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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (172)

  • 否定論の「性暴力」観 - Apeman’s diary

    先日、水島聡氏の軍慰安所に関する実に斬新な見解を紹介しました。 それぞれ二時間以上のロングインタビューとなったが、私は意識的に慰安婦の問題を具体的に聞いてみた。南京大虐殺肯定派の人々は、虐殺だけではなく、二万人から八万人の日軍の強姦を主張している。しかし、慰安婦とそのシステムが南京に存在したとすれば、間接的にではあるが、大量の強姦事件などは否定できるのである。まあ、強姦やり放題だったとすれば、慰安婦など必要無い筈だからである。 資料が示すところでは、旧軍は性病防止と並んで強姦防止を慰安署設置の目的として考えており、強姦を女性に対する人権侵害として真摯に受けとめる姿勢こそ(資料からは)見いだし難いものの*1、強姦の多発が日軍による占領地統治や宣撫工作に悪影響を及ぼすこと、すなわち「占領地で強姦が多発すれば占領地の住民は怒ること」はきちんと認識していたと言えます。しかし水島歴史学によれば旧

    否定論の「性暴力」観 - Apeman’s diary
  • その後の「南京の真実 情報交換掲示板」 - Apeman’s diary

    今回もまた「さるおかた」さんは物凄いことを言い出しています。また2日ばかり待たないと投稿が公開されないと思うので、こちらに私のコメントをコピペしておきます。実際にはこれをいくつかに分割して投稿しました。 私が前回コメントを投稿したのは 「2007年8月26日 0:39」〜「2007年8月26日 1:17」なんですけど、これって28日の晩になるまで公開されてなかったんですよ。26日〜28日の間、何度かアクセスして確認しましたけど。なのに「さるおかた」さんはすでに「2007年8月27日 15:13」には私への反論を書いておられるんですね! これにはまいりました。 >中国の主張は「嘘ではないが間違いはある」ということですね? かなり近づきましたね。こんな簡単な選択肢を想起されるのに随分と時間がかかったようですが…。 正確にいえば「100%間違い」と断定はできません。なにせ日軍の戦闘詳報だって3

    その後の「南京の真実 情報交換掲示板」 - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2007/08/28
    (09/07追記)コメント欄が面白くなってしまった…
  • 『ガイサンシーとその姉妹たち』(上映会)、『ヒロシマナガサキ』、『二重被爆』(TV) - Apeman’s diary

    「文献紹介」というタグは妙だけれどもふだん映画については館で書くことにしているので。 『ガイサンシーとその姉妹たち』  監督:班忠義 2007年、日中? 『ヒロシマナガサキ』 監督:スティーヴン・オカザキ 2007年、アメリカ 『二重被爆』 監督:青木亮 2005年、日 こちらのエントリで簡単に告知させていただいた『ガイサンシーとその姉妹たち』の上映会に出かけてきました。ドキュメンタリー映画として考えた場合に、監督の班氏が取材をはじめたときにはすでに「ガイサンシー」こと侯冬娥さんがすでに亡くなっており(自死と推定されている)、不在の中心をめぐって映画が展開するところに特徴があるのだが、こうした側面について語るセンスが私には欠けているので、自分に可能な範囲でいくつか書いておくことにする。中国戦線、特に高度分散配置がとられた華北では、軍慰安所のある街から遠く離れた分屯地でこの映画に登場する

    『ガイサンシーとその姉妹たち』(上映会)、『ヒロシマナガサキ』、『二重被爆』(TV) - Apeman’s diary
  • ある極限例 - Apeman’s diary

    映画「南京の真実」サイトの「情報交換掲示板」において「さるおかた」というやんごとなきハンドルの方から名指しで返答を求められたのですが(スレッドNo.128)、なにぶん「南京大虐殺に関する中国側の主張をおまえは認めるのか、それとも嘘っぱちだと認めるのか?」という無茶な二者択一を要求する人なのでなかなかはなしが噛み合いません。そのうちにとんでもないことを言い始めました。どうも『南京戦史』がどういうものだかよくお分かりでないような方のことをあげつらうのはためらわないでもないのですが、資料や証言というものに対する歴史修正主義者の態度のカリカチュアみたいになっていますので、ご紹介することに意味もあるかなと思った次第です。 「大虐殺と言って然るべきようなことはあった」と考える人間が『南京戦史』及び『南京戦史資料集』に対してどのような態度をとっているかについて、この人物が根的に勘違いしていることを示す

