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建築に関するcurionのブックマーク (3)

  • 『日本の思想』としての新国立競技場コンペ

    1. 世界に冠たる日ゼネコンの技術力? 丸山眞男の『日の思想』(1961)によれば、日の思想というのは、学習した知識が雑多にあつめられているだけで、構造化もされておらず、学んでは忘れられるが、ときどき思い出として噴出するもののようだ。過去は思い出である。それは突如、復活する。前近代と近代はずるずると連続しており、それは思想の雑居や無限抱擁などとよばれる。 2020年開催の東京オリンピックをめざしての新国立競技場コンペの顛末は、この思い出の噴出であった。たとえば村松貞次郎の「設計・施工一貫を押す」という主張(『現代建築をつくる人々』1963)は、すこし形をかえつつデザインビルド方式にもどり、復活した。すこしおくれて1974年から神代雄一郎がしかけた巨大建築論争は、イラク出身建築家による最優秀賞作品(当選案)のスパン400メートル近いキールアーチや、そのスケールがもたらす周辺環境破壊への

    『日本の思想』としての新国立競技場コンペ
  • 未来の図書館をデザインするなら、あなたならどうする?

    あなたが今座っている椅子は快適?これは学術図書館の衰退についてのストーリーだ。 ひと昔前までは図書館は学生や学者が必要とする情報を守る門番のような存在だった。図書館には貴重な情報が詰まった沢山のがびっしり並んでいた。ところがある日、巨大で邪悪なインターネットがやってきて、何百万ものや記事や原稿にコンピュータさえあれば誰でも自由に無料でアクセスできるようになった。図書館は最早お遊びのようなものになってしまった。今の学生の大半は子供の頃からコンピュータに慣れ親しんで、知らないことはGoogleで調べることが当たり前になっている。今では知りたい情報は家でもスターバックスでも手に入るというのに、わざわざ図書館になんて行く人はいるのだろうか? しかしここからがこのストーリーの面白いところだ。ある奇妙なことがオックスフォードで起きた。2014年にオックスフォード大学にあるBodleian図書館の読

    未来の図書館をデザインするなら、あなたならどうする?
  • 巨大な3Dプリンタを使い一軒家を20時間で建ててしまう「Contour Crafting」

    ゼネラル・エレクトリックはジェット機のパーツを3Dプリンティングで作りはじめており、個人レベルだけではなく工業的なレベルでも3Dプリントの技術が用いられていますが、巨大な3Dプリンタを使って2500平方フィート(約230平方メートル)の家を20時間で建ててしまうというのが「Contour Crafting」というプロジェクトです。 Contour Crafting - CC http://www.contourcrafting.org/ このプロジェクトの最も優れた点は、レイヤーを重ねてパーツを作成し、建物を短時間で完成させてしまうということ。また、これまで手作業で行っていたことを全てオート化し、ロボティクスの技術と伝統的な建築法を融合させることによって短時間でも十分な強度を実現しています。現在はさまざまな種類のセラミックを素材として試しているところで、まだ開発中の技術ですが、安価な素材を

    巨大な3Dプリンタを使い一軒家を20時間で建ててしまう「Contour Crafting」
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