1902年に堅信礼を受ける。将来は神学者になり、キリスト教会の信条をすみずみまで理解しようと志す。1904年に父ヨハンが教鞭をとるベルン大学に入学し、ユリウス・ヴェルハウゼンやフェルディナント・クリスティアン・バウアといった新旧約聖書学者のもとで歴史的、批評的に聖書を研究する方法を学んだ。 卒業後、父ヨハンは息子に自由主義神学から遠ざかって欲しいという願いから保守的なハレ大学を薦めたが、向学心に燃えるバルトは当時学問の中心であるドイツで神学界を席巻する自由主義神学を学びたいと思い、ベルリン大学に進み、アドルフ・フォン・ハルナックに師事して教会史を学んだ。同大学のユリウス・カフタンからは教義学を学んだ後、続いてテュービンゲン大学福音主義神学部にてシュラッターから新約聖書学を、最後にマールブルク大学ではヴィルヘルム・ヘルマンのもとで教義学を学んだ。同大学在学中にヴィルヘルム・ハイトミュラーの弟
≪同一選挙区は制限が必要≫ 「議員の世襲制限」「天下り禁止」「企業・団体献金の廃止」と聞かれると、どれも「そうだ」と答える向きも多いだろう。ところが、明確な定義がないところでの一般的印象論には落とし穴がある。また、何が悪いのかが特定されないと議論は雰囲気に流されやすい。 一見すると関係がないように見えるこれらのことを考えるためには、「制度の倫理」という観点の利用は参考になるだろう。 例えば、「世襲議員」とはどこまでの範囲をいうのだろうか。親が政治家だと、その子弟はすべて世襲議員なのか。そうだとしても、親の選挙区から立候補して後援会をそっくりそのまま受け継ぐ世襲と、異なる選挙区から一から始める世襲とは全く意味が違う。私も、同一選挙区で親の代から連続しての立候補に制限を加えるべきだという主張をずいぶん昔からしてきたが、最近の民主党の改革案や自民党の菅義偉議員の主張にはそれに近いものがある。 世
文化放送、大竹まことさんの番組、楽しかったです。大竹さんは思ったとおりの人で、楽しくて話がとまらず、うっかり自分の本の話をしないで終わるところだった。でも、大竹さんが僕の本から吉本隆明の大好きな言葉を選んで読んでくれて、嬉しかったなあ。 仕事部屋に帰って雑務をして、ふと気づいたら6時から手塚治虫文化賞の授賞式とイベントがあったじゃないの! 慌ててタクシーに乗り、永井豪さんのお話の途中からもぐりこんだ。 今回の受賞は大賞に、よしながふみ『大奥』、辰巳ヨシヒロ『劇画漂流』のダブル受賞。新生賞に丸尾末広『パノラマ島奇譚』、短編賞に中村光『聖☆おにいさん』。どれも好きな作品だし、とくに辰巳さんと丸尾さんの受賞は嬉しい。よしながさん、中村さんは、その力でいえば、今後も何らか賞を取るだろうし、今でなくても、というのはあるけど、辰巳さん、丸尾さんに関してはタイミングとして凄くよかった気がする。 http
【著者略歴】 1960年生。起訴休職外務事務官・作家。同志社大学神学部卒業。同大学院神学研究科終了。緒方純雄教授に師事し、組織神学を学ぶ。1985年に外務省入省。在英日本国大使館、ロシア連邦日本大使館などを経て、外務省本省国際情報局分析第一課に勤務。外交官として勤務するかたわら、モスクワ国立大学哲学部客員講師(神学・宗教哲学)、東京大学教養学部非常勤講師(ユーラシア地域変動論)を務める。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。2005年2月、執行猶予つき有罪判決を受け、現在上告中。『自壊する帝国』(新潮社)で第38回大宅壮一ノンフィクション賞、並びに第5回新潮ドキュメント賞、『国家の罠』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。『私のマルクス』(文藝春秋)、『獄中記』(岩波書店)など著書多数。
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