    ある極限例 - Apeman’s diary
  • 旧日本軍の戦争犯罪に関する米文書 - Apeman’s diary

    このエントリに関連して。はてなグループ「従軍慰安婦問題を論じる」内のkmiuraさんのこのエントリ、およびコメント欄にて、今年1月に公開された米機密文書についての興味深い情報が提示されています。 いずれにせよ、アメリカの資料の研究はまだまだこれからのようです。林氏によりますと、IWGは資料調査を行うにあたって、「いわゆる「慰安婦」計画、支配下にある住民のなかから女性を性的目的のために日がおこなった組織的な奴隷化に関するあらゆる資料」を調査するとの方針をたてたとのことですので、調べれば新しい事実が次から次へと出て来ることが予想されます。 これは私の推測ですが、今回の下院の慰安婦決議の際にも、議会調査局(CRS)の報告書のことが話題になったと思いますが、当然CRSはこれらIWGの作業をふまえてリポートをまとめたはずですので、アメリカ側はその結論の資料的な裏付けに対して、かなりの自信をもってい

    旧日本軍の戦争犯罪に関する米文書 - Apeman’s diary
  • 東中野センセイの新著そのほか - Apeman’s diary

    昼休みに屋にいったら東中野センセイの『再現 南京戦』(草思社)が置いてありました。出版社によればこういうだそうです。 日軍の「戦闘詳報」、兵士の日記等をもとに南京戦を再現。大虐殺を世界に発信したニュースや刊行物の矛盾を衝き、市民・捕虜虐殺を全面否定した画期的研究。 まわりに人がいないのを確認して(笑)手にとってみたのですが、カヴァー見返しをみると、これまで顧みられなかった戦闘詳報や将兵の日記をもとに云々と書いてあったので、仰天してしまいました。カヴァーや帯のうたい文句は編集者が考えるのだとしてもこれはひど過ぎます。というか、目次や冒頭部分をパラパラめくってみると東中野センセイ自身が似たようなことを匂わしている。この分野のパイオニアと言ってよい故洞富雄氏の著書にだって当時利用可能だった旧軍関係資料は利用されているし、80年代、特に偕行社が「証言による南京戦史」の連載をはじめそれを『南京

    東中野センセイの新著そのほか - Apeman’s diary
  • 『日中戦争』『南京事件 増補版』ほか(追記あり) - Apeman’s diary

    ここのコメント欄で話題になっている秦郁彦の『南京事件』増補版(中公新書)を私も立ち読みしてきた。増補部分での結論は この20年、事情変更をもたらすような新史料は出現せず今後もなさそうと見極めがついたので、あらためて4万の概数は最高限であること、実数はそれをかなり下回ることを付言しておきたい。 となっているわけだが、資料をもとに推定犠牲者数を積み上げてゆく手法で「最高限」と主張する、というのは仰天だ。特に非戦闘員の犠牲については事実上スマイス調査(の数を内容不明な方法で下方修正したもの)を援用しただけなのに「事情変更をもたらすような新史料は出現せず今後もなさそうと見極めがついた」と断言するのにも仰天した。 追記:コメント欄でTekamonasandaliさんが『南京事件 増補版』について報告してくださっているので、主な部分を転載させていただきました(コメント欄もご参照ください)。 (1)「旧

    『日中戦争』『南京事件 増補版』ほか(追記あり) - Apeman’s diary
  • グアム戦犯裁判において裁かれた性暴力の事例 - Apeman’s diary

    ハムニダ薫さんのエントリで、およびyamaki622さんのこのエントリでもとりあげられている事例、グアム島でアメリカの市民権を持つ現地の17才の女性を日軍の将校が慰安婦としていた、というよりも端的に拉致監禁して常習的に強姦していたと言うべき事例で拉致を実行した在留邦人が起訴され、有罪(死刑→重労働15年)となった事例…というのは、多分林博史さんの『BC級戦犯裁判』(岩波新書)、146-147頁で言及されているものではないかと思います。 もしそうだとすれば「新事実」というより「これまで注目されていなかった事実」にすぎないとは言えますが、他方で報道内容についてはすでに日側研究者によって確認されていた、堅いものだということができましょう。 林教授によればこれ以外にも、将校用慰安所で働くよう一人の女性を脅した事件でも起訴されていたが、「事実認定は認めながらも、軍事委員会が適用するグアム刑法を間

