森田療法というのがある。慈恵医大の森田正馬博士が創始した精神療法だ。知ったのは随分昔だが、自分に合っているので今でも調子が悪くなると行う。若い頃から仏教の影響が強かったので、馴染みやすい考え方でもある。ただし見よう見まねで、ちゃんとした治療は受けたことはない。 ◎「あるがまま」を受け入れる 森田療法は禅からアイディアを採っている。「あるがまま」を肯定し、「とらわれ」から離れることを目標とする精神修養だ。 ウィキペディアから森田の言葉を引用する。 ・治療の主眼については、言語では、いろいろと言い現わし方もあるけれども、詮じつめれば「あるがままでよい、あるがままよりほかに仕方がない、あるがままでなければならない」とかいうことになる。 ・ことさらに、そのままになろうとか、心頭滅却しようとかすれば、それはすでにそのままでもなく、心頭滅却でもない。 ・当然とも、不当然とも、また思い捨てるとも、捨てぬ