東京都と小田急電鉄、下北沢駅含む代々木上原〜梅ヶ丘間を3/23より地下化 (上図は2002年の小田急電鉄広報紙からのスクリーンキャプチャー) 東急東横線渋谷駅の地下化がクローズアップされる中、もう一つの鉄道駅地下化工事が佳境を迎えている。「この区間にある9カ所の「開かずの踏切(ピーク時1時間あたり40分以上閉まっている踏切)」が取り除かれる」めでたい、めでたい、と思うか。これは違う。 結論から述べると、この鉄道改良プロジェクトは、歴史に名を残す最悪の〈改良〉事業である。利用者にはデメリットこそあれ、何のメリットももたらさないからだ。そこが、東横線渋谷駅の地下化と決定的に異なる。まず、下北沢駅の〈改良〉前後を写真で見てみよう。 上が井の頭線、下が小田急線ホーム。桟橋のすぐ左が井の頭線ホーム。 〈改良〉前は、小田急線と京王井の頭線は桟橋を挟んで1分(日経試算)で乗り換えられている。一方、〈改良