    グアム戦犯裁判において裁かれた性暴力の事例 - Apeman’s diary
  • 「誰も主張してないことに反論する」症候群 - Apeman’s diary

    ちょっと久しぶりに南京事件に関してよそさまでコメントしてきました。bat99さんから示唆を受けて訪問したブログなんですが、行ってみるとコメント欄にはすでに私のエントリと「南京事件FAQ」からコピペしてくれている人が。最近、このようなかたちで「虐殺はあった」派のコンテンツを紹介してくださる方をよく見かけますが、ありがたいことです。もちろん南京事件についても調べるべきことはまだいろいろあるのですが、華北での対ゲリラ戦(三光作戦)についての調べものにもっと時間を割きたいと前々から思っていましたし。 さて、コメントは主としてブログ主氏というより「KHAN」というハンドルの人物のコメントに対するものへと移行していったのですが、繰り返し質問したのにスルーされている論点があります。 いわゆる「自虐史観」攻撃の大きな理由のひとつとして、日以外は合法、日のみ違法ということのような、日だけに厳しいという

    「誰も主張してないことに反論する」症候群 - Apeman’s diary
  • これはすごい! - Apeman’s diary

    衝撃の告白だ。 『政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成』という書を読みました。というより、要点に目を通したというほうが正確です。 この書は「女性のためのアジア平和国民基金編」となっています。出版元は龍渓書舎です。 日政府が平成4年から5年にかけて発表した「いわゆる従軍慰安婦問題の調査結果について」という資料の「概要紹介」を単行の形にしたものです。 この資料は慰安婦問題の研究者、専門家たちはとっくに読んでいるものでしょう。 しかし私にとっては初めての通読でした。そして目を通して驚き、かつ納得したことは「日の政府や軍が女性を組織的に強制徴用して慰安婦にしたという文書上の証拠はない」という趣旨の政府の言明どおり、ここに概要が紹介された資料はみな慰安婦が募集され、軍はむしろ募集にあたる業者に対し強制徴用の類の行為はとらないよう警告していたような事例ばかりだった、という点でした。 (ステージ風発

    これはすごい! - Apeman’s diary
  • 米核不拡散問題特使の「原爆」発言 - Apeman’s diary

    asahi.com 7月4日 米特使、「原爆使用が何百万人もの日人の命救った」 米政府のロバート・ジョセフ核不拡散問題特使(前国務次官)は3日の記者会見で、広島・長崎への原爆投下について「原爆の使用が終戦をもたらし、連合国側の万単位の人命だけでなく、文字通り、何百万人もの日人の命を救ったという点では、ほとんどの歴史家の見解は一致する」と語った。 (…) 米国の歴史学者の間では、原爆使用と終戦の因果関係は必ずしも明確ではない、という学説が有力だ。だが、特使発言のような見方は、保守派を中心に米国内でなお根強い。米政府はこれまで原爆使用について謝罪したことはなく、ジョセフ氏もこれまでの流れに沿って原爆投下の正当化論を繰り返したものとみられる。 中略部分では久間発言と直接の関係はない、とされているが、皮肉にも首相の弁明の一部を裏付けるかたちに…。だが、この正当化論は言うまでもなく、「原爆投下な

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    cubed-l
    cubed-l 2007/07/05
    言い出すときりがないので歴史にIfはないとか勝者が歴史を作るとか言うんだろうな
  • 石原閣下の人権感覚 - Apeman’s diary

    asahi.com 2007年05月18日10時37分 従軍慰安婦問題、「軍が調達した事実はない」 石原知事 発言内容についてはもはやコメントの必要はあるまい。ただ一点、いかにも「現在の価値観で過去を裁くな」と言いたげな人間の一人らしく、過去の価値観そのままに「調達」などという言葉を用いる人権感覚には絶句するしかない。

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    cubed-l
    cubed-l 2007/06/19
  • 5月25日の衆院外務委員会における南京事件論 - Apeman’s diary

