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@紙屋研究所に関するcrea555のブックマーク (20)

  • 尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所

    『ONE PIECE』は言うまでもなく最も売れているマンガである。まわりに「何のマンガが好き?」と聞いてもたいていのやつは『ONE PIECE』と答える。 そもそもぼくは『ONE PIECE』と相性がよくない。人気マンガというので数年前に読み始めたのだが、途中で挫折した。はっきり言って全然面白くないからである。「それでもまあ人気マンガだから」と今回再度がんばったのだが、27巻でくじけた。 少年マンガの感性についていけなくなっただけか 少年マンガだからお前の感性がついてけなくなったのだろう、とお前ら言うつもりだろう。まあ半分くらいはそうなんだろうよ。でもなあ、『NARUTO』や『銀魂』はそれなりに楽しく読めるんだよ。『バクマン。』や『いぬまるだしっ』はかなり愉快に読める。なのに、『ONE PIECE』は……ちっとも面白くならないのである。ぼくにとって。 「50巻くらいまで読まんと真価はわから

    尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所
    crea555
    crea555 2010/06/29
    "「人間はウルトラマンのように変身できないのに、突然力を得られるような幻想をあおりたててきたのが『ウルトラマン』シリーズだ」という批判がどれほどみっともないことかは重々承知だ。"
  • 羽海野チカ『3月のライオン』 - 紙屋研究所

    漫棚通信(すいませんが敬称を略して)がブログのコメント欄で羽海野チカ『3月のライオン』について言及していた。 ぼくが、スポーツのエトスは勝負であり、そのエトスを「敗北」という側面から見事に描いたのが『ちはやふる』だという記事を書いたさいに、つけてくれたコメントである。 『3月のライオン』はプロの棋士の世界を描いた物語で、4巻では主人公・桐山零の研究会主宰者、いわば師匠格にあたる島田八段の「敗北」が描かれている。 スポーツのエトス=勝敗に全てを賭けられない桐山 しかし、『3月のライオン』はこれまでのところ伝わってくる中心テーマは、まったく正反対の問題——つまり主人公の桐山零にはこの「スポーツのエトス」、勝敗に競技人生と人格をすべて載せるというような意気込みが欠けている、ということなのである。 4巻の島田八段が身を削りながら勝敗に執着する姿は、むしろ桐山の「気になれなさ加減」とでもいおうか

    羽海野チカ『3月のライオン』 - 紙屋研究所
  •  『よつばと!』は終わらない夏休みか。 - Something Orange

    オタクコミュニスト超絶マンガ評論 作者: 紙屋高雪,きあ出版社/メーカー: 築地書館発売日: 2007/11/20メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 225回この商品を含むブログ (32件) を見る 大手漫画書評サイト「紙屋研究所」の管理人、紙屋高雪さんの著書。「紙谷研究所」に掲載された記事をもとに、大幅書下ろしを加え、充実した内容に仕上げている。サイト既読者も未読者も必読の名著である。 と、一通り褒めたところで、一点、違和感を覚えた作品論について語っておこう。ほかでもない『よつばと!』評のことである。 よつばと! (1) (電撃コミックス) 作者: あずまきよひこ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2003/08/27メディア: コミック購入: 27人 クリック: 502回この商品を含むブログ (753件) を見る このでは、『よつばと!』を「終わらな

     『よつばと!』は終わらない夏休みか。 - Something Orange
    crea555
    crea555 2008/01/22
    文章の書かれた時期を無視した後出しは卑怯じゃないかしらん。よつばがちゃんと出来事から学習してるのを感じられるシーンって、1巻の時点ではそんなにないような。
  • ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』1巻

    ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』1巻 ※3巻の短評はこちら 小中学生のころ、通信簿は5段階評価でほとんど「5」だった。というのは、しがない自分史の、みじめな自慢ではなく、そのなかで「体育」(このいいかたは、戦前の名残りではあるが、とりあえず使っておく)だけは「劣等生」でありつづけ、そのことが当時のぼくの、しょうもないプライドを傷つけつづけた。 うまれつき「運動神経」のにぶい者は、どうやっても上達しはしない、それは持って生まれた素質であり、体格であり、体力なのだ――こういう諦観がずっとぼくを支配していた。 「体育」とはいったい、どのようにしたら上達するものなのか、まったくわからなかった。小学生時代はサッカー部、中学生時代はテニス部だったが、まるでうまくならない。やみくもにパスやシュートを数多く打ってみる。乱打をしてみる。だが、流した汗の量に比例してうまくなるわけではない。それどころか、下か

