合気道自由が丘道場創立45周年記念の稽古会、祝賀会に上京。 ドクター佐藤、飯田先生ご夫妻とセトッチとウッキーと新幹線で東京へ。 現地でかなぴょんが合流して、甲南合気会からは 6 名の参加。 31年前の冬のある日、ふと思い立って自由が丘道場の扉を叩き、多田先生に出会ったことによって以後の私の人生は一変した。 今日の私があるのは多田先生のおかげです、と祝辞を述べた諸先輩が次々と口にされたが、これは修辞ではなく、私たち全員の実感である。 1975年25歳の私は将来自分が道場で武道を教え、武道の術理と哲学の綜合をライフワークにする大学教師になるなどと想像だにしていなかった。 「師」とは絶対的他者であり、「弟子」は師の他者性に基づいて、おのれを囚えている知的閉域から解き放たれるということを私は多田先生に仕えて学んだ。 その後にエマニュエル・レヴィナス老師という、もうひとりの師に出会うことができたのも