タグ

ブックマーク / realsound.jp (30)

  • 話が飛ぶ人は体内に複数の時間が流れているーーADHD当事者の作家が描くエッセイ『あらゆることは今起こる』

    小学校1年生のときの教室。クラスメイトたちの当たり前を、自分だけがさっぱり理解できず、それを周囲には悟られないように平静を装いながら、内心はげしく動揺している。もしかしたら自分は気づかないうちに、どこかに存在する「並行世界」に迷い込んだのかもしれない。そう思うと、次第に怖くなってくる。 小説家・柴崎友香の『あらゆることは今起こる』は、そんな「小説の始まり」のようなエピソードから始まる。でも、これは「小説」ではない。2021年9月にADHD(「注意欠如多動症」)の診断を受けたという柴崎が書き下ろした、発達障害をめぐるエッセイだ。医学書院の「ケアをひらく」シリーズに収められているのだが、そのコンセプトにたがわず、ひじょうに平易な言葉遣いで、発達障害の特性を知ることができる。著者自身が発達障害についての考えを深める過程と並行して書かれていて、ADHDという言葉を耳にしたことはあっても、充分に考え

    話が飛ぶ人は体内に複数の時間が流れているーーADHD当事者の作家が描くエッセイ『あらゆることは今起こる』
  • “コミュニケーション禁止”の官製メタバース『ぷらっとば~す』に感じた3つの課題

    メタバースなのにユーザー同士のコミュニケーションが禁止されている」とX(旧Twitter)で大きな話題になっているのが、2024年5月の孤独・孤立対策強化月間のために内閣府が提供している特設メタバース『ぷらっとば~す』だ。 アバターの姿でコミュニケーションできるメタバースは孤独・孤立対策に有用そうだが、肝心のユーザー同士のコミュニケーションが禁止されていると聞くと、一見元も子もないように思える。 この記事では、ソーシャルVR等のメタバースで日常生活を送るヘビーユーザーの一人である筆者、VTuber・作家のバーチャル美少女ねむが『ぷらっとば~す』の体験の違和感、内閣府の狙い、利用して感じた3つの課題、そして仮想空間による孤独対策の可能性を整理して解説する。 『ぷらっとば~す』実際に体験してみた まず、実際に「ぷらっとば~す」を体験してみたところ、なかなかにショッキングな体験だったので順を追

    “コミュニケーション禁止”の官製メタバース『ぷらっとば~す』に感じた3つの課題
  • ジャズ界の頂点に君臨するベーシスト、アヴィシャイ・コーエンとイスラエルジャズの今

    昨今、音楽ファンの間で話題になっているイスラエルジャズシーン。現代ジャズにおけるイスラエルジャズの勢いはとどまるところを知らず、もはやジャズの一大勢力といっても過言はないだろう。これまで数多くのイスラエル出身のミュージシャンが海を渡り、ジャズの聖地ニューヨークを目指してきたわけであるが、あらゆる人種背景、生活様式、宗教、文化と伝統を持ち合わせるイスラエルジャズシーンは90年代以降、バラエティに富んだ才能を世界へ輩出してきた。その背景のひとつには、そもそも国民の人口が900万人にも満たないイスラエルの音楽市場は小さく、今まで彼らの多くが音楽大学を卒業すると、生計を立てるべくアメリカに渡るケースがほとんどだったことが挙げられる。中でも70年代前半生まれのいわゆる第1世代がニューヨークで頭角を現し、周囲から一目置かれる存在になったことで、それ以降のイスラエル人ミュージシャンが世に出やすくなったこ

    ジャズ界の頂点に君臨するベーシスト、アヴィシャイ・コーエンとイスラエルジャズの今
    cu39
    cu39 2023/11/19
  • クラスの端っこにいた文学少女がミュージシャンに 浦小雪(Sundae May Club)が生み出す、誰かの日常に寄り添う音楽

    Sundae May Clubのボーカル&ギターとして、シングルとEPで4作、アルバム1作。ソロアーティストとして「夏の速度」と「ステラ」の2曲。以上を、ストリーミングで発表している浦小雪が、6月7日に「潮風」をデジタルリリースした。 「別れ」や「終わり」を微積分していくような、情緒的な場面を情緒に流されないように描く歌詞。極私的で日常的なテーマを普遍的なものに昇華していくような、スケールの大きなメロディ。淡々としつつも常にどこか凛とした表情を称えている声。 ちょっと、いや、かなり注目しておいた方がいいニューカマーの登場だと思う、これは。自分は半年前(2023年11月)に、音楽業界の知人に声をかけられて、初めてライブを観た。ただ、最初は「Sundae May Clubというバンドが」と誘われたのに、途中で「バンドのライブがすぐにはなくて。ソロならあるんですけど」ということになって、「え、ソ

