県文化振興事業団は十一日、管理する県総合文化センターのサーバーがコンピューターウイルスに感染し、センターのホームページ(HP)のサービスを一部停止したと発表した。不正アクセスとみられる。情報漏えいやHP改ざんなどの被害は確認されていない。 被害を受けたのは、事務用システムなどと外部からのアクセスを隔てる「プロキシサーーバー」。九日午後五時十分ごろ、ウイルス駆除の通知が急増したことから、職員が気付いた。 十日午後十一時ごろには、このサーバーをセンターのネットワークから切り離した。このため、外部からはこのサーバーを通さないと閲覧できないページの機能が使用できなくなっている。停止しているのは、施設の仮予約や生涯学習センターや男女共同参画センターの貸し出し資料検索などのサービスで、それ以外は通常通り閲覧できる。事業団は、原因を調査し、十四日をめどに復旧を目指すとしている。