長崎大大学院の七條和子客員研究員らのグループは、広島原爆投下後に入市被爆して2015年に死亡した女性の肺がんの組織内で、原爆由来とみられるウラン粒子の放射線を検出し、粒子周辺部分で異常な球体を確認したとする研究結果を発表した。研究グループは、女性が爆心地近くに入って吸い込んだウラン粒子が体内に残留し、70年にわたり放射線を出し続け、内部被ばくによって肺の組織に損傷を与えた可能性があるとしている。 グループの論文が4月、オンラインの学術誌「ヘリヨン」に掲載された。 グループによると、女性は被爆当時8歳。1945年8月6日の原爆投下時には広島市外にいたが3日後に市内に入った。女性は78歳で口腔(こうくう)咽頭(いんとう)がんで死亡し、肺がんを併発していた。 女性の死後、グループは、肺の腫瘍組織など…