    クラスの端っこにいた文学少女がミュージシャンに 浦小雪(Sundae May Club)が生み出す、誰かの日常に寄り添う音楽
    cu39
    cu39 2023/11/18
  • コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる

    コンビニからがなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの屋さん」はどうなる 出版取次大手の日出版販売(日販)が、コンビニエンスストアに雑誌や書籍を配送する事業を、2025年2月には終了するという。10月26日、共同通信社が報じた。現在、日販は全国のファミリーマートとローソン計約3万店に配送している。共同通信社によれば、撤退後は、セブンイレブンに配送しているトーハンが配送事業を引き継ぐ方針とのことだ。 いよいよ、格的な紙離れの影響が出てきたか、という印象である。コロナ禍の中で、電子書籍の売上は伸びた一方で、紙の書籍の売上は落ち込みつつあり、リアル書店の数も減少した。日版のコンビニからの撤退は、これまで堅調と思われていたコンビニですら、紙の雑誌・書籍の売上が落ち込んでいることを如実に表している。 しかし、今回の決定を冷静に見る識者も少なくない。というのも、以前

    コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる
  • キズナアイから現在まで、バーチャルYouTuberを支える影の立役者 cort氏とライブカートゥーン社のこれまでとこれから

    キズナアイから現在まで、バーチャルYouTuberを支える影の立役者 cort氏とライブカートゥーン社のこれまでとこれから 2017年から2018年にかけて、一気にVTuber、バーチャルYouTuberが話題になってからはや5年。当時は“珍しいもの”として見られていたバーチャルYouTuberも、いまではコンビニの棚にコラボ商品が並んだり、地上波のテレビ番組に登場するまでの存在になった。 そんなバーチャルYouTuberを支え続ける人物がいる。辻昇平、あるいはcortの名で知られる3DCGクリエイターだ。2016年に合同会社ライブカートゥーンを設立、キズナアイ誕生にたずさわり、これまで数えきれないほどのバーチャルYouTuberの活動を支え、いまも日々3Dライブや配信の裏側で活躍している。 裏方ゆえ、彼の存在が目立つことはあまりないが、バーチャルYouTuberとファンの大切な時間を支え

    キズナアイから現在まで、バーチャルYouTuberを支える影の立役者 cort氏とライブカートゥーン社のこれまでとこれから
    cu39
    cu39 2023/10/16
  • 目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日SNSMisskey』開発・運営インタビュー この1年、『X(旧・Twitter)』に大きな変化が起きている。イーロン・マスクによるTwitter社の劇的な買収劇にはじまり、サードパーティアプリの停止、APIの有料化、名称変更、大量のユーザーアカウントを停止する“凍結祭り”など、これまで恩恵を享受してきたユーザーにとってネガティブな出来事も多く、こうした事件が起きるたびに「ポスト・ツイッター」について議論がなされてきた。 個人的にもXに変わるテキストSNSの動向は注視しており、Meta社が公開したテキストSNS『Threads』のレビューや、『Mastodon』に代表される分散型SNSを取り巻く状況についても都度レポートしている。今回は分散型SNS、『Misskey』の開発を行うsyuilo氏と同サービ

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー
  • 日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く

    1232年、鎌倉幕府三代執権の北条泰時により制定された初の武家法「御成敗式目」は、日歴史上「最も有名な武家法」とも称され、今なお広くその名が知られている。しかし、その内容が詳らかに知られてはいないだろう。 中公新書より刊行された『御成敗式目 鎌倉武士の法と生活』は、同法の主要な条文を詳しく解説、実態や後世への影響を明らかにした一冊だ。著者の佐藤雄基氏に、同書の狙いと「御成敗式目」の先進性について話を聞いた。(編集部) 佐藤雄基氏 ――「御成敗式目」と言えば、昨年(2022年)放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では坂口健太郎さんが演じていた北条泰時が制定した日初の「武家法」として有名ですが、今回それをメインに扱った新書を執筆しようと思った、そもそもの動機やきっかけは何だったのでしょう? 佐藤雄基(以下、佐藤):私はもともと日の中世の法を研究しています。平安時代の終わりから鎌