    ようやく議事録が公開されたので。 ○松原委員 (前略) 次に、日中関係の問題を幾つか議論していきたいと思うわけでありますが、先般、中華人民共和国の国務総理、温家宝さんが日に訪日をなさったわけであります。このときに、有識者、学者の方々から「温家宝国務総理閣下への公開質問状」というものが提出をされたわけであります。ちょうどこの訪問の前にこれが提出をされたわけであります。 事実関係を若干申し上げるならば、実は、これに先立ちまして、与党、野党の国会議員がおよそ三十名ぐらい三回の勉強会を行いました。きょうこの場に参加している方はちょっとわかりませんけれども、その三回の三十人の方が参加をした勉強会において何を勉強したかというと、南京の大虐殺と中国側が言われる事実が、これが事実と違う、実際それはなかったということを、私たちは、さまざまな観点、さまざまな文書また写真、そういったものを中心にしてこのことを

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  • 東京大空襲訴訟、審理開始 - Apeman’s diary

    被災者、遺族ら112人が国に賠償を求めた訴訟の審理が今日始まった。夕方のTVニュースで報道されていたように、東京大空襲の犠牲者についても正確なことは判明していない。取材に答えていた原告の一人は母と祖父が「消息不明」となっている。犠牲者の数も、犠牲の様態も不明にしてしまうことこそ大量虐殺の質というべきであって、細部が不明であることを理由に虐殺を否認するのは倒錯というものである。 犠牲者数推定に大きな幅があることで知られるもう一つの大量虐殺がドレスデン爆撃。見積もりを困難にしている理由の一つが、市外から流入していたとされる避難民の存在である点は南京事件と共通している。この爆撃を題材とした映画『ドレスデン、運命の日』が日でも公開される(東京では上映中、他地域は6月以降のところが多い)。 ドレスデンと言えば瓦礫を極力利用して聖母教会などを再建したというエピソードが知られているが、こうした努力と

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  • 南京事件否定論史上もっともシンプルな反論 - Apeman’s diary

    このエントリに対して群馬県伊勢崎市の市議会議員、伊藤純子氏から、十条さんと私をごっちゃにしたうえで*1反論を頂戴したのだが…。 上記の映像は「日は残虐な国家だ」として、日との開戦の必要性を訴えるために1944年に制作されたプロパガンダ映画「バトルオブチャイナ」の映像フィルム。私が申し上げたいのは、この映像と、1945年に中国国民政党が制作した中国国民映画中国の怒号」の映像フィルムと同一作品であること。このような新事実を「歴史の再検証としたい」と書いたつもり。 これに対して十条さんは、この2つにフィルムが同一のものであるか否かについては一切触れていない。私の主張をよく理解しないうちに、私の意見を捻じ曲げよとする行為は、南京大虐殺の生みの親で、変装好きの多勝一と同じである、こう申し上げたいのであります。 「この2つに〔ママ〕フィルムが同一のものであるか否かについては一切触れていない」っ

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  • 「「妖怪」がわかれば「昭和」もわかる」(対談) - Apeman’s diary

    作中で731部隊について触れたら左巻き認定されてしまった京極夏彦の対談集、『対談集 妖怪大談義』(角川書店)収録の、保阪正康との対談。連休中にどこかでその一部が引用されていたのを見かけて、「これは紹介する価値があるな」と思ってを探してきたのだが、今度はどこで引用されていたのかわからなくなってしまった…。というわけで仁義を切ることができないのだが、思い出すきっかけを作ってくださった方にお礼申し上げます。 追記:思い出した、というか再発見しました。以下で引用したもののうち前半部分がこちらで紹介されていました。 京極夏彦が保阪正康に、昭和史研究を始めたきっかけを問うたのをうけての部分。何千人もの軍隊経験者にはなしを聞いてまわった経験に基づき、保阪正康は次のようなエピソードを紹介している。 保阪 こんなこともありました。口ではいろんなことを言うけれども心のなかで、自らの実体験に傷ついている人がい

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  • 『岡村寧次大将陣中感想録』をめぐって - Apeman’s diary

