今日の芸術―時代を創造するものは誰か スポンサード リンク ・今日の芸術―時代を創造するものは誰か このロングセラー本で岡本太郎の偉大さをしみじみ実感した。 「岡本太郎はテレビのお陰で、眼玉ギョロリの爆発おじさんという印象だけで固定されているかもしれないけれど、この本はじつに明晰な論理をもって書かれている」と解説に赤瀬川源平が書いているように、極めてわかりやすい芸術論である。同時に凄まじく情熱的な人生論でもある。 「今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」。芸術家はつねに前衛であれというメッセージ。 「芸術は、つねに新しく創造されなければならない。けっして模倣であってはならないことは言うまでもありません。他人のつくったものはもちろん、自分自身がすでにつくりあげたものを、ふたたびくりかえすということさえも芸術の本質ではないのです。このように
一瞬、また養老孟司氏のバカシリーズかと思いきや、よくみると著者は和田秀樹。 和田秀樹氏の定義する、バカに自分も当てはまるものがあり、耳が痛い・・・。 結論はバカかリコウかは、結果で判断されるものらしい。たしかに努力が結果に影 響しなければ、努力も水の泡。 日本におけるアメリカ型社会というのは、リコウがバカよりはるかにいい思いをできる社会である だけでなく、リコウがバカを平気でだまし、それが非難されるどころか、ほとんど正しい考え方の ように思われる社会である。バカでもいいという人は、それを覚悟の上にしてほしい。昔と違って、 世の中がバカに優しくないのだ。 バカとは何か (幻冬舎新書) 和田秀樹 幻冬舎新書 引用 どうも、確立論で考えてもバカは成功の確率が低いらしい。しかも、バカはリコウにだま されるようだ。わたしも、自分自身のバカの部分を脱却しなければ・・・。 昨日、イオンのマックでもらった
「日本」とはなにか ―文明の時間と文化の時間 スポンサード リンク ・「日本」とはなにか ―文明の時間と文化の時間 人類学者で「京都学」の提唱者 米山俊直の遺作。日本文明の本質を語る読みやすいエッセイ。 「日本文化は稲作文化が主流であると、私たちは思い込んできたふしがある。これは江戸時代の米本位制経済と、土地ことに水田所有にもとづく明治以降の地主制が確固たる私有財産の基礎となり、また食生活でも米が”主食”という観念が根強くつづいてきたためである。」 「日本人はお百姓さんだからリズムが二拍子なんだ」などという俗説をよく聞くが、百姓=農業という思い込みは間違っていると著者は指摘する。中世の「百姓」は多くが兼業農家で、農業以外の多様な職業も含まれていた。稲作の農家ばかりという一般的なイメージは実態と違っていたようだ。「縄文商人」が活躍した時代もあったという話もある。 「日本文明はふつう弥生以来、
競売入札妨害罪のうち入札に関連する犯罪である談合罪及び入札妨害罪についての解釈上の問題を整理・検討 それらの犯罪の背景となっている制度的・社会的問題などを分析 捜査実務及び立証に関する実務上の問題を検討 日本の公共調達制度の歴史的経過と、競売入札妨害罪の制定経緯を検証した。 談合罪及び偽計入札妨害罪の構成要件について概説し、談合罪については「公正なる価格を害する目的」に関する判例・学説の対立の経過について詳述した。 独占禁止法の関連規定の解釈と、それが入札談合行為に適用される理論構成について概説した。 「談合システム」が定着してきた歴史的経過と、我が国の公共調達をめぐる制度的・社会的要因を指摘した。 平成17年成立の「改正独禁法」と「品質確保法」の公共調達をめぐる不正行為に与える影響を分析した。 「経済警察」という新たな概念を提唱し、今後の捜査の在り方を検討した。 本書は、検事として実際の
誤解された仏教 スポンサード リンク ・誤解された仏教 本来の仏教は霊魂の存在をはっきり否定している。 「肉体はなくなっても、霊魂は残る。祭りを怠ると、その先祖が祟る。ーーーーーーーなどというのは、まったく仏教とは何の関わりもない話である。事実、長いあいだインドの仏教では、死者儀礼とは何の関わりももたなかった。」 「死者の祟りなどというのは、原始民族の宗教(?)心理である。わけても、日本人は死者の怨霊を恐怖した民族である。そうした鎮魂(御霊鎮め)には神主さんより坊さんの法力のほうが秀れている、ということで仏教が取り入れられた。これを「御霊信仰」という。」 霊魂がないのだから祟るわけがない。あの世もない。本来の仏教では死んだら終りなのである。生まれ変わりということもない。そもそも輪廻というのは解脱すべきものであって、転生は永劫の生き死にを繰り返す苦しいイメージなのだ。 これは仏教=無神論・無