    日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く
  • 日本と中国で根本から違う「ゲーム作り」の考え方  『原神』『崩壊』で約5400億円の売上を叩き出したmiHoYoの快進撃から読み解く

    アプリのセールスランキングに名前が載っているのだから、比較対象は同じくそこに名を連ねている作品であるべきなのだが、稿ではそれを基準に考えることに対して提言を試みたい。ひとくちに「スマホゲー」と言っても、そこにある体験は千差万別である。したがって、そこに当てはめて考えることによって解像度が下がる作品もあるはずだ。 筆者は『原神』や『崩壊』シリーズがそれに当たると考えている。中国出身の友人(日ゲーム会社に務めているアラサー世代)いわく、「日中国におけるゲーム作りは根から考え方が違う」という。多くの場合、日ゲームメイカーは「スマホゲーム」として制作する場合、明確にスマホ用として開発する。一方、中国ゲームデザインは、先にゲームの体験や内容から考えるという。そこにコンシューマかスマホかといった区別はなく、それゆえにマルチプラットフォームであることが求められるのだと。これについては『

    日本と中国で根本から違う「ゲーム作り」の考え方  『原神』『崩壊』で約5400億円の売上を叩き出したmiHoYoの快進撃から読み解く
  • 人気の本、なぜ地方の書店では仕入れることができない? 「【推しの子】って、今売れているんですか(笑)」

    リアルサウンドブックでたびたび登場している、秋田県羽後町の「ミケーネ」は、人口約1万3000人の農村の田園風景の中に立つ個人経営の書店だ。実は記者が小学校のころから通っている書店で、数多くの漫画との出会いの場を提供してくれた店でもある。今回は阿部久夫店長と、「ミケーネ」で漫画を買うというラブライバーの武田遼哉さんに直撃インタビュー。地方の書店の現状と課題、そして未来について考えてみた。 「ミケーネ」の外観。地域の文化発信基地である書店を守ることはできるのだろうか。 地方書店はAmazonのVIP顧客!? ――書店に関しては、都心と地方の格差が著しいと言わざるを得ません。おそらく、一般のお客さんは数十万部が印刷されるベストセラーは、どこの書店に行っても並んでいると思っているかもしれません。しかし、実態は人気のあるタイトルほど大都市の大型書店に集中し、地方の個人経営の書店に並んでいないという実

    人気の本、なぜ地方の書店では仕入れることができない? 「【推しの子】って、今売れているんですか(笑)」
  • YOASOBI、“日本語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法

    YOASOBI、“日語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法 YOASOBIが先日、88rising主催フェス『Head In The Clouds』インドネシア・ジャカルタ公演およびフィリピン・マニラ公演に出演。初めて海外でライブを披露した。それに先駆け、11月18日には英語版音源第二弾『E-SIDE 2』も配信。“日語のようにきこえるが全編英語詞”の空耳リリックでも昨年話題となった「Into The Night」(「夜に駆ける」英語Ver.)はじめ、『E-SIDE 2』でも訳詞を手掛けているのがKonnie Aokiだ。元の歌詞を直訳するにとどまらない、徹底した原曲への理解があるからこそ生まれる訳詞、Konnie Aokiのキャリアとともにそのこだわりに迫る。(編集部) 日語と英語が「空耳」のゾーンまで到達した時に感じた手応

    YOASOBI、“日本語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法
  • 『Fall Guys』のサントラからたどる、Jukio Kallioの多彩な音世界

    2020年8月にリリースされるやいなや、世界中でブームを巻き起こした、Mediatonic開発による大規模オンラインスポーツアクションゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』(以下、Fall Guys)。カラフル&コミカルなゲーム性もさることながら、にぎやかなコーラスやファンキーなスラップベース、そして転調が随所に盛り込まれたシンセポップサウンドに、やみつきになってしまった人も多いだろう。 『Fall Guys』の音楽を創りあげたのは、日で生まれ育ち、フィンランドを拠点に活動するコンポーザー/シンガーソングライターのユキオ・カーリオ(Jukio Kallio)と、フィンランドを代表する音楽スタジオ、Finnvox Studiosのマスタリングエンジニアであるダニエル・ハグストロム(Daniel Hagström)。bandwagonやbandcamp daily