    青狐さんが「「岡村寧次大将陣中感想録」(厚生省引揚援護局)表紙」というエントリで、私がこちらで言及した、『岡村寧次大将陣中感想録』の表題問題。当初、「南京の真実 情報交換掲示板」のスレッドNo.31ではdeliciousicecoffee氏がネタ元を明らかにしていなかったため、当該スレッドでは私は「伝聞」であることを確認する質問にとどめておいた。その後、このはなしの出所がYahoo!掲示板の「南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘」スレ(「ニュース、時事問題 > 海外ニュース」カテゴリ)であることが判明し、現在ネタ元のnmwgip氏とやりとりをしているところ。「cheap_thirll」というのが私のハンドルなのだが、nmwgip氏の方もこのページで主張をまとめて発表しておられるので、こちらもここでまとめて反論しておくことにする。なおYahoo!掲示板での氏の現時点での最新の投稿はこちら。 n

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  • プロパガンダ映画を「証明」に使ってしまう軍事評論家 - Apeman’s diary

    航空自衛隊出身の軍事評論家、佐藤守氏のブログ、「軍事評論家=佐藤守のブログ日記」に「映画「南京:戦線後方記録映画」」なるエントリがアップされている。 (…) 放映されたのは、昭和13年、東宝映画文化映画部が、南京陥落直後に現地で撮影したドキュメンタリーで、インターネットでその部分部分が流れていたのだが、約一時間に亘る全記録には、「南京大虐殺で30万人が殺された!」という中国政府の宣伝とは裏腹に、なんとも気抜けするぐらい穏やかで、平和な南京市内の状況が写し出されていた。勿論、中国軍が、日軍が入場する前に、焦土作戦で民家などを焼き討ちにして逃亡した状況も良く分かる。 南京城壁を攻撃するシーンは、今流行の<再現ドラマ>だったが、朴訥な兵隊さん達の動きが実に素人っぽい。有名な松井司令官などが場内に入場するシーンは、動画で見るのと写真で見るのは大違い、戦没者の慰霊祭も、実に厳粛でわが軍の規律厳正さ

    プロパガンダ映画を「証明」に使ってしまう軍事評論家 - Apeman’s diary
  • 慰安婦問題を論じる池田信夫氏の資格を問う - Apeman’s diary

    すでに15日付けのエントリでご報告したように、池田信夫氏はまず(1)「慰安婦問題は東京裁判で裁かれたが、日軍は無罪だった」と主張し、その後(2)「正確にいうと、慰安婦は東京裁判で検察側の当初あげた55の訴因にも入っていません」と転進した。(1)と(2)の関係が「正確にいうと」でつなぐことができるようなものでないことも、すでに指摘しておいた。可能性としては次の二つ。 池田氏は(2)が(1)の「正確」な表現でないことを知っているが、自らの捏造をごまかしている。 池田氏は気で(1)を「正確」に言い直すと(2)になると思っている。 1.の場合、池田氏に朝日新聞の報道を責める資格があるのかどうかが問われるところだ。史実を捏造し、しかもその捏造に基づいて「「女性国際戦犯法廷」の主張を根底からくつがえすもの」と主張しておきながら、自分の主張こそ根底から覆っているのにそれを「正確にいうと」というフレー

    慰安婦問題を論じる池田信夫氏の資格を問う - Apeman’s diary
  • 起訴されなかった以上犯罪はなかった、という珍論 - Apeman’s diary

    上の記事に対する反応をいくつか当たってみたわけだが、池田信夫氏は次のように述べている。 朝日の報道 (池田信夫) 2007-04-15 09:58:07 この記事だけではくわしい内容がわからないが、インドネシアについては、スマラン事件と同様の事件が他にもあり、各地で戦犯裁判が行なわれたことは以前から知られています。「警備隊長の命令でなされたのであります」とあるところから見ても、同じようなBC級戦犯の話でしょう。 http://www.awf.or.jp/program/pdf/p107_141.pdf それよりも重要なのは、こういう文書が東京裁判で証拠採用されたという事実です。それが裁判でどう評価されたのか知りませんが、最終的には東京裁判で慰安婦については有罪とされなかったことは周知の事実です。つまり、この資料が強制の事実を示すものだとしても、それは軍中央の命令によるものではないと認定され

    起訴されなかった以上犯罪はなかった、という珍論 - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2007/04/16