誰もが,データベースができるだけ高速で動くことを望む。そのために様々なテクニックを駆使してチューニングを試みる。 チューニングの結果を確認するには,何かしらの指標が必要となる。「体感的に向上した」というのは,まったく当てにならない。正確に性能を把握してこそ,効率的なチューニングが行えるのだ。今回は,ベンチマークについて紹介する。 MySQLのベンチマーク方法 ベンチマークには,2つの方向性がある。一つ目は,決まった処理を通じて,MySQLサーバーの処理速度を計測するものだ。これは,手順が決まっているため,それほど準備は必要ない。また,常に同じ処理を行うので,MySQLサーバーの基本的な処理能力を測るのに適している。 2つ目は,作成したデータベースの処理スピードを計測するものだ。一つ目も重要であるが,結局は,作成したデータベースが高速で動作するかが重要である。さらに,同時アクセス数やデータ量
![【MySQLウォッチ】第25回 チューニングの指標,ベンチマークのノウハウ:ITpro](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)