    『Fall Guys』のサントラからたどる、Jukio Kallioの多彩な音世界
    cu39
    cu39 2023/04/20
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

    日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる
  • 渡邉大輔が論じる、ワールドビルディング時代の映像コンテンツとこれからの文化批評

    ストリーミング配信サービスの充実、スマートフォンの進化、ARやVRの登場などによって、現在、映像コンテンツを巡る環境は大きく変化しつつある。視聴形態やその様式が多様化する中で、映像/文化批評はどうあるべきか? 気鋭の批評家・映画史研究者である渡邉大輔が論じる。(編集部) 手法の変化・ワールドビルディングとパズルフィルム 特に北米の映画業界で言われていることですが、いまの映像業界では「ワールドビルディング」という手法がメインになってきています。 これまでは、古典的映画が遵守していた「ひとつの作品で起承転結をはっきりつけ、観客に効率よく物語を見せる」というメソッドが長らく主流でした。しかし、70年代以降のハリウッドで隆盛してきたメディア・コングロマリット、メディアミックスのような流れがそれまでの撮影所システムの衰退と入れ替わるように発展し、作品がヒットした際にすばやく連作が出せるように、あらか

    渡邉大輔が論じる、ワールドビルディング時代の映像コンテンツとこれからの文化批評
  • 2021年最も視聴されたeSportsタイトルが発表 1位に輝いたのは『League of Legends』

    WEBサイト「Esports Charts」は、2021年に大会を開催したなかで最も多くの視聴者数を記録したゲームタイトルを、ランキング形式で発表した。同サイトはtwitchを中心としたライブ配信プラットフォームにおける人気ゲームタイトルや、その視聴数などを記録する情報サイトだ。 1位に輝いたのは超有名タイトル『League of Legends』。2009年から米ライアットゲームズが提供するMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ジャンルの人気ゲームで、随時行われる細かなバランス調整や、課金要素が勝敗に一切の影響を及ぼさないという公平性・競技性の高さから人気を博している。 Eposrts Chartsによれば、ランキングは昨年行われたeSports大会の、プラットフォームごとの視聴時間を合算して作成しているとのことだ。ただし、中国プラットフォームの視聴時間については、視聴者

    2021年最も視聴されたeSportsタイトルが発表 1位に輝いたのは『League of Legends』
    cu39
    cu39 2022/02/04
  • 作家で「億」は稼げるのか? 現役作家たちが明かす赤裸々な収入事情と、必要な努力

    すこし前、SNSを「ラノベ作家」「8000万円」というワードが騒がせた。テレビのバラエティ番組が、ラクして稼げるお仕事第1位はライトノベル作家で、平均年収は8085万円と伝えて、ラノベに限らず作家の人たちが「あり得ない」といった反応を見せた。だったら作家は幾らなら稼げるのか。そんな疑問にズバリと答えたが、架空戦記やラノベを書いて来た吉田親司による『作家で億は稼げません』(エムディエヌコーポレーション)だ。 可能性を言えば、作家でも年に1億円は稼ぎ出せる。『作家で億は稼げません』の中で筆者は「書が七十五万部以上売れれば、僕の年収は億に届く計算です」と書いている。何がきっかけでミリオンヒットが出るか分からないのが出版界、このだって可能性はゼロではない。そして現実に、億を稼いで『小説家になって億を稼ごう』(新潮新書)いうを出した松岡圭祐というベストセラー作家が実在する。 『作家で億は稼げ

    作家で「億」は稼げるのか? 現役作家たちが明かす赤裸々な収入事情と、必要な努力
  • 「週刊少年マガジン」連載作品の半分がラブコメになったのはなぜ? 編集長に聞く時代背景と戦略

    「週刊少年マガジン」(講談社)連載作品の約半分がラブコメになっている。マガジン読者からすれば「何を今さら」な話だろうが、かつては読んでいたが最近は読んでいないという30代以上には驚く人もいるかもしれない。 マガジンでラブコメ作品が増えていった理由と、「マガジンらしいラブコメ」とはどんなものかについて栗田宏俊編集長のコメントを交えて考えてみたい。 マガジンの半分がラブコメになったのはなぜ? 30~40代のかつての読者には「マガジンはヤンキーマンガに強い」という人もまだいるかもしれないが、それにしてもなぜここまで増えたのか。栗田氏は「特にヤンキーマンガを強化しようとか、ラブコメを充実させようということはありません。いい作品を載せるというだけです。いい作品を載せていたら、たまたまラブコメが多かった。結果的にラブコメが多くなったのは、時代がそれを求めているからだと思います」と語る。 ラノベでも近年

