小田急電鉄は4月28日、「安全対策の強化」「サービス向上」を目的に総額268億円の設備投資を行うと発表した。最新の通勤車両5000形の導入や3000形のリニューアル、本厚木駅のホームドア導入などを予定している。
鉄道好きの人は電車のどこに乗ることが多いだろうか。最有力候補として挙げられるのは、車両の先頭、乗務員室後ろのいわゆる「かぶりつき席」だ。関東の一般的な通勤車両は窓を背に座るロングシートが主流のため車窓はあまり期待ができない。それに対して、かぶりつき席は迫力ある「前面展望」や運転士のきびきびとした動作を見ることができるのが魅力だろう。 最近はJRや私鉄の有料特急で、展望席が人気だった車両が引退を迎えたり、新型車両に展望席を設けなかったりと前面展望をじっくり楽しめる機会が減ってきた。新造車両にわざわざ展望席を設ける京浜急行電鉄などは特異な例だが、前方の眺めを期待するなら通勤電車のほうが向いていると言えそうだ。 隣の人は何をしている? そのかぶりつき席にいると、運転士のほかにもう1人が立って乗務している場面をよく見る。だいたいは、ベテラン社員が若手を指導するためか、駅から駅へ移動するために乗って
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小田急電鉄の特急「ロマンスカー」の代表格として親しまれる「白いロマンスカー」こと50000形「VSE」。フラッグシップとして箱根観光のポスターなどにも多数登場してきたこの車両が、デビューから20年を経ずに引退する。 同社は12月17日、VSEの定期列車としての運行を2022年3月11日で終了すると発表した。定期運行の終了後はイベント列車などに使用し、「検査周期が切れる時期」(同社CSR・広報部)となる2023年秋ごろに引退する予定という。 VSEは2005年3月に運行を開始。ほぼ同時期に大量導入した通勤電車の3000形は主力として活躍している。過去のロマンスカーと比べても、2005年に退役した10000形「HiSE」(1987~1989年就役)の一部編成と並ぶ「早すぎる引退」だ。 展望席が人気の看板車種 VSEは箱根観光特急のテコ入れを狙いとして開発。運転室を2階に上げて最前部に展望席を設
コロナ禍は3年目に突入しました。運輸収入が以前の水準まで戻らない中、春のダイヤ改正ではJR、大手私鉄が軒並み減便を予定するほか、東京近郊区間ではワンマン運転が始まります。コスト削減がますます進みそうです。 減便、3月のダイヤ改正で「加速」 全ての発端は2019年、新年のカウントダウンが進む12月31日夜に飛び込んできた、中国で病因不明の肺炎が相次いでいるというニュースでした。この時は、まさか2020年に世界が変わってしまうとは誰も想像していなかったでしょう。2022年、コロナ禍は3年目に突入します。 拡大画像 都市部を走る電車(画像:写真AC)。 鉄道はアフターコロナの在り方を模索しています。コロナ以降、鉄道利用は2019年度と比較して定期が2~3割、定期外が3~5割減少。加えて働き方改革でコロナ前から減少傾向にあった深夜時間帯の利用者が、テレワークの普及や会食自粛でさらに減少しました。こ
東武東上線の小川町以北のようになります! 藤沢で運行系統が完全分離 江ノ島線の藤沢以南への直通が廃止に(画像:写真AC)。 小田急電鉄は2021年12月17日(金)、2022年3月に実施するダイヤ改正について発表。このなかで、江ノ島線の藤沢~片瀬江ノ島間をすべて区間内運転の列車のみにすると発表しました。 これにより、相模大野発片瀬江ノ島行き各駅停車といった行先は一般列車から消滅。特急の一部列車をのぞき、すべて藤沢行きなどとなります。 あわせて、藤沢駅では、片瀬江ノ島行きの列車は4番線ホームを折返し発着する形に固定。相模大野方面からの列車が1~3番線を発着することとなります。 【了】
ンゴイサイ 4/5-4/7 NY🗽🏙️🍏 @9Poovm0 この前小田急に乗った時、相模大野から新宿まで30分くらいなのに、新宿行の特急に乗る人が行列作っててびっくりした。 東京の人って座席指定に追加料金払うのに抵抗ないんやな。関西人やと、精々30分乗るだけなら、追加料金いらない電車がどんだけ混んでても頑張ってそっちに乗ると思う。 pic.twitter.com/tkVznHn1JQ
