11日で東日本大震災から15年となる。災害現場の最前線で救助や支援活動に従事する自衛隊員や消防士は、「食事」に課題を抱えている。切実な声を受け、水産大手「Umios(ウミオス)」(3月にマルハニチロから社名変更)は片手で手軽に食べられ、約4年半保存ができる「魚肉ソーセージ」を生み出した。カロリー、包材などに工夫を重ね、開発に約5年をかけた。備蓄品としての需要を見込み、保存期間のさらなる長期化も視野に入れる。 避難者の前で食べる葛藤「家をなくした避難者の前で長時間、食事を取るのがはばかられる」「カップ麺や缶詰は汁まで飲み干さなければならない」。被災地で活動する自衛隊員や消防士らは、食事する際に心理的な葛藤を抱え、ごみの問題に直面していた。水が限られる環境では、残った汁の処理さえ悩みの種になる。 解決できないかー。Umiosの開発チームは、魚肉ソーセージの「手軽さ」に着目した。片手で食べられ、