  • 清水義範『大人のための文章教室』

    清水義範『大人のための文章教室』 「○○が最高に面白いです」 「かっこいい漫画でした。とくに第2巻がオススメです」 「ものすごく感動する漫画。ストーリーがGOOD!」 前にも書いたけど、こういう漫画の感想のサイトを読むと、どないせえっちゅうんじゃ、と途方にくれる。いや、自分も時々やっちゃいますけど。 「『感動した』とか『面白かった』などという言葉でまとめることは、この漫画のよさを薄めてしまう。何もいいません。とにかく買って読んで下さい」式の文章は、たしかに言葉にしてしまうことで、漫画が持つ豊かな全体性が失われ部分化されてしまうような危惧を感じるためにそう言うのだろうが、しかし、感想や批評としての任務を根的に放棄しているといわれてもしかたがないものだと思う。 こうの史代(『夕凪の街 桜の国』)にたいするネット評に多かった。 「その景色を、友人に説明するんだと考えてみよう。とにかくすごいんだ

  • 夏目房之介『マンガ学への挑戦』

    夏目房之介『マンガ学への挑戦』 このは、表題が示すように、漫画学の課題がどこにあるのか、という問題を、作者→作品→読者という大づかみな流れにそって、その概略的な見取り図を提示したものである。この大雑把な流れの中に著作権、制作システム、市場の問題などが入ってくる。 しかし、そのなかでも軸になっている問題はやはり「進化する批評地図」という副題にもあるように、漫画批評の問題である。 夏目は、このの中で、戦後の漫画批評の方法の変遷をたどりながら、自分の批評方法、すなわち「漫画表現論」ともいうべき方法がどのように先行の批評の批判として確立してきたかをのべる。 夏目の総括は次のようなものである。 戦後、漫画批評は「教育論的漫画論」から出発する。すなわち、漫画が子どもたちや教育にあたえる「悪影響」について論じられ、またそれにたいする反論として論じられた。 1960年代に入り、鶴見俊輔や石子順造などを

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  • 紙屋研究所 :: 伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』 ふたたび

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  • 紙屋研究所 :: 新城カズマ 『ライトノベル「超」入門』 文化運動としてのライトノベル

    新城カズマ『ライトノベル「超」入門』 職場の同僚と飲んで(ジョッキにビール1杯)別れたあと、地下鉄に乗っていたら急に気分が悪くなる。激痛。脂汗がダラダラ。「寝不足で疲れているときに飲むと出るアレだよ」と、気が遠くなりながら思う。急性腸炎みたいなやつだ。 もうダメ。と思った矢先、到着駅が見えてきた。天国の光のようだった。しかし、電車が止まるまでが異様に長く感じられ、ドアが開いたとたん、まろび出て、まずは目の前のベンチにへろへろとたどりつく。 失禁の危機というのではなく、激痛で倒れそうになるのだ。前、これに遭って、飲み屋(チェーン店系)で救急車呼んだなー。店長らしき男が青くなって「呼ばないでくれ」と叫んだが、ぼくの友人が「何言ってんですか!」と怒鳴った。ありがたいなあ、友人。いやそいつは当の親友だと思ったね。 ベンチにすわっていていったん波がおさまる。次の波が来るまでが神が与えたチャンスだと

  • 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 - 紙屋研究所

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  • 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞にあたっての雑感 - 紙屋研究所

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  • 岩明均『雪の峠 剣の舞』 - 紙屋研究所

    岩明均『雪の峠 剣の舞』 2つの短編、というのか、中編をおさめる。 「雪の峠」は関ヶ原で西軍に着いたために石高を3分の1に減らされたうえ、常陸から出羽(秋田)へ移封された佐竹家の話。「剣の舞」は、戦勝の勢いで民家で略奪を働く武士たちに拉致・輪姦され、家族も皆殺しにされた少女が、男装して武術を修め、復讐する話。 岩明均は、よい要素が決まっている。換言すると、岩明の作品で「良い」と思える要素は次の3つに限定されている。 突然の暴力を、人間の肉体が裁断される瞬間で静止させてキャプチャーし、壮絶な緊迫感を生み出す。 少女のエロス。つか、岩明の少女への欲望。 小賢しいともみえる知恵者が、世間に評価されない知性を発揮。 ホントに決まってんだ。ぼく的には。 (1)は言わずと知れた、岩明の代表作『寄生獣』。 宇宙から来た寄生生物が体に侵入し、鋭利な刃物のように寄生した人間の体を自由に変型させ、相手を切り刻

