東京メトロでは近年、最も混雑する路線が立て続けに入れ替わっています。「東西線が最も混む」という首都圏の“定説”は、どのように覆っているのでしょうか。 東京メトロの混雑率ランキングに異変 国土交通省 鉄道局都市鉄道政策課は2024年8月、都市部の鉄道における路線・区間別の混雑率を公表しました。今年度は、東京圏136%(昨年度123%)、大阪圏115%(109%)、名古屋圏123%(118%)となり、混雑率が増加しています。その中で、大きな“異変”があった鉄道会社のひとつが、東京メトロです。 拡大画像 東西線の車両(画像:写真AC)。 東京メトロで最も混雑する路線は、2021年度まで長らく東西線(木場→門前仲町:128%)でした。ただ、2022年度の1位は南北線(駒込→本駒込:140%)、2023年度は日比谷線(三ノ輪→入谷:162%)となり、立て続けに最も混雑する路線が入れ変わっています。