ご存知の方も多いと思いますが、『半熟アナ』(狩野恵里著、KADOKAWA)の著者はテレビ東京の人気女性アナウンサー。2013年4月から、前任の大江麻理子アナに代わってバラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」に出演していることで知られています。また、他にも「ネオスポ」「SUPER GT+」「競輪中継」などを担当しているそうです。 本書は、いま注目すべき女子アナのひとりといえそうな著者による初のエッセイ。生い立ちからアナウンサーとしての失敗談、持論や将来についてのことなどが素直につづられています。きょうはそのなかから、第4章「人生はトライ&エラー」にスポットを当ててみましょう。 見逃し三振はしたくない 新人時代の著者は、話題の店の食べものを紹介する「食レポ」の仕事も多く担当したそうです。そんななかでいつも意識していたのは、「おいしい」「うまい」などありきたりな言葉に頼り切らず、「どう味を表現する