授業と会議のあいまに、ジブリに「貧乏で何か問題でも?」を書き、共同通信に「ネットカフェ難民」を書き、文藝春秋の「私的昭和人論」を書く。 ほとんど「ライティング・マシン」である。 「私的昭和人論」は字数がたっぷりいただけたので、「昭和人のエートス」について書く。 よい機会だったので、「昭和人」とはどういう人のことか、考えてみた。 「明治人」という人物類型がある。 でも、「大正人」という言い方はなされない。私は聞いたことがない。 「昭和人」という言い方はどうであろう。 たぶん成立するであろう。成立しなければ、「昭和人のエートス」というタイトルで原稿依頼があるはずがない。 どうして、明治と昭和だけに特殊な人物類型が出現したのか。 おそらくこの二つの時代が「断絶」を含んでいるからである。 私はそう思う。 「明治人」「明治生まれの人間」を意味しない。そうではなくて、「明治的」な人間のことである。 「
→紀伊國屋書店で購入 「日本のナショナリズムの源流を探る」 この書評サイトの執筆を引き受けたとき、まずはじめに思い浮かんだのがこの本だ。 本書はかつて存在した紀伊國屋新書の一冊として、1968年に出版された。以降、版型を変えて復刻され、現在に至っている。 日本のナショナリズムを論じる際に欠かすことのできないこの名著は、当時、紀伊國屋書店の嘱託をしていた村上一郎が、橋川文三に依頼して執筆が進められた。村上一郎は、吉本隆明や谷川雁らと雑誌『試行』を刊行した作家・文芸評論家で、『北一輝論』や『草莽論』など一連の右翼・ナショナリズム批評でも知られる。彼は1975年、54歳のときに自刃。深刻なうつ病を抱えていたとされる。 ―――右派ロマン主義に心を奪われた村上が、同じく若き日に日本浪曼派に熱中した橋川に書かせたナショナリズム論。 あまりにも魅力的な背景を持つ本書は、近代日本のナショナリズムの源泉を突
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070417-00000135-mai-int 咄嗟に頭に浮かんだのは、1938年に日本で起きた「津山30人殺し事件」でした。横溝正史の「八つ墓村」に出てくる事件のモデルになった事件です。 津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇 (新潮文庫) 作者: 筑波昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 210回この商品を含むブログ (73件) を見る 犯行状況は、 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/tuyama.htm にある通りですが、大量殺人に至る経緯が、やや似ているような気がしました。
エラー内容 以下のいずれかの理由により、該当するコンテンツを表示することができませんでした。 コンテンツの公開が終了した。コンテンツが削除された。 指定したURLが間違っている。その他、やむをえない事情があった。 ご不便をお掛けして申し訳ございません。 何卒よろしくお願いいたします。 イザ! イザ!トップへ戻る
千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン スポンサード リンク ・千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン 意外な事実がたくさんあって、とても面白い経営学の本。日本版エクセレントカンパニーとは何かがテーマである。 日本には創業100年を超える老舗企業が10万社以上あるのだという。世界最古の会社は日本にある。西暦587年創業で1400年の歴史を誇る金剛組という建設会社だ。寺や神社の建築と修復を請け負う会社で飛鳥時代から今日まで存続している。この本でも取材されていたが、検索したらホームページまで見つかった。 ・世界最古の企業 金剛組 http://www.kongogumi.co.jp/ 100年以上続く店舗や企業はお隣韓国には1社もなく、中国やその他のアジア諸国にもほとんどない。ヨーロッパでさえ老舗の数は日本に及ばず、最古の企業の歴史は600年程度である。日本の老舗企業の多さは世界で飛び
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く