■閑話休題:コミックの復刊について思うこと 書籍を新刊と既刊に分けるとします。 そして、新刊の条件を「発売から60日以内のもの」、既刊の条件を「発売から60日以上経過したもの」と設定します。 数年前、某ナショナルチェーン
副編集長Bです。 在庫僅少商品を集めた好評企画『帰ってきた!夏のお蔵出し2007!』がはじまりました。 ラインナップの脈絡の無さがすごいですので、ぜひご覧ください。 さて、今日は出版豆知識です。 ■再販制度(さいはんせいど) 「再販売価格維持制度」の略称で、「書籍、雑誌、新聞等は、いつ、どこで買っても販売価格を維持する」という制度です。 例えば弊社刊行の『こたろう』は2400円(税別)ですが、どこのリアル書店でもネット書店でも、また、2007年でも2010年でも、この制度がある今のままであるかぎり、書店は2400円で販売しなければいけないということです。 ※弊社が値上げしたら別ですが…。 ちなみにDVDは再販制度外商品で、理由はDVDは工業製品だからです。 5年周期ぐらいでこの制度の見直しについて検討されたりするのですが、ここしばらく放置気味なように思います。
副編集長Bです。 今月半ばぐらいから、夏風邪をずっと引きずっています。 ためしに「夏風邪」でgoogle検索しましたところ、世の中のたくさんの人々が同様にひかれているようです。 「馬鹿は風邪をひかないが、夏風邪は馬鹿がひく」という言葉は嘘だと思いました。 さて、今日は復刊ドットコム豆知識「復刊はどのように決まるのか?(8)」です。 ■復刊はどのように決まるのか?(8) (前回) ブッキングがどのように復刊交渉を進めているかを説明する本コーナーですが、いよいよ佳境に入ってきました。今回は「出版契約の話(2)」を説明いたします。 ○出版契約の話(2) ブッキングの刊行書籍として復刊するには、著者と出版契約を結ばなければならないというのが前回の話でした(例外あり)。 さて、出版契約の前にしなければならない大きなことがあります。 それは、著者の連絡先を調べることです。 方法はおおむね下記のよう
副編集長Bです。 連休の谷間というのは、ひとつひとつの作業にバッファがかかっていけません。 さて、今日は復刊ドットコム豆知識「復刊はどのように決まるのか?(2)」です。 ■復刊はどのように決まるのか?(2) 前回の(1)では、 A)出版社にお願いして復刊してもらう。 において、「復刊の可能性が高くなる要素」と「復刊が難しくなる要素」をざっくり説明いたしました。 今回は「復刊の可能性が高くなる要素」ついて細かく説明いたします。 ○復刊の可能性が高くなる要素 1)かつて、「単行本」として出版されていた。 これは、「単行本」として出てた場合はそのデータやフィルムが残っている可能性があるので、新たに印刷・製本するに際して、ハードルが低くなるためです。また、中身を変えない形ですり直す場合は、通常の「重版(じゅうはん)」と同じフローになるので、出版社の作業的な負担も軽くなります。 2)「復刊したら是非
副編集長Bです。 今日は復刊ドットコム豆知識「復刊はどのように決まるのか?(1)」です。 正直なところ、サラっと説明できないヘビーな項目で、書けないこともたくさんあり、長文必至となるのですが、チャレンジしたいと思います。 ■復刊はどのように決まるのか?(1) まず、復刊ドットコムからの復刊は、大きく分けて2通りです。 A)出版社にお願いして復刊してもらう。 B)自社(=ブッキング)で復刊する。 細かく分けるともっとありますが、仕組みはおおよそ上記の二つです。 ここでは、A)について説明したいと思います。 A)の復刊の可能性が高くなる要素は4つあります。 ○復刊の可能性が高くなる要素 1)かつて、「単行本」として出版されていた。 2)「復刊したら是非購入したい」というたくさんのリクエスト票がある。 3)過去に復刊が成功している出版社や著者の作品である。 4)その作品や著者に関する情報が多い。
今日が私からの最後のメッセージになります。明日から親会社である日販経営戦略室に戻ります。元社員であるSくんに勧められて書き始めた「ブッキング日記」が、途中から「復刊ブログ」に形を変えて、延々と7年も続いてきました(ちなみに2000.7.17のファーストメッセージはこちら)。途中までは何回書いたか数えていましたが、今となってはそれすら放棄しており、この号が第何回目なのかさえ判りません。最初は週一回書いていたのが、元来が文筆家志望だった元文学青年ですので、書き始めると面白くなって、はまってしまい、週末に一気に書き溜めて、それを毎日掲載する日刊形式になってしまいました。復刊の世界は、それでもネタに困らないほど、様々な事件や出会いが日々日常に起こっていました。築地書館のIさんには、このブログを「復刊ドットコム奮戦記」という本にまでして頂いたことは、私の8年間の復刊人生の中でも最も良き思い出の一つで
皆さまにお知らせがあります。さて私儀、来月から親会社の日販本社に戻ることになりました。既に3月20日の人事発表で、このことが決まりました。従いまして、この復刊ブログは3月末日をもって、後任に引き継ぎます。思えばオンデマンド出版創成期の1999年夏に復刊の世界に足を踏み入れてからというもの、この7年半は公私ともに復刊一色の人生でした。好きな読書は全て復刊候補が優先、これが巻数物の大作が多くて、新刊がほとんど読めなくなって困りました(笑)。政治家ではありませんが、投票者の皆さまに支えられて、復刊ドットコムもここまで大きくなりました。喜怒哀楽を共にして頂いた皆さん、本当にありがとうございました。私は復刊ドットコムを去りますが、残された後輩たちがきっとこの場所を大きくし、しっかりと歩み続けてくれるでしょう。今後も皆さまの復刊ドットコムへの力強いご支援をお願いいたします。
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