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  • 犬の本棚 よつばと綾瀬三姉妹の関係について

    ■綾瀬三姉妹とよつばの関係  『よつばと』の九巻を読んで、あれっと疑問に思った。恵那とよつばって、こんなに仲良かったっけ。あさぎって、子供の同行をすんなり許す人だったっけ。読んでる人にもよると思うんだけど、俺の中のイメージとは違っていて。気になったので、調べてみた。ちなみに、風香はついで。 ■恵那 妹、かつ、友達  恵那の場合、一話「よつばとひっこし」でブランコを眺めてるよつばが、ファーストコンタクト。「なんかかわった」、「外国の子?」という印象で、目が合いそうになると、すかさず顔を背けている。お隣さんとして紹介された後も、ちょっと変わったお隣さんくらいのポジション。  これが六話「よつばとせみとり」で変わってくる。せみとりのアミとカゴを買うべく、ジャンボのトラックの荷台に乗る恵那とよつば。よつばが引越しの時に見た風景を、今度は恵那も見ることになる。よつばは変わった子だけど、その変わった子

  • 犬の本棚 この作家だったら納得できる、『このライトノベルがすごい!』大賞の選考委員

    なぜ『このライトノベルがすごい!』大賞の選考委員にはラノベ作家がいないのか? カトゆー家断絶から  逆に考えて、どんなライトノベル作家の言葉なら思わず納得してしまうか、考えてみる。 ■日で一番成功したライトノベル作家 神坂一  おそらく、日で一番有名なライトノベル作品であろう『スレイヤーズ』を書いた作家である。たぶん、ライトノベルで稼いだ金額が最も大きい。富士見ファンタジア長編小説大賞の審査員もしておるので、審美眼にかけても間違いない。  あるライトノベル作品を商業的な観点で見るとしたら、作家の中では神坂一が一番信頼できるのではないか。紛れない実績があるので、ものすごい正論を言われても、逆に他の誰にも言えんような暴言を吐かれても、納得せざるをえない。 ■技術力と変態的作風で右に出るものない 古橋秀之  技術力と変態性を併せ持った作家として考えると、古橋秀之である。デビュー作である『ブラ

    crea555
    crea555 2010/01/06
    いまさらブクマったのは、高畑さんは金賞受賞者であって大賞受賞者じゃないという訂正をやんわりとするためデス。コメント欄に書き込むのは人見知りするので。
  • 犬の本棚 『きのう何食べた?』を読んで、料理を作りたくなるか?

    ■サンラータンを作ってみた  『きのう何べた?』にサンラータンの作り方が載っていたので、作ってみた。豆板醤を炒め、鶏がらスープを加えて、酢入れたものがベースになる。マンガでは、ベースにしいたけと豆腐、かき卵を加えていた。俺は冷蔵庫に余っていたニンニクとネギ、小松菜を加えた。  これが思いのほか当たりだった。とても美味い。余りもの材だけで、手軽に作ったスープとは思えないほど、美味い。感動を伝えるべく、すぐに「サンラータンすごい」というmixi日記を書いた。すると、友人から「あのマンガ読んで、よく作れるね」とコメントされたのである。 ■「べたくなるマンガ」と「作りたくなるマンガ」  長い前フリだったが、ようするに、『きのう何べた?』は「読者に料理を作らせるマンガとして機能するのか」ということを考えたい。まず、考えるべきは「これをいたい」と思わせるマンガと、「これを作ってみたい」という

    crea555
    crea555 2009/11/11
    シロさんの手のかかった料理に感謝しつつ、ジャンクもたまには食いたいという気持ちがよくわかる。シロさんの料理の「面倒さ」は、本人の「面倒な」性格や生き方そのものって気もする。そこが笑いどころなのだけど。
  • 犬の本棚 『アクセルワールド』と『ソリッドファイター』 - 10年くらいの間隔を置いた、電撃文庫の格闘ゲーム小説

    『アクセルワールド』読んだですよ。電撃文庫から出てる、ネットゲームをモデルにした小説なんだけど。小型の端末を首筋につけておくと、量子コンピュータと接続して、意識をネットに移し変えられるって設定。おかげで、どんなとこでもインターネットできてしまう、娯楽に手軽な世界。  主人公は小太りなイジメられっ子なんだけど、ウェブの世界での自分には自信がある。FPS(ファーストパーソンシューティング、『バイオ』のキャラクター視点みたいなもん)が大の得意で、戦争ゲームの中では優れた戦士であると思ってる。  そんな主人公が、絶世の美少女、みんなの憧れ先輩から変わったゲームを送られるところから、話は始まる。現実世界のたった一秒が、意識では何倍にも何万倍にも感じられる世界で、みんなで格ゲー(まさにFPS的な)に興じている。  だいたい、そんな感じの小説。電撃文庫にはゲームを題材にした作品がいくつかあるんだが、それ

  • 岩崎月光によってねじれたエンゲキブの物語は、岩崎月光によって正されねばならない - 犬の本棚

    部屋の整理ついでに『月光条例』を読み返していたんですが、やっぱり面白いですね。藤田和日朗先生には外れがないです。おとぎ話の世界に青い月の光が降り注いで、おかしくなってしまったキャラクターたち。の外に飛び出したキャラクターを連れ戻さないと、お話が消えてなくなってしまう。  主人公・岩崎月光はヒネクレモノ。口から出るのはウソばかりで、毎日ケンカに明け暮れる高校生です。おとぎ話の住民を連れ戻す「月光条例」の執行者を任された月光が、嫌々ながらもキャラクターと戦い、しっちゃかめっちゃかにされた現実と消えちゃいそうなおとぎ話を救うマンガです。  で、読み返していて気がついたんですが、岩崎月光は拾い子なんですよね。しかも、木の股の間に捨てられていたのを岩崎のじいさんばあさんに拾われた、赤ん坊だったんです。自分でもなんで見過ごしたのか分からんほど、ここは重要なところなんです。  というのは、一般に知られ

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