スーパーマーケット「いなげや」で、42歳の男性社員が過労死と認定されていたことが分かりました。 遺族の代理人によりますと、2014年に埼玉県の「いなげや志木柏町店」の42歳の男性社員が脳梗塞(こうそく)で死亡しました。男性は一般食品を担当するチーフ職で、記録上は月の残業時間が平均で75時間、最長で96時間の月もありました。さいたま労働基準監督署はさらに、他にも日時が特定できない労働時間、いわゆる「サービス残業」があったと推定し、過労死と認定しました。男性の遺族は、慰謝料など1億5000万円と再発防止策などを求めるとしています。いなげやは「社員が亡くなったことは残念。遺族からの請求内容を確認して対応したい」とコメントしています。