2003年春、仕事もなく暇な私は――ithreadsと出会った。 「それ」はとてもスロウでバギィでリークなコードクラッシャーだった。 情報収集、テストコード、セグフォルセグフォル。そして―― さようならithreads プロローグ 少々昔の話をしますと、2003年頃、私は仕事もあまりなく暇でした。それでふとithreads(Perlのスレッドシステム)関連のドキュメントを翻訳してみたのです。気づけば私は熱に浮かされたようにithreadsの情報を集め、Tipsページをつくり、初めてCPANにあげたXSモジュールはithreadsをサポートするものでした。私はithreadsの虜となったのです。 当時の情熱の一端は、今でもこのような形でその影をとどめています(もうデータも古くて使い物にはならない部分も多いですが)。 それから、そう。私の初めてのCPANにアップしたXSモジュールはThread