コラム LOG 小田急トラベル 新宿 町田 代々木の3店舗を閉店、2022年春にオンライン中心の販売チャネルへ移行 小田急トラベルは、同社が運営する4店舗のうち、小田急トラベル旅行プラザ新宿西口店・旅行プラザ町田店・旅行サロン代々木店の3店舗を2022年2月末に営業を終了する。 小田急グループとして、団体・法人営業の機能は継続。箱根旅行専門店「はこね旅市場」は営業を継続する。 2022年春にオンライン中心の販売チャネルへ移行 小田急グループでは、アフターコロナを見据えた旅行業強化にむけ、2022年4月から小田急電鉄を事業主体とする新たな運営体制による旅行商品の造成、販売を展開していく。 なかでも、重点分野のひとつに「観光 × 経験」を掲げ、沿線にある国内有数の観光地、箱根、江の島・鎌倉、大山の多様な魅力の提案による新規需要開拓と、地域の特色を活かした新たな観光体験の創出に、小田急電鉄が主体
31日夜、東京 調布市を走行中の京王線の車内で男が刃物で乗客に切りつけさらにオイルをまいて火をつけました。17人がけがをしてこのうち1人は意識不明の重体になっていて、警視庁が24歳の容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕して詳しい状況を調べています。調べに対して「人を殺して死刑になりたかった」などと供述しているということです。 31日午後8時ごろ、東京 調布市の国領駅近くを走行していた京王線の車内で、男が座席に座っていた72歳の乗客の男性を刃物で刺しました。 さらにライター用のオイルをまいて火をつけ、先頭から6両目の5号車付近で一時、大きな炎が上がりシートの一部が焼けました。 警視庁などによりますと、刺された72歳の男性が意識不明の重体になっていて、ほかに中学生を含む16人が煙を吸うなどしてけがをしました。 電車は新宿行きの上りの特急電車で、本来は止まらない国領駅に緊急停車し、乗客は窓からホームに降
小田急小田原線は、東京都と神奈川県の境を何度も越えます。その数、実に11回。越境が連続する区間はどのような所なのでしょうか。実際に歩きました。 同じ都県境を何度も何度も越える路線 東京都の新宿駅と、神奈川県の小田原駅を結ぶ小田急電鉄小田原線。特急「ロマンスカー」も大人気のこの路線には、不思議があります。 拡大画像 小田急小田原線の「都県境連続区間」(地図の都県境6~8)。高台の歩道から特急「ロマンスカー」をはじめ様々な車両を見られる(2018年7月、栗原 景撮影)。 それは、東京都と神奈川県の都県境を何度も越えること。その数、実に最大11回。和泉多摩川~相模大野間で、下り線は9回、上り線は11回も都県境を越えるのです。特に、柿生~鶴川間では3回、鶴川~玉川学園前間では4~6回も東京都と神奈川県を行ったり来たりしています。 ひとつの鉄道路線が、同じ都県境を11回も越える……。全国的にも珍しい
東武野田線の清水公園~梅郷間が高架化されます。同線は全線にわたり複線化も進んでいますが、今回の区間は単線のままでの高架化です。その理由と今後どうなるかを、列車ダイヤから探り考察してみました。 踏切の除却が主目的の高架化事業 費用の負担割合は? 東武野田線(東武アーバンパークライン)の清水公園~梅郷間(千葉県野田市内)が、2021年3月28日(日)から高架に変わります。この連続立体交差事業(高架化)により11か所の踏切が廃止される計画です。この区間は、地上時代(現在)は線路1本の単線ですが、高架化も単線のままとなります。 野田線の沿線は住宅開発が進み、複線化の推進や急行列車の新設が行われています。この区間も高架化して線路を新しくするならば、ついでに複線化しても良さそうです。なぜ、この区間は複線化されなかったのでしょうか。そこには野田線の利用状態を踏まえた東武鉄道の判断があるようです。 拡大画
多摩ニュータウンのアクセス鉄道である小田急多摩線について、延伸構想の検討が進んでいます。現在の終点・唐木田駅から相模原駅を経て上溝駅までが検討の対象区間ですが、延伸は採算性やリニア中央新幹線がカギになりそうです。 上溝まで開業すると「黒字化まで42年」 東京都心から西へ約30km、人口約20万人の多摩ニュータウンと都心を結ぶ鉄道路線として建設された小田急多摩線。終点の唐木田駅(東京都多摩市)から、東京都町田市、JR横浜線の相模原駅(神奈川県相模原市)を経由して、JR相模線の上溝駅(同)まで延伸する構想が検討されていることをご存じでしょうか。 拡大画像 小田急多摩線の現在の終点・唐木田駅の先にある車両基地(2011年11月、草町義和撮影)。 小田急多摩線は元々、京王相模原線と並走して橋本駅(神奈川県相模原市)まで延伸する計画でしたが、オイルショック後に多摩ニュータウンの開発計画が縮小されたこ
