生産管理システムをひとりで開発しているわけだが、このやり方(おひとりさま開発)に慣れると、分業体制でのチーム開発がいかに非効率だったかがよくわかる。チーム開発は「設計・実装技術の未成熟さゆえの必要悪」だったのではないかとさえ思えてきて、仲間と和気藹々とやっていた昔の自分がなんだか恥ずかしい。 たとえば、いくらしっかり設計してもどうしても仕様変更が起こるものだが、これにともなう手戻りコストがチーム開発では想像以上にかさむ。自分で修正したほうが早いと思いつつ、変更作業のための指示を他人のためにまとめたりする。また、実装担当者の稼働率を上げるために、仕様がまだ不明確であるような機能をあえてあてがったりする。今となっては信じがたいほどの非効率だ。 また、自分で作って動かしてみなければ得られない気づきやアイデアがたくさんあるのだが、チーム開発では設計担当と実装担当が分かれていることが多い。それゆえ、
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