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  • 紙屋研究所 - 『あしたのジョー』の脇キャラたちにいま一言いわせたい/白木葉子を論ず

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  • 間瀬元朗『イキガミ』 紙屋研究所

    間瀬元朗『イキガミ』 漫棚通信ブログ版でとりあげられていて、触発された。 http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_6654.html ずっと前に1巻を読んだとき、どっちつかずの読後感が残っていたんだけど、その正体がつかめない感じで、そのままにしているうちに忘れてしまっていたのだ。 あらすじ紹介は、面倒なので同ブログの紹介文をコピペ。 〈パラレルワールドの現代、日。国家繁栄維持法は、国民に命の尊さを認識させるため、無作為に選ばれた国民を1000人にひとりの確率で死亡させるという法律。小学校入学時に注射されたナノカプセルが肺動脈にひそみ、18歳~24歳で破裂して若者を突然死させる。人にその死亡予告証=「逝紙(イキガミ)」が届くのは死亡の24時間前です。 主人公は死亡予定者に「イキガミ」を届ける公務員。24時間後の自分

  • 山本弘『神は沈黙せず』

    弘『神は沈黙せず』 ※ネタバレはありますが、質的なものではないと考えます ※『アイの物語』の感想はこちら 大学合宿での夜の怪談のこと 大学1年のころにサヨ学生たちで合宿をやったことがあった。 夜、怪談になった。唯物論者の集団が怪談をやるというのもアレだが。 怪談というのは、たいていが「出処」が不明である。 いつ、だれが、どこで体験した話かはほとんどわからない。「昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが…」というおとぎ話とそう選ぶところはない。 まれに「俺の友人の知り合いの話なんだけどね…」などというふうに「身近な」体験として語られることはあるが、互換可能な曖昧なものだ。 そのときの怪談も、ほとんどそうした「出処不明」なものに終始した。 ところが、一人だけまったく風変わりな話をする人がいた。 アメリカのある州の名前と年代をあげて(具体的には忘れた)、突然イスがとびまわる例やものす

  • 夏目房之介『マンガと「戦争」』

    夏目房之介『マンガと「戦争」』 大学時代、入ってきた新入生に「おまえもコミュニストになれ」とオルグしていたとき、その新入生が「どうせ人類なんて『北斗の拳』みたいにいったん核戦争がおきてみんな死んじゃうんですよ」とうそぶいていたのを思い出す。あいつ、どうしたかなあ。 ぼくが彼の発言をよく覚えているのは、そのあと左翼の友だちと、彼の発言がけっこう話のタネになったから。『北斗の拳』をイメージのコアにおいているところ、そして「核戦争」や人類滅亡をひとつのリアリティとしてみているところが、ある種の典型のようでもあり、面白かったんだな。 あるいは、榛野なな恵『Papa told me』を読んでいるとき、主人公の知世が怖いものとして「核戦争」があげていたのをみて、そこに恐怖についてのリアリティを覚えるんだあ、と妙に印象に残ったこともまた思い出した。 ものすごく大ざっぱにいって、ぼくらの世代、20代後半~

  • あずまきよひこ『よつばと!』3巻

    あずまきよひこ『よつばと!』3巻 関係ないが、職場で「あなた、ヨン様に似ているな」と複数の人から言われる。ま、なんていうんですか。事実は隠せないとでも申しましょうか。 さて。 迷子である。 迷子というのは、人には悪いけども、かなりユーモラスな存在だと思う。 この前、新宿の東急ハンズ1階で迷子をみた。 母親とはぐれたらしく、絶望的な顔で「ママーッ」と大泣き(正確には大泣きなので「マ″マ″ーッ」であるが)しながら、彷徨。 ところが、泣きながらよろよろと歩くうちに、ハンズ1階のおもちゃ類の棚が、その子の目に入ってくる。すると、ピタッと止まって、じーっとそのおもちゃを見ているのである。そして、数秒後、自分が迷子であったことを「ハッ」と思い出し、また「ママーッ」と大泣きしてよろよろ歩き出す。しかし、また数歩いったところで、別の興味あるおもちゃを発見し、またじーっと見ている。そしてまた……と、断続的

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