バスと比較して所要時間が1/3になるとも。 8割以上が延伸区間を利用すると回答 拡大画像 横浜市営地下鉄ブルーラインの3000S形電車(2013年11月、大藤碩哉撮影)。 2030年度に開業が予定されている横浜市営地下鉄ブルーライン あざみ野~新百合ヶ丘間について、横浜市は2020年10月12日から11月2日にかけ、沿線の住民を対象に交通行動調査を実施。2021年4月、その調査結果を発表しました。 同線は東急田園都市線のあざみ野駅(横浜市青葉区)と小田急線の新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区)を結ぶ地下鉄の延伸線。中間には3駅が設置される予定です。現在は同区間を路線バスが走っていますが、地下鉄が開業するとその所要時間は3分の1程度になると想定されています。 交通行動調査では、回答者の8割以上が延伸区間を利用すると回答。目的としては買い物が最も多く、次いで通勤・通学、旅行・レジャー、通院と続きました
1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年 青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter @semakixxx News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 「現場の判断」を重視し、機械任せにしない京急電鉄の社風にはファンも多いが、それが社員の過度の負担になっている可能性はないだろうか? Photo:JIJI トラック運転手1人が死亡した京急電鉄の踏切事故。
関東大手私鉄の多くは山手線の駅から郊外に伸びています。終戦直後には山手線を越えて都心に乗り入れる構想が多数浮上しましたが、最終的には地下鉄との相互乗り入れに変わりました。かつて東京駅を目指した小田急の計画の変遷を見てみましょう。 都心への乗り入れを拒む「壁」とは 東京都心を一周するJR山手線は、その内側への私鉄乗り入れを拒む「万里の長城」などと言われることがあります。確かに路線図を見ると、ほとんどの私鉄が山手線の駅をターミナルにしており、それより内側には入っていないことが分かります。 新宿駅で山手線との連絡を図っている小田急電鉄(2011年3月、草町義和撮影)。 しかし、これは半分正しくて半分間違っています。私鉄の乗り入れを拒む壁は山手線ではなく、下の路線図にグレーで示した旧・東京市の市域でした。 東京23区の鉄道路線網。赤が私鉄線(枝久保達也作成)。 なぜ市域が「壁」になったのかというと
2013年から世田谷区経堂のマンションで暮らしているという「デイリーポータルZ」編集長の林雄司さんに、「住まい選び」へのこだわりについて伺いました。インターネットの黎明期から面白いコンテンツを発信し続けてきた林さんにとって、家は仕事のアイデアが生まれる場でもあります。 そんな林さんが今の部屋を選んだ理由は、生活スペースと夫婦の仕事場を兼ねる大きな部屋があること。本や雑貨など、増え続けるモノが置けるスペースがあること。そして、「床が固い」こと? 独特の視点での住まい選びについて語っていただくとともに、コロナ禍の自粛期間でも生活を面白がる、林さんの日常についても伺いました。(取材はリモートで実施しました) 前の家を決めた理由は「管理人が江戸っ子だった」から? ――これまでのお住まいの遍歴を、ざっと教えていただけますか? 林雄司さん(以下、林):特に意識したわけではなかったんですけど、山手線の駅
列車に乗らずとも駅の改札内に入るためには「入場券」が必要ですが、その入場券に最近新しい用途が生まれています。小田急電鉄では、ある条件を満たせば入場券を返金する対応も。どういうことでしょうか。 小田急の駅で入場券が返金される条件とは? 駅の「入場券」は、乗車以外の目的で改札内に入るためのきっぷです。一般には乗客の送迎などの用途で使われるものですが、小田急電鉄では2016年3月から全駅で、ある条件のもとで使用された場合に限って入場券の返金を実施しており、一定の利用者のニーズを満たしているといいます。 小田急電鉄新宿駅の入場券。小田急が定める条件を満たしており、返金の対象となる(2018年2月23日、佐藤勝撮影)。 入場券が返金される条件とは何でしょうか。また、どうしてそのような対応を始めたのでしょうか。小田急電鉄 CSR・広報部に聞きました。 ――入場券で改札内に入った人が返金を受けられる条件
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