    「週刊少年マガジン」連載作品の半分がラブコメになったのはなぜ? 編集長に聞く時代背景と戦略
    cu39
    cu39 2021/10/13
    (作品読んでないコメント)少年マンガがバトルに明け暮れてる間に少女マンガは関係性を考えていたみたいなことを宮台真司がかつて言ってたけど、少年マンガがやっと追いついた?
  • 14歳と9歳の兄妹、イーサリアムのマイニングで月に300万円以上を稼ぐ

    米テキサス州の兄妹が、イーサリアムのマイニングで月に32,000ドル(約350万円)を稼いでいるようだ。 米メディア『The Dallas Morning News』によると、14歳のイシャーン・タクールと、彼の9歳の妹、アーニャは、今年3月にゲーミングコンピューターでマイニングを始めたという。そして最初の月に1,000ドル(約11万円)を稼ぐことに成功し、それ以降も報酬は右肩上がりのようだ。 2人は、父親が暗号通貨の隆盛について話しているのを聞いて興味をもったといい、YouTubeや父親からマイニングの方法を学んだようだ。得た収益を再投資して機材を追加購入し、今では94個の専用プロセッサで、1秒あたり約90億回の推測が行われているという。 彼らはこの取り組みを「Flifer Technologies」と名付けている。当初は自宅のガレージで管理していたが、事業が成長するにつれて、ほとんどの

    14歳と9歳の兄妹、イーサリアムのマイニングで月に300万円以上を稼ぐ
  • 任天堂ゲームを“全て所持”する米ゲームコレクターが、新たに2つのギネス記録を樹立

    米国の女性ゲームコレクターが、2つのギネス世界記録を樹立した。1つは、1,599にのぼる電子ゲームのコレクション記録、もう1つは、2,430のプレイ可能なゲームのコレクション記録だ。 ギネス世界記録より 米テキサス州在住のリンダ・ギロリー氏は、8歳の頃からゲームの収集を始めたという。その中でも特にColeco PacmanやTandy Cosmic 200 Fire Awayなどがお気に入りだったそうだが、残念なことに彼女の家は火事に遭い、他のゲームとともに焼失してしまったようだ。 その後2003年に、兄との会話によってゲームへのコレクション欲が再燃。ギロリー氏は「自分の過去の記録を打ち破ることができるか試したくなった。検索してみると、子どもの頃から欲しかったゲームがいくつかあったが、2、3個買えば満足だと思っていた。でも次第に、全シリーズを持っていなければならないように思えてきて」と述べ

    任天堂ゲームを“全て所持”する米ゲームコレクターが、新たに2つのギネス記録を樹立
    cu39
    cu39 2021/07/15
  • 歌広場淳×ミートたけし(川村竜)“ベーシスト格ゲーマー”対談 「全力で煽り合うために」

    大のゲームフリークとして知られ、ゲーマーからの信頼も厚いゴールデンボンバー・歌広場淳による連載「続・格ゲーマーは死ななきゃ安い」。今回は特別編として、7月16日に開催される、有名“おじさん格ゲーマー”による気の大会「おじリーグ」への出場が決まっている「ミートたけし」こと、作曲家・世界的ベーシストである川村竜との対談を行った。 同じく、格闘ゲームに全力を注ぐ“ベーシスト”でありながら、実は初対面となった二人。「大会で全力で煽り合うために、お互いを知ろう」という趣旨のもとスタートした対談だが、音楽に対する思いや格ゲーの楽しみ方についても多くの感覚を共有する、濃密な内容となった。(編集部) ミートたけし(川村竜) 「お互いのことを知らないと“煽り合い”がうまくできない」(歌広場) 歌広場淳:今回は対談を受けていただいてありがとうございます! ベーシスト・川村竜さんとしてはもちろん、ミートたけし

    歌広場淳×ミートたけし(川村竜)“ベーシスト格ゲーマー”対談 「全力で煽り合うために」
    cu39
    cu39 2021/07/15