統合失調症や双極性障害などの精神疾患の原因は、現在ではある程度突き止められており治療法も確立しています。 しかし、満足のいく治療が行えるようになったのは実はつい最近のことです。1950年代以前は、これらの疾患は「原因が全く分からない」「どう治療したらいいのか分からない」という原因不明の病でした。 「私は神だ」「闇の組織に狙われている」などと言い始め、理解不能な行動を取り始める。 急にテンションが高くなり、攻撃的になる。 何が原因でそうなるのか全く分からない。原因が分からないから、どう治療すればいいのかも分からない。 今でこそ、これらは脳が異常をきたしている「病気」なんだ、と理解されるようになり、有効な治療薬も開発されましたが、実はそれも1950年代以降の話です。1950年代にクロルプロマジン(商品名:コントミン)が発見されるまで、精神疾患への有効な治療法は皆無だったのです。 昔の精神科医は
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